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第79話

「じゃ、何かそれはセリスが生きてた時に集めてた呪具なのか?」

「そうよ、魔術師として当たり前よ」

「いや、魔術師じゃからって呪具は集めないぞ・・・」


でも、なんでセリスさんはその呪具を持って来させたんだろ?


「ねぇ、ユウキに頼みたい事があるんだけど」

「はい、なんでしょうかセリスさん?」


突然、ルドガーさんと話してたセリスさんが僕に問いてきた。


「えっとね、この呪具ユウキが装備してくれないかしら、それを着けて行ってほしい所があるの」

「えっ、これを着けるんですか?!」


セリスさんが着けて欲しいと言ってきたのは、さっき大声で〝見つけた〟と言った呪具で霊につりつかれるという、説明を聞いただけでも不気味なネックレスなのに真ん中には骸骨の形をしたのがぶら下がってるから尚不気味差を増している。


「えっと、それを着けるんですか・・・」

「ええ、あっちゃんと私以外が憑りつかない様に結界を張るから安心していいわよ」

「いや、でも・・・」


と断ろうとし難度を食い下がるがセリスさんが粘り続け、結局了承してしまった。


「それで、セリスさん、これを着けるのは良いのですが、何処に行けばいいんですか?」

「行ってほしいのは、私の故郷に行ってほしいの、ここの町からだと約一週間って所にある『グラージャノ』ってそこそこ歴史ある街なの」

「一週間ですか・・・分かりました、ですけど準備とかあるので明後日頃で良いですか?」

「うん、ありがとうユウキ」


と言って、セリスさんは僕とルドガーさんが持ってきた木箱を自分の部屋に運びに行った。



「ルドガーさん、そう言う事で僕はこの町を少々長く出て行きますね」

「うむ、セリスが何をしに行くのか気になるが、儂は色々と忙しい市の、ユウキも長旅は気を付けるんじゃぞ」

「はい」


ルドガーさんはそう言って、お茶を全部飲み干し席を経った。


「それじゃ、ユウキ達は旅の準備もあるし、儂はそろそろ帰るとするかの」


と言ってルドガーさんは帰っていった。

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