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両親は悪役貴族、娘の私は悪役令嬢…よね?  作者: 葦原 さくら
第二章
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顔合わせ03

お兄様(特に上のお兄様)は、今までの時間を埋めるかのように、私に甘々。

簡単に言えばシスコン、でもちょっとクセが強い。


「アリス、私と散歩に出掛けよう」

「あぁ、アリス。何処の馬の骨と知り合ったのだ」

「アリスは私のものだ。誰にもやらん!」


…とまぁ、構ってくれるようになったのは良いけど、最後のセリフだけ頂けないものになってきている。


「お兄様、アリスはお兄様とお馬に乗りたいです」

「すぐに用意しよう。アーノルド、馬の用意をしてくれ。アリスはサラと一緒に待っててくれ。私は着替えてくる」


乗馬用の服を着てくるのかしら?

…でも、お兄様もお綺麗な顔をしているから、王子様のように見えてしまうんじゃないかな…。

白馬なら尚更。

家の馬は綺麗な子たちで、お兄様の愛馬のリリスは真っ白だった筈。

なんて事だろう、白馬の王子様が出来上がる!

お兄様を、何処ぞの馬の骨には渡しません。

私が認める女性でなければ、義姉とは言わない。

…そう考えると、真ん中のお兄様も下のお兄様も、顔は整っているから、社交界に出ればおモテになる。

私? 私はモテなくて良いのよ。

クラウス様との顔合わせ、憂鬱だわ。


「そうだ、お兄様。クラウス様にお会いした事はあるのですか?」

「あぁ。城の方で何度かな。しっかりしたお方だから、アリスも好きになれると思うぞ。…好きに、なれると…」


あぁ、お兄様の表情が暗くなっていく。

この歳でシスコンを発揮しないでほしかったよ、本当。

可愛いって思っちゃうじゃない。

可愛いけどね! 正直言うと。


「お兄様、アリスの頭を撫でて下さい。アリスはお兄様に頭を撫でて貰うのが大好きです」


その言葉が嬉しかったのか、これでもかと言う程お兄様に頭を撫でられた。

撫ですぎです、お兄様。


「お兄様、撫ですぎです。アリスの髪型が崩れてしまいます」


今日はアンリにお団子ツインにして貰っている。

結構お気に入りだから、崩されると困る。

アンリが居ないから、治して貰えないし。


「すまなかった。今日のアリスも可愛いぞ」


お兄様に素直に誉められると、嬉しいけど照れてしまうのは何故だろう。

真ん中のお兄様や下のお兄様では、そうはならないけど。

…やっぱり、真面目で正直な人が言うのでは言葉でも違いが出てくるものなのかも。

お兄様は、普段はあまり人を誉める人ではないから、それをわかっているからこそ、この人は心からそう思ってくれてるんだと言うのがわかる。

お兄様って、罪な人になりそう。

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