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第1撃 「始まりの雨」 ーUn chatnoir et le garçon qui sont appelés
俺は雨の中で、血塗れになっていた所を助けられたらしい。そして、俺は目覚めた時には<黒猫>と名付けられた。その瞬間から、俺は孤独じゃなくなってしまった。
年齢は15歳で、もちろん男だ。記憶に残っているのは、その程度の事だけだった。血塗れで倒れていた理由もどうして日本の地下にいるのかも、俺には一切分からない。
偶然なのか必然なのか、通りかかったオヤジに声を掛けられた。
「ウチで、働く気はないか?」
銀色の髪に、バツを描いた刀傷のある右目。決して、紳士の雰囲気はない。得体の知れない男だ、それがオヤジの第一印象だった。そのまま俺は身寄りもなかったから、オヤジの言う仕事とやらをする事になった。
後から分かった話だ。オヤジの言う仕事が対象者を殺す、殺し屋だったとは……。
まぁ元々怪しい街ではあったし、殺し屋が居て当然だと無理矢理にだがこじつけた。
仕事はすぐにでも始まった。暗殺の依頼がくればすぐにオヤジもといボスから指令が入り、戦闘員がターゲットを殺しにいく。
依頼内容を完遂させれば、成功報酬が貰える。それ以外にも、何かしらと金が入る。
依頼内容に失敗すれば、手間費として刹那と依頼人に賠償金を払わなければならない。そんなデメリットを踏まえても、充分に暮らしていける仕事ではある。




