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第3撃 「白猫」 ーSon prolongé de la cigarette
……いつか見た。それは懐かしい記憶にも思える。何だか無償に腹が立ってきた。俺は話がややこしくなるだけだと気付き、何も口にはしなかった。
最後の1本になってしまった煙草を咥え、虚空を見つめながら火をつける。不意に白猫と目が合った俺はタイミングを見計らって口を開いた。
「・・・・わかった。任務なら、しゃーないわ」
俺は立ち上がった。この最後の1本を吸い終わる前に、新しい煙草を買っておかなければならない。
「待ちなさい。何処に行くつもり?」
白猫がすぐ後ろに立っている。職業柄、気付かなかった訳じゃない。
気配に気付いても、コイツだと分かっていたから反応はしなかっただけだ。




