第四話
謎のVRMMO小説ファンこと、木冬です!皆さま、お久し振りでございます。約一月ぶりですね。
中々話が煮詰まらなくて、時間がかかってしまいました。しかしそれでもキャラメイクが終わらないという(苦笑)。完全にVRMMOに立つにはどれだけかかるやら………(遠い目。皆さんこの可哀想なアマチュア小説家の作品を見捨てないでくださいね?(笑)
『外見は決まりました。次はスキルです。』
勿論ご説明はさせていただきますが。
と、少し冗談めかした物言いは、AIとは思えない。まぁ、先ほどスルースキルが身に付いたので、成長したのだろうが。
『スキルは大きく分けて、四種類あります。一つ、戦闘に関わる戦闘スキル。二つ、生産に関わる生産スキル。三つ、職業に関わる職業スキル。四つ、称号に関わる称号スキル、です。まぁ職業スキルと称号スキルは今決められるものではないので、後回しにしましょう。』
にこやかにそう言い切るシュタインさんは、水色のパネルを私の前に表示した。
『あ、βテスターの招待特典で、お好きなスキルをどれでも一つだけ選べます。このパネルには検索もついてますので、どうぞご利用ください。』
「はい。ありがとうございます。」
パネルには、膨大な量のスキル名が載っていた。【薙刀】は特典で取って、ポーションが作れる【調合】も取った。ここまでは予定通り。後は予備武器として何を取るか、生産スキルを他に何取るか、だね。
「オススメのスキルとかないんですか?」
『そうですね、リリィさんの武器は長柄の武器ですので、武器は懐に入られた時にカバーできる短剣や短刀のようなものが必要です。これらは下級スキルですので、一応今すぐ取得する事は可能です。しかし、ここでポイントとなるのは、初級ではなく下級である所。つまり、このスキルは基となるスキルが存在するのです!』
そう力説してくるシュタインさん。でもその気持ちは少し分かる。◯ケモンだって、最初のやつを育てていった方が強いし。
それに、"基"という文言が、特殊な進化がある事を仄めかしている。
「じゃあ、その基のスキルにします。他は・・・」
その後、魔法も多少はあった方が様々な相手に対処しやすい。
などの、VRMMO初心者に分かりやすいアドバイスを元に、自身のスキルを決めていった。
『色々助言した私が言うのもなんですが、中々個性的ですね。』
「えー?そうかなー?」
もっと生産系のスキルは欲しかったが、最初の特典だと無理なので、必要最低限のスキルだけ取って、後のものはその時必要になったら取ろうと思う。
<リリィ=アイン>
[所持スキル]
【薙刀Lv1】【調合Lv1】【剣Lv1】【風魔法Lv1】【鑑定Lv1】【彫金Lv1】【鍛冶Lv1】【木工Lv1】【付与魔法Lv1】【錬金Lv1】
鍛冶のスキルを取る気はなかったのだが、魔剣を造って見たかったので、思い切って取ってみた。どうやら、武器に何らかの魔法効果を長時間付与するには、【刻印】というスキルが必要らしい。しかし、中級スキルらしく、特典を使わなければ取れなかった。なので、【刻印】の基となるであろう【彫金】を取ってみた。まぁ、この推測が外れてたとしても、様々な武器に意匠を施すのは案外憧れでもあるので、別にいいのだが。
『そうかなも何も、生産系統のスキル多すぎません?』
「いや、うんまぁ・・・・反省してます。」
取りすぎな事は重々承知の上で、それでも止まりませんでした。
『いえ、【調合】以外の生産スキルはお互いに干渉し合うものでもありますので、レベルは上げやすいと思いますよ?強いて言うなら、剣の鞘を造るために【革細工】のスキルを取る事をお薦めします。まぁ、完全オーダーメイドを目指すのであれば、ですが。』
そう苦笑するシュタインさん。恐らく、実際に誰かが行い、そして散っていったのだろう。昔、株式に失敗した親戚を見る私の母の眼と同じだった。だが。
「良いですね!私もチャレンジしてみます!」
私はチャレンジ精神が、無駄にあるのだ。こんなやりがいのありそう、いや絶対あるものを逃す手はない。シュタインさんも、私の目に本気が見えたのだろう。特に止めはしなかった。
『あー、まぁ後悔しないように頑張ってください。』
アドバイス混じりに苦笑はしてきたが。




