第32話
うーん、初めての旅だからな何を用意していいのか分かんないな・・
「あっユウキ君お久しぶりですね」
旅の事で考えてると後ろから突然聞き覚えのある声に話しかけられた。
「あっベートさんお久しぶりです、今日も巡回ですか?」
「ええ、こうやって街の中を見て回って犯罪がないか探しているんですよ」
「そうなんですか、大変ですね」
「それでユウキ君は何をしてたんですか?」
「いや~、ルドガーさんに王都までの護衛を依頼されたんですけど初めて遠出するので、旅に何を準備していいのか分かんなくて」
「そうなんですか、護衛任務でしたら自分の食事の分の食料、王都でしたら3日分あれば充分だと、後は夜寒いのでマントだったり用意するといいですよ」
「あっそうなんですか、分かりましたありがとうございます」
「いえいえ」
と言ってベートさんと別れた。
それから、街の中で肉、野菜、果物などを買って便利ボックスに入れた。
「あっ、そうだこの街離れるんからマーザさんに挨拶しとこう」
と思いマーザさんのお店に向かった。
「いっらしゃい、んっ?おお、ユウキか久しいのう」
「ええ、お久しぶりです」
「今日はどうしたんじゃ、また魔石の売却か?」
「いえ、ちょっと護衛の依頼でこの街から離れるのでマーザさんに挨拶に来ました」
「そうじゃったのか、怪我をしないよう気をつけるんじゃよ」
「ええ、大丈夫ですよ」
「そうじゃ、ユウキ、お主マント持ってないじゃろ」
「そうですね、今から買いに行こうと思ってます」
「そうか、まだか、じゃったらちょっと待っておれ」
と言ってマーザさんは倉庫に向かった。
それから、数分後「あったあったこれじゃ」と言って、マーザさんが持ってきたのは、どこにでもありそうなマントだった。
「えっと、これは?」
「これは、魔具の一種で暑いところでも寒いところでも一定の温度に保たせるマントじゃ、これじゃったら夜外でも寒くないじゃろ」
「えっ、そんないい物があるんですね、それで値段は?」
「そうじゃな、普通は金貨1枚はするが、ユウキじゃ、銀貨50枚でいいぞ」
「えっ、いいんですか?!」
「よかよか、その代わり無事に帰ってくるんじゃよ」
「はい!!ありがとうございます!」
と言って銀貨50枚を渡して、宿に帰った。




