表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大好きな幼馴染との関係は不倫以上  作者: hitorigasuki
どうか、どうか

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

39/47

第39話 たわいもないことでも

 次の日の夜、文香たちと待ち合わせた駅前のお好み焼き屋に向かう。


「わー文香、久しぶり」

「悠莉、元気してる?」


 立ち話していると、奏也がジャージ姿でやってくる。


「おー大川」

「奏也ひさしぶり」

「類斗はサッカーで遅れるって連絡あったわ。あいつすげえな。またチーム復帰したみたいで」

「そうなんや」


 どこまで知らんふりしたらいいんやろ? 迷うけど、まあてきとうでいいっか。


 わたしたちは先に店に入る。わたしは文香の隣に座った。メニューを見ながら適当にお好み焼きやサイドメニュー飲み物を頼んで届くのを待った。


「すげーよなあ、大川が2人目って」

「自分が1番驚いてるよ、奏也はどうなん?」

「俺は特に、彼女とも順調っていうか、まあ結婚はまだかな」

「そうなんや。文香はなんにもないよー仕事しかしてへん」


 近況報告をしていたら、注文していた料理が次々運ばれてきた。すでにお好み焼きは完成されていたので、あとは目の前の鉄板から切り分けて食べるだけだった。


 お好み焼きの隣にはとんぺい焼きや、焼きそばや海戦も焼かれていて、とても美味しそうだった。わたしはお茶を飲み、ふたりはビール片手に料理をつまむ。


 同級生だった〇〇はどうしてるだの、結婚したとか、結婚式に行ったとか東京に行ってる奴がいるとか、そんな話だった。


 そんな時に、店のドアが開いてスーツ姿の類斗が入ってくる。店の雰囲気が明るくなったような気がした。どう反応したらいいんやろ、って思いながらわたしは斜め前に座った類斗をちらっと見た。


「お疲れー」

「お疲れー」

「飲みもんどうする?」

「俺もお茶で」

「酒は?」

「やめてる」

「まじ?」

「体作ってるからさ」

「まじかー。でもまじで体ごつなったよなー」

「そういえば、室田知ってる?」

「チームGの?」

「うん、F県で戦ったことあって、ほんまは一緒の大学行く予定やってさ。だからもうがぜんやる気でたよね」


 類斗は奏也と、サッカー話に花を咲かせる。わたしは文香と、子供の話をしたり、共通の友人の話をした。


 そばで類斗の声が聞こえるだけで嬉しい。昨日はあんなに距離が近かったのに、今日は本当に対岸のひとみたいだ。


「大川はどう?」

「あーさっきさ、2人も子供おんのすげーよなって話しててん」

「ほんまに、あの悠莉やで? 類斗から離れた場所でさ」

「意外と大川って芯があるしさ、しっかりしてると思うけど。まあ抜けも多すぎるけど。でもそこが可愛らしいんちゃう?」

「そう! とにかく悠莉は可愛いのよ! 放っておけへんねんなー」

「な、なんかありがとう……。3人がおらんかったら、今のわたしはなかったと思うわ」


 それからまた話題はサッカーのことになって、みんなで笑って盛り上がった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ