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違う世界にきたのはいいが規制がかかって自由に技が使えない!  作者: Fantome
16章 第6世界 精霊の桃源郷 OCEANUS Nymph
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姿が見えない未知なる海洋生物

プシューーーー!


「フレイ!」


フレイは這い上がってきたのと同時に周りを見渡しながら状況を確認する。


あんな一瞬で落とされたのにあの大きな海洋生物を斬り刻んで殺した?なんていう人達なんですかこの人達は。


フレイは這い上がって来た間欠泉の空気からゆっくりと一夜達の方へ降り立つ。


「フレイ様無事だったんですね。」


「コレはあなたが発生している精霊術ですか?」


フレイはサフレットの安否の確認をまるで無視するかのように話しを変えサフレットの精霊術の事を確認する。


「あ、はい俺の精霊術ですがそれが?」


「いえ、このような力があったならウリエル様の加護は必要なかった様にも思ったんですが、この精霊術まだ万能ではありませんね。時間付きの精霊だと把握しました。」


「その通りです。この力はあくまでも一定の時間帯のみ長くは持ちませんのでもうすぐ消えます。」


「分かりました。その辺に関しては私には一切関わりがないので問題ありませんが、一夜さんは私の端末に触れて何をする気ですか?」


「性格にはガヴリエルが操作しているんだけどな。認識は俺がしている分行動による動作は今はガヴリエルが動かしている。でももうその必要が無さそうだからこのまま任せても良さそうだなって言ってもお前を探す為に弄ってはいたけれどな。」


…………これは


「どうかしたかガヴリエル?」


ガヴリエルが何かを発見したのか途中で動きが止まりだすのに一夜は声をかける。


フレイお姉ちゃんが這い上がって来た所から物凄く大きな生命体が登ってきている。それもこの世とは思えない何かが!


「この世とは思えない何かが這い上がってくる?」


「!?まさかあの間欠泉を利用してこちらへ這い上がってきているのですか!そんな馬鹿な少なくとも私の身体ならここまで上がるにはそこまで時間はかかりませんでしたがあの未知な生物がここまで来るとなると大変な事に!」


ズゴン!ズゴン!


「な、何なんだこの地響きは!」


「恐らく深水300メートルから這い上がってくる未知生物体だと思います。大きさはあなた達誰かがその海洋生物を倒した程の倍の大きさ。」


「嘘でしょ!これ以上の大きさの生き物がこの区域内にいるっていうの?」


「………ないわけではないでしょうね。この3番区域どうやらラファエル様が対処しきれなければこのラファエル様の神殿や区域は滅んでしまうのが目に見えています。」


「いえ、本来ならもっと不覚にそう言った生物がいる筈なんですが今回は何やら展開が予想しきれない状態になっています。急いでここから離れた方が良さそうです。」


できた!今なら安全区域6番区域にまでワープできるよ!


「いつのまに…」


「さすがはセラフィル様いえ今はガヴリエル様でしたね。まぁその辺に関しては今回は許してくださいます事でしょう。皆さんワープが出現しますので急いでその中に入って下さい私と一夜さんは最後に入らないといけないので皆さん急い……」


ごどん!

ドドン!

ズシャン!


激しい地響きが鳴る中下から這い上がってくる岩石がどんどん上から落ちていき一夜達の周りを囲んでいく。そして密かに映る黒い影は周りを見渡しながらここが何処なのかを確認する。


「な、何アレは…形いえ姿が全然見えない寧ろ巨大すぎて影で何が何だか…」


「葵さん惚けてる場合ではありませんよ急いでワープに入って下さい。気になるのも分かりますがまずは自分達の命が大事です。」


「ええ、もしアレを斬る機会があるのならば是非私に斬らせてほしいわね。全てのスキル剣技を使ってでもね。」


そういいながら葵と千夜は早足をしてワープへと入り込む。


ゴゴゴゴ!!

ズン!

ズン!

ズン!


「いやあんなでかいの洒落にならんて!おい2人とも俺のリバース・エターナルがもうじき解ける。ワープの側まで寄れればお前らが先に入り込めるぞ。」


「いやサフレットさんが先に入って下さい上から岩は落ちて来てはいますがまずそのワープが塞がれる心配は無いと思います。」


シュイン!


フレイは出していたシステム端末を仕舞い込みこちらも逃げる準備ができたと一夜に伝えそのまま急いで駆け足でワープへと急ぐ。


ドスン!ドスン!


「よしこれなら何とか間に合…」


「おいおいおい嘘だろ!」


「え?」


「駄目後ろを振り向かないで!振り返った瞬間あなたは死を意味する事になります。」


「どういう事だ!」


「いいから早足死にたくなかったら急いでください!」


この状況をどういうわけかサフレットさんの驚く声に気付き出すフレイは俺を後ろへ振り向かせないように真っ直ぐ前へ走るよう伝える。しかし俺はその時何となく察した。サフレットさんのとてつもなく驚愕した顔はまさにすぐそこまで死が迫り出しているのだと。


「くそ!間に合え!」


「もうすぐです!」


「急げあと少しだ!」


後少しでワープの所へと駆けつける事ができる俺とフレイは完全に間に合ったのだと安心したその時…


ヒュイン!


「な!?」


「え?」


「しまった!」


サフレットの精霊術、リバース・エターナルが解けてしまう。


まずい!普通ならこの距離でワープへ駆け込む事ができるのに水中の中だとその僅かが届かない。


「やばい、このままじゃ!」


上から近寄ってくる大きな影は直ぐそこまで近づいておりこちらへの動きいや存在に気付いたのかヒレか足か何かが落ちてくる。


しまった私とした事がほんのちょっとでも油断したのが運の尽きでしたか。しかしここで諦めるわけにはいきません。


「そうまだ私は終わっていませんよ。あなたとの実現の為にここで終わらせる訳にはいきません。」


フレイは後ろを振り向いちゃいけないと自分で言っておきながら振り返ってしまい真後ろに手の平を翳しながら一夜の名前を呼ぶ。


「一夜君私の身体の部分何処でも構いません掴んで離さないようにして下さい。」


「わ、分かった。」


コレ以上の訳を聞いてる場合ではないと思った一夜は何か案の一つも出せない以上フレイの言葉に従い腕を掴もうとするが…


スル!

むにゅ!


「キャ!」


「よし!掴んだぞってアレ何か柔らかい?」


「くっ!後で覚えておいでくださいよこの変態。」


「え!え!俺はどの部分触ってるの!?」


一夜は彼女に振り返ってはならないと言われたまま言うことを聞き腕だけを後ろにいるフレイの体の腕の部分を握ろうとしたのだが何故か誤って胸を鷲掴みにし彼女の怒りに触れる事も知らず何がなんだか分からずにいた。


主様最低です。


「え!?マジで俺何処触ってんだ!」


「精霊術ボムボム!」


ボン!

ボン!


「おいおい!」


ガシ!

ヒューーン!


ドスン!


フレイの精霊術ボムボムによる2段爆破のおかげで地面に一回放ち上に打ち上げられながら更に上に向かっての爆発反動で下へ落ちそのまま慌てるサフレットの腕を一夜が掴み取り奇跡的にワープの中へ一直線へ入り込み未知の大きな海洋生物の攻撃は免れる事ができた。


ゴゴゴゴ!!


そしてその未知な海洋生物は何事も無かったようにそのまま這い上がって来た場所からゆっくりと深水へと潜っていきその区域は元の未知の生命体区域へと戻るのであった。


シュイン!

シュイン!

シュイン!


「お、ようやく戻ったね。心配したよお姉ちゃんは。」


「大丈夫でしたか一夜さん?」


「な、なんとかな。まぁ危機一髪というかなんというか。」


「そこの人間の精霊術が解けたせいで大変でしたよ全く。まぁ私があの未知な海洋生物を連れてきてしまったっていうのもありますから咎めはしませんけどね。」


ヒュルリン!


「ッパ!ようやく神憑りが外れる事ができた。」


ガヴリエルは心底窮屈そうに神憑りで一夜となったのを何故か辛かったような口ぶりで話す。


「すまんなガヴリエル。何か分からんがだいぶコンを入れすぎたせいなのかお前に負担をかけてしまって疲れてしまったよな。」


「ううん、多分あのシステムを無理矢理弄ったせいだからだと思うけどガヴ達精霊はそれぞれ違った機械を扱ったりするからそれを上手く理解するのが大変だっただけかも。」


「そうでしたね。すみません私とした事がセラフィル様に負担を装ってしまって。」


「ううんアレは仕方がなかったから大丈夫だよ。それよりもフレイお姉ちゃんは大丈夫?ギリギリであんなに精霊術ぶっ放してたけど。」


「はい。勢いがそこまで強いわけではないので上手く海中爆発を起こさせながらワープの所まで駆け込めたのが奇跡でしたので私に関しての負担は特にありません。ただ……」


「え?」


パシン!


「ありゃ?」


「な!?」


「ぐへ!」


フレイは一夜に思いっきりのビンタを炸裂させ水中によゆ勢いはそれほどないが後ろへ地面に倒れ込む


「にゃなにするんだ!」


「何をするんだですって?あなた私の、私の…その、む、胸に……思いっきり鷲掴みしたじゃないですか!この変態!どさくさに紛れて何処触ってるんですか!」


「いや俺はあの時お前の腕を!いや腕にしたらやたらと柔らかかった様な気が……」


「それはそれはどうもご丁寧な感想をありがとうございます。いくら危険な窮地だったとはいえ特別に精霊に触れる事自体ありがたいのにそれをあなた乙女の純粋な部分に触れるなんて……やはり人間いえ男の人間は死をたむける必要がありそうですね。」


「いやいや待て待て不可抗力だって!そんなのわざとやってたらおかしいだろ普通。あんな状況で下心出す奴がどこにいるんだ!そもそもお前体の部分何処でもいいから掴まれって言ってたはずだ!」


「ならそれを証明してくれる人または何か証拠でもありますか?」


「証明……証拠……は!?」


ここでの仲間は前からの仲間ではないが一応ガヴリエルの領域を達成した俺達だ。ガヴリエル、葵さん、千夜なら俺の事を弁明してくれるのでは!


「千夜!」


「はい?」


「葵さん!」


「何?」


「ガヴリエル!」


「何主様?」


「俺はそんな変態な人間じゃないってフレイに弁明を!」


「え?一夜君変態じゃないの?」

「一夜さんって変態じゃないんですか?」

「主様は変態だよ。」


「オーマイガ……」


いやまだだ、あの時にいたサフレットさんならもしかすると。


「サフレットさん!あの時フレイが何処でもいいから捕まってくれって言ってたよな!」


「すまないあの時目の前の衝撃的な生き物に驚いてそんなおくゆかな場面を気にしている余裕はなかった。」


「おーNO〜〜」


まさかの3人から変態扱い。しかもその内の主様呼ばわりしている奴は疑問系じゃなく断定。え?もしかして俺このままフレイに殺されるパターンですか?さっきの危険回避は何だったの?


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