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違う世界にきたのはいいが規制がかかって自由に技が使えない!  作者: Fantome
16章 第6世界 精霊の桃源郷 OCEANUS Nymph
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危険な海洋生物

「しまった!フレイが水底にまで落とされた。」


いや今のゆっくりしたヒレでの攻撃で囲んでいた岩が崩れただけというのはおかしい。まさかフレイが何かで俺達を守って底にまで落とされたのか?


「一夜君ぼさっとしない!」


「!?」


そうだフレイの事も気にがかりでもあるけれどまずは目の前の巨大生物だ。にしても……


「で、デカすぎる。」


「はいコレに私達の力が通るかどうかも怪しいですね。」


「というよりも普通の水泳だけしか出来ない私達ではどう考えても対処不可能なのよね〜」


ギュルルル〜


「何かお腹空いてる様にもみえるかももしかしてガヴ達食べられちゃうの!」


「そうしない為にもガヴリエル神憑りだ!」


「うん!」


俺は精霊の剣を背中にぶら下げている鞘から取り出し構えガヴリエルと憑依し戦闘態勢に入る。


「ガヴリエルあの化け物を一刀両断できそうか?」


分からないガヴの奥の手でも多分完全に切れるかどうか分かんないかも。


「生き物相手じゃさすがに絶響刃だと無理があるか。」


「一夜君の言う通りここでガヴちゃんの力を使うのでもなく絶響刃でもどうする事はできそうにないわね。」


とは言っても私としても大きな怪物を斬る様な手段はこの水中ではあまりにもリスクがある。けれど渾身を込めた一撃なら或いは…


「ふっどうやらここで俺の出番みたいだな。」


「サフレットさん?」


サフレットが一夜達の目の前の敵にどう対処したらいいのか考えている最中何やら打開できるような発言をして前に出る。


「精霊術、リバース・エターナル!」


ぎょわん!

キュイーーーン!!


サフレットが精霊術リバース・エターナルを叫んだ瞬間サフレットの立っている中心から一夜達に届く範囲まで広げさせ辺り一帯の覆い被さっていた水がはれる。


ドスン!


ぐぉ〜〜〜


水が無くなった状態の大きな化け物は呼吸ができないのか苦しそうな叫び声をあげる。


「うーん!やっぱり水の中じゃないと自由に動けていいわね〜にしてもこんな力があなたにあったなんてビックリだわ。」


「とは言ってもこの精霊術は時間制限ありだ。長くは持たない早いとこそいつをやってくれ俺の力はそこまで万丈じゃないんでな。奥の手があるんだろならそれを…」


プシュ!

プシュ!


「待って何か様子がおかしい。」


「あの化け物の身体から何か噴出されていますねまるで何かを吐き出しているかのように…」


「吐き出されてる?」


魚なのに汚物を吐き出してたりするの?何かおかしな生き物だね。


「いや吐き出しているよりこれは…」


ザシュン!

ドスン!

ザシュン!

ドスン!


「変貌している!まずいもしかしてコイツエラ呼吸の生き物から地上でも呼吸できる生き物に変化しているんじゃサフレットさん今すぐこの精霊術を。」


「わ、分かった!」


じゅるるるる!

ガシ!


「しまっ!」


精霊術を解こうとしているサフレットを変貌した生物がサフレットの足を掴み出し自分の場所へと引きずり込もうとする。


「まずいぞあのままずるずるいけばサフレットさんが食い殺される。ガヴリエル強硬手段だハララには悪いがここでアイツをぶっ放す。」


うん!分かった。精霊の剣はまたガヴの神殿で作るから任して…


「その必要はないわ一夜君。」


「え?」


タタタタタタ

タン!


葵はそういいながら頭上へ高く跳び変貌する海洋化け物の方へ一直線に落ちていく。


シュシュ!

スパ!スパ!


しかしそれを防ぐかの如く海洋化け物は触手を使って葵を叩き落とそうと伸ばそうとするがそれを葵が見極めながら鋭い斬撃で触手を切り払っていく。


「無駄よその程度の触手程度私なら何の容易い事ないわ。来るならもっと私を飲み込む様な大きな口を開かないとね。」


グググ


「?」


「何だ奴の一部が何か開きかけて…」


ぐぉぉぉ〜〜


「なんて事でしょう。本当に化け物へと進化しましたよ。」


海洋化け物は葵の言葉をまるで弱点を自分から言っているのを聞いていたかのように大きな口を変貌した場所から出現させ降ってくる葵を丸呑みにしようとそのまま待機して待つ。


「嘘でしょう!このままじゃ私呑み込まれて溶けて殺されてしまう!………な〜んて嘘。」


海洋化け物がガハハハと笑っているように見えていた俺達は一瞬にして何だと?というようなウニョウニョしていた身体が一瞬に静寂する。


「私が丸呑みされて殺されてしまうのが弱点というのは大きな嘘。寧ろそれはあなたの弱点を示す証拠つまりその意味は…」


パシュン!

ザザザザザザザザ!


葵の一撃必殺とでも言うような攻撃はまるで俊敏な早さで連続の斬り裂きをそれも細かく斬り刻み海洋化け物を無惨な姿を変えていく。


プシュ!!!

ドスン!ドスン!ドスン!


カシャン…


「5番剣技スキル荒波(あらなみ)


葵の剣技が見事に炸裂し辺り一帯に血の雨を降らしながら全員何とかこの場のピンチを打破する。


「ひーーー!!血の雨だ。助けてもらってアレなんだが俺生き物血は苦手なんだよ。」


「助けてもらっといて文句いいますか。とても東の村の言う発言には思えませんね。」


「まぁいいじゃないいいじゃない何とか助かったんだしOKOK。」


「いやマジでそれなんだが、俺何の為にガヴリエルと神憑りしたのかわけがわからん。」


本当にそれだよ!ガヴ達の活躍全部葵お姉ちゃんに取られちゃったよ。


「でもまだフレイの安否の確認が出来ていないどうやってフレイを確認するかがまた問題だな。」


「あの子なら大丈夫と言いたいところだけど確かに心配ね。ここから下まで底が真っ暗だから無闇に行けばそのまま帰って来られ無いかもしれないしね。」


「とりあえずフレイの演算システムだったかそれで何かしら必要な道具とかあったりしないか?えーと、ガヴリエルこのシステムを操作できたりできるか?」


うーん分かんないけどやってみる。主様しばらく身体を借りるね。多分神憑りを解いたらガヴの知識だけだと無理かもしれない主様の機械の知識も何だかコレに似た様な仕組みだから。


「コレと俺の知識のある機械のタイプが一緒?」


「まぁ今はガヴちゃんと一夜君に任せるとしてこの範囲の時間帯は後どれぐらいもつのかしら?」


「ああおおよそ残り2分が限界だな。それ以上は…」


ドシュン!!!


「え?」


「何今の爆発音?」


這い上がってくる間欠泉の音の様なものに驚く俺達はその場所へ視線を向け何事かと思った瞬間落ちたフレイが這い上がって来るのを目にする。


一夜達が海洋化け物を倒すほんの少し前…


ヒューーーーン!!


「くっ!」


クルクルクル

ズン!


フレイはどんどん真下へ落ちていくのを何とか体の回転をさせながら軸を固定させ精霊術の光で落ちる万有引力を止める。


「ふぅ〜何とかこのまま落ちて行かずに済みましたと言うべきなんでしょうか。あの海洋化け物やってくれましたね。私の全体に貼ったウリエル様の特別加護でもこうもあっさり跳ね除けされては元も子もありませんでした。それに妙にダメージが入ってしまったのも納得がいきません。何なんですかあの化け物は本当に……いやそれも重要ですがここからどうやって上に上がりましょうか。」


かなり下に落とされてしまったのは間違いありませんおよそ200メートルか300メートルこれほど激しい落とされかたをしまわれては上に行くのにのも時間がかかってしまいます。何とかして上に行く方法を考えなければ…


「いやそもそも私の最初の演算されてた場所ではここは深い位置とは示されてなかったはず。なのにここまで深い場所に落とされたという事は…」


ギラン!


フレイは背中に何かゾッとする様なものを感じ恐る恐るゆっくりと後ろへ振り替える。そこには何とも言い難いというような物凄く大きな目をした巨大生物がフレイの事をいや周りを見てフレイはそのまま硬直状態へとなる。


まずいです。これはまさか未明の生物なのでは…でもそれならば最奥深くに行かないと未明の海洋生物はここで現れるということはないはずです。なのになんで…


グルン!グルン!


その巨大生物はどんな形をしているかも分からずただただ暗い場所の中で何やら体を反転させながら何処へ行こうかと迷っている。それを察知したフレイはここにずっといるのはまずいと思いはじめ、暗い中で何かここから抜け出せないか観察しながら思考錯誤する。


ちょっとでもあの目だけの見えない大きな生物に捕まるわけにはいきません。何とかして暗い場所でも何か見つけなければ……


プシュ!

プシュ!

プシュ!


「?何ですか今の音は?」


フレイは周りに妙な空気を吐き出すおかしな音に気付き辺り一帯を見渡す。


「まさかこの音は………」


あった!


フレイは大きな声を出さずにして周りの妙な湯気みたいなのがあるのを見つけ心の中でやったとガッツポーズをし急いでその場所へ泳いでいく。


ふぉぉぉん!!


「まずいですね気付かれてしまいましたか。」


ブン!

バスン!


あの化け物ヒレによる大きな手での攻撃を仕掛けてきている。私をすり潰す気か或いはそのまま丸呑みにされるか……いいえ。


「どっちもごめんですね。」


フレイはそういいながら精霊術を使って湯気が出ている岩に自分の力で解き放ちその地面が揺れ始めている事に感が的中したのかそのまま自分自信ごとその間欠泉へと近づく。


ボッシューーー!!!

ひゅーー!!

これよこれ!


フレイは何やら満足そうな顔をしながら危険区域の奥深くの場所から湧き出る熱湯みたいなのを目視しそのまま間欠泉に混ざって一夜達の所へと駆け上がっていく。


「ざまぁですよ!このまま訳も分からずに何もない所を探すのね。」


ボフン!ボフン!ボフン!


しかし見えない未知生命体は湧き出る温泉の道を辿りながら化け物自信も一緒になりゆっくりだが上まであがっていく。


「このまま一気に上がればいいんですが……何百メートルともなると些か間に合うかどうか…」


追い込まれてしまいそうになる中フレイはギリギリにて何とか無事だったが、まだ本題は残ってる。フレイ自信まだ気付けてはいないが駆け上ってくる未知な存在をなんとかしなければ一夜達全員は死んでしまうからだ。

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