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22 ◆ 黒南風や 不吉も運んで  くれるなよ ◆

『アレクさんの警告的中! 凄い事態です……

          差出人:音巻 にゃんたな』


『店の物が根こそぎ盗られた! どうすりゃいいっ!

          差出人:オロフィール・シエルヴォランテ』


『ヤベェよ、悪魔が追っかけて来る! 助けてくれー!

          差出人:ナハーラン・ミエール』



 アレクは顔をしかめる。今回も接続と同時に鳴り響くけたたましい音。またもや“緊急の手紙”が舞い込んでいた。しかも3通。


 乱暴だが3通の内容を繋ぎ合わせてしまうと次の通りになる。


『野菜が室内に溢れ、物を根こそぎ強奪して行き、取り返そうとすると悪魔がお出迎えし、執拗に追い掛けて来る』


 アレクは左手でこめかみを掻きつつ、ナマケモノーとアルマロンを探す。今日は室内にいるようだ。

 何をしているかと言えば、野菜達と的当てをして遊んでいる。一瞥する限りでは、意思ある野菜達とそう変わりは無さそうだ。


「アルマロンにナマケモノー、その野菜達は、前と変わりないのか?」

「「「アレクー♪」」」



 アレクは耳を疑った。



(ははは、いつか見た光景……って何で喋っとるんだっ!)


 アルマロンとナマケモノーに混じって、元気良く野菜達が挨拶をして来た。今度は喋る野菜だ。流石のアレクも眩暈が止まらない。それでも、手紙の通り野菜達の襲来にてんやわんやとなっていないだけ、随分マシと言える。アレクは喋る野菜達へ素直に問い掛けてみる。


「すまんが、こりゃあどういうことか、説明願えるか?」

「ここは楽しい所ー♪ だからいっぱい遊んで、美味しく食べて貰うんだー♪」


 突っ込みたいことがあるものの細かいことは捨て置き、アレクは彼等にこう言い渡す。


「散らかしたらちゃんと片付け、盗んだり壊したりしなけりゃ、好きに遊んでよしだ。俺はアルマロンとナマケモノーを連れて出掛けて来るからな。留守番をちゃんとしていてくれよ」

「はーい♪」


 喋る野菜一同、元気に返事をするお利口さん達だった。




 手早く朝食を摂ると、アレクは手始めににゃんたなへと念話を送る。


<にゃんたなさん、少し前に接続しましたが、凄い事態とは何です?>


 少し間を置いてから、返事が来た。


<ああ、アレクさん。やっと来られましたか。もう、本当に凄まじいですよ。店の中は野菜汁でびちゃびちゃ。売り物や書類等は商会の倉庫に避難させておいたので無事なのですが、行く先々で野菜が発生し、逃げ場がないんです。しかも、街の外だろうが執拗に追い掛けて来ます。

 そうそう、商品の退避に関しては、アレクさんにお礼を述べないといけませんね。警告して頂いてから、すぐに皆と話し合いまして、種族や商会の垣根を越えて一致団結出来ましたからね。ですから、倉庫街への商品の退避も万全ですよ>

<倉庫が今現在も無事と確信出来る理由はなんです? 聞く限りでは、もはや建物はどこも関係無いという事態でしょう?>

<各商会と協力して“監視鳥”で常に見張っております。今も無事をしっかりと確認している状態ですよ。しかし、取りには行けませんね。私達が行くことで、野菜が湧きますから>

<そうですか。俺は何か役に立てそうですか?>

<どうでしょうね……一掃したところで、直ぐに大量発生しますし……ええ、恐らく無いと思います。とにかく、私はあと一日、このまま逃げ続けます>


 互いに無事と健闘を祈って念話を終える。

 どうやら執拗な復讐劇へと発展しているようだ。逃げ続ける前に、『ラ・ピミエンティーノ』の期間、サタルーダ・クエントへの接続をやめればいいのにと思ってしまうアレクこと聖大。

 それはさておき、続いてオロフィールに念話を飛ばす。


<オロフィールさん、店の――>

<おう、アレクかっ! 悪いがすぐ来てくれっ!>


 待ち構えていた様に迅速な反応だった。すぐにアレクは〈テレポート〉でオロフィールの店はブラウニー・ベアへと転移する。


「おう! 本当に直ぐ来たな!」


 クワガタおじさんの低く野太い声が響く。店内は野菜で溢れ返っているが、オロフィールに襲い掛かる様子は無い。店内は以前の面影などなく、見事に商品は何も無かった。


「オロフィールさんはこの40日間、野菜達を攻撃していない人の一人だったんですね」

「作業中に誤って数個潰しちまったくれぇかな。それは置いといてよ、店の売り物が根こそぎ盗まれたんだよ!」


 奇妙なことだった。“復讐の”とある通り、野菜達に大きな危害を加えていない限り、被害が及ぶことはない。現にオロフィールは溢れ返る野菜に襲われていない。それに潰してしまったのは数個、どう考えても店の商品全部と対価が釣り合っていない。


(店の物、店の、店……そうかっ!)


「もしかして、エマルティアさんやシルエラが野菜駆除を行いましたか?」

「ああ、あの二人は大量に潰してたな。だからよ、今逃げ回っている最中だ。それが関係あんのか?」

「恐らくなんですが、運営からの手紙に“復讐のナスー家”とありましたよね。発生している野菜を考えると、ナスー家(け)とはナス一家(いっか)。つまりナス科の野菜達なんですよ。そして復讐とあるように、8日前から、危害を加えた者達へ報復行動を起こし出した。そうでない者達へは、特に何もしない」

「そうかっ! だから、俺個人の物は盗られちゃいねぇのかっ! なるほどっ!」

「それで肝心の盗人なんですが、恐らく――」


 一旦そこで言葉を切り、アレクは店内にいる野菜に問い掛ける。


「お前等、物を盗んだりしたか? もしくは同属達がそういうことをして回っていないか?」


 アレクの唐突な行動にオロフィールは呆ける。野菜に問い掛けて、どうするのか。だが、間違っていたのはオロフィールの方であった。


「俺達、盗みはしなーい」

「盗み、大きい奴等の仕業ー」

「凶暴、凶暴ー」

「でっかいのはひとつー」


 口々に野菜達が答える。数が多く、しかも同時に返事をするため、聞き取りにくい。

 彼等の答えをまとめると、凶暴で大きな強奪者達がおり、それが黒き赤い使者に相違ないだろう。『奴等は凶悪だ』と記載されていたことと符号する。また大きい奴、つまり大きい野菜の個体がおり、更に1種類につき1体なのだろう。

 重ねて根気強く会話をすると、非常に有用な情報を得られた。話の限りでは、『黒き赤い使者』は非常に性質の悪い相手と言える。


(無事を祈られた理由も、これで明確になったな)


 ひとまず、盗まれた物を回収するのが先決だろう。探すはトマトと酸漿(ほおずき)の大きい個体だ。喋る野菜達の話では、トマトと酸漿(ほおずき)の黒き赤い使者は盗人であるらしい。


「オロフィールさん、一緒に来て下さい」

「当たりめぇだろ! 何としても取り返してやるぜ!」


 オロフィールとPTを組むアレク。オロフィールはレベル164の斧(ふ)闘士で、闘気法、魔法、斧(ふ)術の順に得意なのだそうだ。珍しい前衛職だろう。

 続いてアレクはエルサ、にゃん吾郎にも連絡を取り、二人とも【トラッツェ】の広場にて合流を果たす。


「なるほど。ボス討伐という形になるわけですね」

「そうですね。勘ですが、『黒き赤い使者』を全て倒さないと終わらないか、時間が過ぎれば終息はするものの厄介な爪痕を残す、のどちらかだと思います」

 

 アレクはチビにゃん助を抱えながら答える。久々にアレクと再会したにゃん助が、主人そっちのけでアレクに纏わり付き、離れようとしない。おまけに、ナマケモノーもがっしりと纏わり付いており、アルマロンとてアレクの首に寄り添って離れようとしない。




 そうして4人と5体は捜索を開始する。当然ながら、闇雲に探し回る気はさらさら無い。そう、アレクには当てがあった。それも至極明確な。

 アレクを先頭にして、【トラッツェ】南方の倉庫区画へと向かう。盗人ならば、見ることしか能のない見張りのみという手薄なお宝箱を、みすみす見逃す筈がなかろう。


 住居とは違い、味気無い形の建物群が視界に入り始めたところで、念話が舞い込んで来た。


<あぁ、何てこと……アレクさん、倉庫が……倉庫の品々が……わっ! うわぁー!>


 恐らく野菜の餌食となってしまったにゃんたな。心の中で合掌してから頭の隅に追いやり、アレクは目前のことに集中する。


(間に合ってくれよ)


 そう切に願いつつ、倉庫の屋根に飛び乗っては一帯を見回す。辺りに人や野菜の影は一切見当たらない。


「アレクっ! 3時方向、422m先だよ!」


 アルマロンが最初に感知する。言われた方を見やると、天井をすり抜けて出てくる者がいる。屋根の上に出現したのは、赤い燕尾服と赤いシルクハット、真っ黒いシャツに靴を纏った3m強のトマト顔の巨人。そいつが今まさに逃走しようとしていた。



 アレクは反射的に〈テレポート〉で15mのところまで急接近し、〈ナマケルゾー〉、〈グラビティ・ショット(6弾)〉を同時に放つ。立て続けに〈グラビティ・ブラスト〉、〈プラント・ブラスト〉を足元に重ね、付帯効果である植物でトマト巨人の足を縛り、暫しの間足止めをする。


 そこへにゃん兵衛が襲撃し、強烈な体当たりと前肢での攻撃後にすぐ飛び退り、直後にトマト巨人の足元に呪陣が明滅し、光の縄が敵を縛りあげる。更に敵の足元が勢い良く隆起し、その体を貫く。今の連携はにゃん吉の特殊技、そしてにゃん助とにゃん吾郎の〈地裂陣〉だ。


 続いてエルサの弓術が到来し、8連続で射貫いて行く。9射目が来たかと思うと、それは斧を携えたオロフィールだった。彼は大きく斧を振りかぶると、回転しながら連続で斬りつける。


 一連の攻撃の最中に、アレクは仲間全員に〈フレイム・オーラ〉、〈コンセントレーション〉、〈メタル・フォース〉、〈SSA〉を、オロフィールには〈コンテンプレーション〉、にゃん兵衛には〈マジック・ウォール〉を唱えていた。


 

 先制攻撃を食らい、トマト巨人は逃走するのではなく、迎え討つことにした様子だ。闘気が膨れ上がり、彼の周囲には黒い靄(もや)が発生する。それから赤い靄(もや)で杖を生成し、その杖を一番手近のオロフィールへと振るう。それをオロフィールは見事に避ける。敵が攻撃した隙を突き、側面から橙色の闘気を纏ったにゃん兵衛が強烈な前肢での引っ掻き、闘気で膨張させた尾での打撃、口から闘気の放出を行う。


 トマト巨人はよろけながらも、反撃として空いている手から魔法を放つ。狙いはにゃん兵衛と同方向にいたアレク。にゃん兵衛の真下から直径3m程の火柱が高く上がり、にゃん兵衛は炎に飲み込まれ、アレクの方は彼を起点として圧縮された爆発が生じ、高熱と閃光に包まれてしまう。〈フレイム・ウォール〉と〈フレア〉だ。


 その間にオロフィールがトマト巨人へと弾ける雷光を纏った斧を叩き付ける。連続で攻撃して来るオロフィールを振り払おうと、トマト巨人は自身を中心として周囲5mに渡って黒い闘気を放出する。避けきれずにオロフィールが食らうも、防御はしていたようだ。そう負傷はしていない。そこへ1m程の緑色の風を纏った弾が8つ、トマト巨人を襲い、爆ぜて4mほどの風の爆発をそれぞれが引き起こす。これはにゃん助とにゃん吾郎の〈疾風弾〉。さらに頭上に呪陣が出現し、にゃん吉が放った2本の雷光が牙となってトマト巨人を打抜く。


 エルサはにゃん兵衛とアレクに回復をと〈ヒーリング・シャワー〉を唱えるも、なんとアレクのHPは減っていないに等しい! そのままエルサはオロフィールに〈ラージ・ヒル〉を掛ける。

 アレクが〈フリーズ・ブラスト〉で敵を僅かながら凍結させ、その間に後方へ下がる。アレクは後方で回復と支援を、エルサは弓で、にゃん吾郎とにゃん助は魔法で後方から攻撃をし、にゃん吉が中距離から特殊技で攻撃、オロフィールとにゃん兵衛が前衛で攻撃と陣形を整え直す。



 体勢を整え直して戦うこと10分、見事トマト巨人を討ち果たす。トマト巨人が金色の光を放ち始め、やがて掻き消えると同時に、その金色の光が四方八方、そして真下へと散開する。トマト巨人が盗み出した品々は、元の場所へと戻ったと解釈してよいだろう。判明したトマト巨人の名は“パパエン・ノエール・トマテ”。




 残りの野菜巨人は、あとピーマン、トウガラシ、馬鈴薯、酸漿(ほおずき)、それに茄子。その所在はどこか。


 次の探索地をどこにするか決め兼ねていると、にゃん吾郎が口を開いた。


「【チェスター】近辺の街で、商業ギルドの倉庫が次々に被害に遭っているようですよ」


 その言葉に一行は、急ぎ時空門で【チェスター】へと移動する。




 目に飛び込む風景は、煉瓦造りの建物。そして石畳の道、脇には背丈50cm程の鈴蘭が延々と続く街並みだ。本来は白・茶・赤系の煉瓦や石の素材を生かした石畳で美しい街の一つである。しかし、今は子供の落書きの如く絵の具がぶちまけられている。また、昼ならばどうってことはないが、夜は建物と鈴蘭ことの薄緑色の照明である鈴蘭灯の光で不気味な雰囲気となる。はっきり言って、夜に来る街ではないだろう。恐怖を掻き立ててくれること請け合いだ。


 広場から周囲を見回すも、人影は無い。しかも、ナス科の野菜達も見当たらない。そんな一行に、ふと、疑問が浮かぶ。



 人々や野菜達は一体どこへ行ってしまったのか?



 【トラッツェ】、【ロクワ】、ユサベ温泉郷では、逃げ回る人とそれを執拗に追い掛ける野菜達の姿を見掛けることがあった。それに、野菜達も大量に発生していた。だが、ここには何の気配もしない。街並みと評判も合わさり、一層不気味さを醸している。


「アルマロンにナマケモノー、人や野菜の気配はするか?」

「うーん……ぼくが感知出来る範囲では誰も、何もいないよ」

「オイしくなさそうな、大きい野菜ひとーつだけー」

「その方角と距離はどれくらいだ?」

「あっちー♪ 12キロくらーい♪」


 ナマケモノーが西の方角を指す。皆が驚きの目でナマケモノーを見る。


(感知範囲広過ぎだろっ!)


 ナマケモノーとアルマロンの感知能力を頼りに、一行は【チェスター】の街を駆けて行く。【トラッツェ】とは違い、何処も彼処も野菜汁で汚れており、通り道は〈クリーン〉で汚れを除去せねばならなかった。そうしないと、装備が溶解してしまう。しかし、除去に〈クリーン〉5回以上を要する強烈な悪臭の液体だけは諦めた。今は時間が惜しい! 悪臭に顔を歪めながら、一行は疾走する。


「アレク、敵の進行方向は北西」

「地下に潜ったよ」

「あの塔の上層」


 敵との距離が1km以内になると、アルマロンの活躍が目覚しかった。彼の感知能力は想像以上に精確だった。なにせ、数秒後の予測までしてしまう。

 そのおかげで、街中を縦横無尽に素早く移動し続ける追跡対象を、どうにか捕捉することが出来た。

 捜索に苦労した理由と追跡対象が移動し続けていた理由であるが、接近した際にようやっと判明した。その4mある酸漿(ほおずき)巨人は、トマト巨人よりも素早く壁をすり抜けるのだ。まるで建物など存在しないかの様に疾走して行く。そして家々を走り抜けながら、一瞬で内部の道具類を掻っ攫って行っていた。


(性質悪い泥棒だなっ!)


 アレクは〈トランジション〉で敵をこちらの近くまで転送させると、〈ナマケルゾー〉と〈グラビティ・ショット(6弾)〉を同時に放つ。先程のトマト巨人には〈ナマケルゾー〉の効果は然程なかったが、今回は目に見えて敵の速度が落ちた! これまでの経験から考えると、この酸漿(ほおずき)巨人はトマト巨人よりも強いことになる。

 更に〈フリーズ・ブラスト〉で足元を凍結させて動きを暫し止める。にゃん兵衛とオロフィールが接近して攻撃し、にゃん吾郎とにゃん助、にゃん吉、エルサが離れた地点から攻撃する。


 先程と異なり、今回は2箇所に位置取っている。エルサとにゃん吉、オロフィールが敵の左側面、アレク、にゃん吾郎とにゃん助、にゃん兵衛が敵の右側前方だ。

 敵の特徴であるが、トマト巨人と同じ服装だが顔は朱色の酸漿(ほおずき)で、武器は携えておらず、甲に大きな輝石が収まった手袋をしていた。その輝石を煌かせながら、魔法のみで応戦してくる相手だった。魔法は〈フレイム・ウェーブ〉、〈ファイア・キャノン〉、〈フレイム・ウォール〉、〈フレア〉と火属性のみだが、威力はトマト巨人よりも断然高い。

 ここでは唯一魔法耐性が恐ろしく高い、アレクが壁役となった。どういうわけか、彼は一桁しか食らわない。他の者達が千、万単位でHP、SPを削り取られるというのに。



 そんな壁役の後衛職のおかげで、45分と相当時間を要したものの無事、酸漿(ほおずき)巨人こと“パパエン・ノエール・アルケケンヘ”を撃破出来た。トマト巨人の時と同様、盗まれた品々は無事元の所有者の下へと返って行ったようだ。これで盗人に関しては一件落着。


 あとは、盗人ではない野菜巨人達だ。とは言うものの、所在の当ては無い。喋る野菜達の話では、“世界中を縦横無尽に駆け回る奴”らしい。



 さて、どうしたものか……



 互いに目線を行き交わせ、首を捻り合う4人。


「当てが何もねぇんじゃ、手の打ち様がねぇからなあ。一旦【トラッツェ】へ戻るとするか?」


 オロフィールの提案に一行は頷き、ふっと一息吐く。



 これがまずかった。



 突如として、漆黒の風が吹き荒ぶ。

 音も気配も無く、何かが通り過ぎた。


 アレクは反射的にそちらを見た。50m程先に、黒い服を纏い、大きな鎌を携えた巨人がいる。


「なっ!? エルサさん! オロフィールさん!」


 にゃん吾郎の叫び声が響いた。

●次回は6/1の投稿です。



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