表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
82/103

第82話 トラック危機一髪!!

未熟ながら精進して参りますのでよろしくお願い致します!

感想・レビューお待ちしております!

 ブイーン……


 トラック5台のウイングが開いた。


「……」


「さぁ… 愉快なキャストの登場だ!!」


 トラックの荷台に手足と口を縛られたサーカスの団員が衰弱した状態で閉じ込められていた。


「ん!?」


「どうした!?」


「お客様の目の前にいるのに、みんな元気がないぞ!!」



「アリサさん… あの人達あざだらけだ…」


「……」


 ぐっ……


 アリサは無言で拳を強く握った。


「フフフ…」


「トラックはこのウイングが開いた状態で走らせます…」


「ということは…」


「もし、荷台から落ちると…」



()()()… ()()()()()()()()()()()…」



「うるさい!!」


「!?」


「ピエロ野郎…」


「あんた… 一体何人…」


「関係のない人たちを…」



「私の友達を傷つけたと思ってるんだ!!」



「もう許さない…」



()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()…」



「……」


 ブーーン…


 トラックは少しずつ走り出した。


「フフフ…」


「それじゃあ… その様子を…」



 ピエロは大きくジャンプして、空中ブランコの椅子に座った。



「ここから、見させていただきましょうか!!」



 ブーーン!!


「やばい!! あんなのにぶつかられたら、ひとたまりもないぞ!!」


「かといって… この状況を打破できる方法は…」


「そうだ!!」


 シンは、背負っていたリュックサックから、金と銀の腕輪を取りだした。


「アリサさん!!」


「受け取って!!」


 アリサはシンに投げられた金の腕輪を受け取った。


「!?」


「何これ…?」


「説明は後!! ともかく、それをどっちかの腕に着けて!!」


「……」


「わかった…」


 カチッ…


 アリサは、金の腕輪を右腕に着けた。


「よし… これで何とか…」


 カチッ…


 シンも、銀の腕輪を右腕に着けた。


「ともかくだ…」


「何か武器になりそうなものを探さないと…」



 ブーーン!!



 シンに向かって、トラックが走って来た。


「あっ… 危ない!!」


 シンは、間一髪突進してくるトラックを避けた。


「痛てて…」


「ん!?」


「これだったら…」


「えーっと… 確か…」


「私は… (あるじ)…」


「今から、汝の望みと引き換えに、命令を与える…」


 シンは目を閉じ、大砲に触れた。


 シンが触れた大砲が強い光を放った。


「やった!! 成功だ!!」


「グフフフフ!!」


 大砲に目と、白い手が生えてきた。


「よし!! 君の名は…」



大砲(たいほう)くんだ!!」



「……」


 大砲は怪訝な顔をした。


「あれっ…」


「まぁ… いっか!!」


大砲(たいほう)くん!! 俺に力を貸してくれ!!」


「グフグフ!!」



 大砲は体を上下に揺らし、奥の部屋に行くように指示をした。


「ん…?」


「わかった!! ともかく、あの部屋に行けばいいんだな!!」


「グフ!!」


 大砲は頷き、白い手で自分の導火線を指さした。


「……」


「そうか!! あの部屋には砲弾があるってことだな!!」


「よし!! 危険だが、やるしかない!!」


 シンは大砲が指示した、部屋に向かって走り出した。


「ん…?」


「あのチビ… 何か走り出したぞ…」


「それに、さっきの光、あの女が物を操るときの光と似ている…」


「面倒だ…」



 ブーーン!!



 シンの行く方向に3台のトラックが横並びになった。


「くそっ!! これじゃ、進めない!!」


「シン!! 危ない!!」


「!?」


 1台のトラックがシンの後ろから、突っ込んきた。


「フフフ…」


「まずは… 1人…」



 ドン!!!!



 1台のトラックが、横並びになった真ん中のトラックのウイングに衝突した。


「……」


「えっ…」


「何か… 俺飛んでね…?」


「これが、幽体離脱ってやつ…?」


「……」


 バサッ… バサッ…


「!?」


「まさか…」



(たっ)ちゃん!!」



 (たっ)ちゃんはシンの首元を加えて飛んでいた。



「俺を助けてくれたのか…?」



 グォォォォォ……


「フラフラじゃないか…」


 スタッ…


 (たっ)ちゃんはふらつきながら、シンを部屋の前まで送り届けた。


(たっ)ちゃん!! ありがとう!!」


「助かったよ!!」


 グォォ……


 (たっ)ちゃんはシンに背を向けて、その場に座った。


「……」


(たっ)ちゃん… もしかして、俺を大砲(たいほう)君の所まで運んでくれるってことなのか…」


 コクッ…


 (たっ)ちゃんはシンの方を向いて頷いた。


「わかった…」


 シンは部屋中を探し、砲弾が入った木箱を見つけ出した。


「よし… これだな…」


「ん!?」


「結構重いぞ…」


 シンは木箱を両腕で抱え、龍ちゃんの背中に乗った…


「龍ちゃん… 重いかもしれないけど…」


「頼む…」


 バサッ… バサッ…


 シンを乗せた(たっ)ちゃんはその場で羽ばたき、体を宙に浮かせた。


 グッ……


 グォォォォォ!!!!


 (たっ)ちゃんは大きな雄たけびを上げ、凄いスピードで大砲(たいほう)くんの方に飛び出した。


「うわっ… 早い!!」


「もう、着いたぞ!!」


 バサッ… バサッ…


 バタン…


 (たっ)ちゃんはシンを送り届けると、その場で力尽き倒れた。


(たっ)ちゃん… 本当にありがとう…」


「あいつは絶対に倒すから…」


「ゆっくり休んでいてくれ…」



「うーーん… あのドラゴン…」


「邪魔しやがって…」


「もっと痛めつけておくべきだったな…」


「まぁいい… これも、ショーの一環だ…」



「アーサー… 1つ提案がある…」


「ン!? ドウシタノアリサ…?」


 アリサはアーサーに耳打ちをした。


「ウーーン… ワカッタ…」


「ありがとう… けど、これをするにはちょっと時間がかかるんだ…」


「その間、シンと一緒に闘ってあげて!!」


「さーて… ピエロ野郎…」


「こっから反撃開始させていただきますぜ…」


 第82話 FIN

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ