第二十一話
「おい!なんでこんなに生意気な女と婚約しなきゃならないんだ!」
「そうです!こんな頭スカスカな馬鹿男と婚約したくありません!頑固反対です!」
この時ばかりは私とオリヴァーは一致団結。婚約は結ばないとの事で抗議した。
「いやいやそう言わずに。」
だがフォールス様は聞いてもらえず、結局保留ということで終わった。
★★★★★★★★★★
ウィルは魔力が特別に高くて、私と同じ中央の魔法学校に一足早く行くことになっている。
ゲームでもそうだったけど、父様はウィルの腕をなんやかんや信用しているから、父様から支援されている。
でも素直に甘えるだけじゃないのがウィルで、特待生の制度の学費免除を狙って私よりも勉強を頑張っている。偉いなぁ。
私は戦闘能力が高い。そりゃ昔から祖父様とウィルからしごかれているから、物理的にも魔法能力的にもそこそこ強い。現役の竜騎手である祖父様と、幼い時から暗殺者として育てられ、今も訓練しているウィルには絶対に勝てないが。
まあそんな私だけど、戦闘能力は一般的な十四歳に比べて高いが、頭脳はそんなに高くない。魔法学校に行くために勉強してるけど、私じゃせいぜい中の上。対してウィルはトップクラス級だ。
そんなウィルに、戦闘能力も頭脳も勝てない私が、勝てるか?いや、否だ。
まあつまり何が言いたいかと言うと、
「ねぇレイラ。うまく収めとけっつったのに、何で保留なんて事になってるの?」
激おこなウィルに対する対抗手段が欲しい。
「え、ええとだね、当人どうしはお互いに反対してるんだけど、向こうの当主様が是非来てほしいって……。」
怖い。怖いですめちゃくちゃ怖いです助けて!!
笑顔だけど笑顔じゃない!目が据わってるんだよ!!
「へぇ、そうなんだぁ。じゃいっそのこと向こうの当主暗殺でもすれば騒ぎで婚約どころじゃなくなるし婚約を進めてくる輩もいなくなるし一石二鳥だよねぇ。さあ、レイラ様。どうぞご命令を。「殺れ」の一言さえあれば、この私、責任持ってご命令を果たさせていただきます。」
「んな命令するわけないでしょぉがぁぁぁあああ!いいか殺すなよ、絶対に殺すなよ!」
「殺すな=殺せだよね?うんうん。分かってるよ。」
「フリじゃないからな?!」
ヤバいです。このままでは近いうちにフォールス家当主殺人事件が起こってしまうぞ!
「まあ冗談は置いといて、面倒な事になったね。」
冗談?本当に?目がマジだったんだけど?
まあそれは置いといて、確かに面倒な事になったね。
んー、しかし面倒だとはいえ……
「でもさ、家は私しか子供がい




