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第5撃 「死がもたらしたモノ」 ーRage et vide
湧き上がる何か、ソレがどういう物なのかは理解出来ない。深い深い闇より、俺の体を支配する。
……怒り?
そんな物は、当の昔に捨て去った感情。俺が殺し屋である以上、暗殺の執行にソレが介入する事はない筈だ。では、この感情はなんだろうか?
俺は猫から離れた。死に支配された抜け殻からは、腐敗臭が込み上げる。
今日は依頼が来ない。刹那には非番という制度があるらしく、週に1度の割合でくると白猫が言っていた。
俺には特にする事がない。虚無感に苛まれる俺が、鏡に映っている。虚しいか……。俺はまだまだ未熟なのかもしれない。




