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第5撃 「死がもたらしたモノ」 ーNettoyage de l'épée
その当時は、虎徹本来の切れ味も美しさもなくなり、ただの呪いの掛かった刀だったらしい。ソレを俺の知り合いが打ち直し、今は俺の物になった。
<真黒閃・虎徹>、ソレがこの刀の本当の名だ。長いから、俺は単に虎徹と呼んでいるが。
清酒を浸した布で、刀身をなぞる。手入れといっても、コレだけの事だ。この刀は血を欲しがっている、代わりにという訳じゃないが酒を飲ませてやっている。
数ある俺のコレクションの中で最高のお気に入りだ。切れ味も最高級だ。虎徹を鞘に戻し、床下の特別な収容スペースに入れた。
前の住人の趣味と、1つだけ違うのがこの空間だろう。刀のコレクションルームとでも言える。その刀のほとんどが、戦利品として敵から奪った物だが。




