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両親は悪役貴族、娘の私は悪役令嬢…よね?  作者: 葦原 さくら
第二章
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顔合わせ01

伯父様の屋敷に、親族だけが集めれた。

因みに、スティーブは私たちと同じ馬車で屋敷に戻る訳だけど。

スティーブは私の隣に座って上機嫌、私自身は不機嫌と正反対な結果に。

なんで私の隣に座る必要があったの?

お父様の隣に座っておけば良かったものを、私の隣に来る必要なかったよね?

ねぇ、嫌がらせなの? そうなの?

お父様とお母様は私たち二人の反応が正反対なのを見て、苦笑を漏らした。

そりゃそうよね、私の反応が可笑しいと言われたらそうかもしれないけど。

嫌いなものは嫌いなのだから、仕方ない。

二人はなにも言わないでいてくれた事に感謝しつつ、馬車は広大な敷地を有している侯爵家の屋敷へ入っていった。

お父様と伯父様の爵位が反対なのか、シャノンに少しだけ聞いたから復習しておこう。

宰相と言う役職に就くのは、伯父様の筈だった。

でも、伯父様は政治に向いてなくて、お父様に白羽の矢を立てた。

するとみるみる伸びていき、お父様は政治家としての風格を現してきた。

其処を国王様に気に入られ、侯爵から公爵になった。

お父様は元々ルーファス家の次男であったけど、ルーテシア家…つまりお母様の所に婿養子に行ったらしい。

お父様と伯父様は仲が良くて、他の者に役職を譲るくらいなら、婿養子に行ったお父様に継がせると宣言したんだって。

…となると、上のお兄様か伯父様の所の従兄が次の宰相になるの?


(…と言うか、悪役貴族と呼ばれている事を聞いたのに。何故この話で収まったのかしら?)


「アリス、そろそろ着きますからね」

「わかってますわ、お母様。…スティーブ兄様、少し離れて下さいませんか?」


近いんだよ、あんた。

ぴったりくっついてきて。

…スティーブを観察していて、思った事が少しある。

“彼”に似ているのよね。

姿ではなく、雰囲気や、あの胡散臭い笑顔とか。


(…思い出したら、腹立ってきた。ムカつくのよね…)


“彼”の事はまた今度話すとして、伯父様にご挨拶しなければ。


「おぉ、アリスではないか。一日遅れたが、誕生日おめでとう」

「伯父様と伯母様、お久し振りです。ありがとうございます。アリスは五つになりました」


もう五歳かと二人は笑顔で話し掛けてくれる。

因みに、私が今着ているのは伯父様たちに貰ったドレス。

ピンクをベースにフリルやリボンを付けた可愛らしいドレス。

付いていた帽子を被っても良かったけど、このドレスに似合うリボンを持っていたから、今日はそっちにしたけどね。

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