前へ目次 次へ 48/50 48ページ 「何なのよ…もう…」 化物がウロウロしている中、脱獄囚の様な気分でくぐり抜けて建物の陰に隠れていく。建物が多いから今は何とかなっているものの、数が増えて警戒網が厚くなったら終わりだ。 「あたし…学校にいただけなのに…何でこんな目に合うの…」 神様ってきっとより好みが激しいのだと思う。突然的に人にこんな試練をさせるなんて嫌がらせとしか思えない。 「…とにかく、また移動しなきゃ…」 自分に言い聞かせ、また安心できる場所を探すべく震える足を動かした。