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第1撃 「始まりの雨」 ーLa "pluie du désastre terrible de l'ouverture" de l'histoire


始まりの雨と言うのを知っているだろうか? この国で、再生と破滅の象徴とされる言葉だ。別名、血塗りの雨とも呼ばれる。


どういう訳か、目覚めた時に俺はこの国にいてここが日本の地下だと知った。

大日本帝国。表の顔をサンシャイン、裏の顔をムーンライトと呼ぶ。地盤の下に在りながら、この世界に地上と変わらない現象が存在するらしい。太陽も月も、雨も風も全て。地上と変わらず、ここに在る。

矛盾だらけだが、俺に大した驚きはない。生憎だが、オカルトに興味は持っていないからだ。

何の為にここが作られて、今現在ここで何が起こっているのか? そんな事は俺にとってどうでもいい話だ。


俺の機嫌が悪い時、そんな時に限って街には雨が振り出す。言っておくが、雨男じゃない。

雨は好きだが、こうも都合良く降られるとソレさえも不安になる。

ささやかや抵抗はもろともせず、街を濡らす雨は勢いを増していった。



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