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第5撃 「死がもたらしたモノ」 ーSommation soudaine


静寂の中から急に、携帯電話に着信を告げる音が流れた。誰だろう? 今日は非番で、依頼が入ってくる事はない筈だ。画面を見て、ボスからだと分かった。出るかは迷ったが、今はこの家に留まりたいとも思わなかったから、一応出てみた。


「――電話には早く出なさいって習ってないか?」不機嫌な声が、通話ボタンを押した瞬間から聞こえてきた。


「・・・・何か用っすか?」


「ほぉ……スルーとはいい度胸じゃないか? ……まぁいい、今から本部に来い」

見事にスルーした俺を更にスルーして、ボスは電話を切った。


何故行かなければならないかを聞く前に、通話は途絶えてしまった。ボスの悪い癖だ。人の話を聞かない。

50歳手前の人間とは思えない。


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