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「女子少年院後の恭子R」女子少年院を出所したロリ体型のレズビアン恭子、私は絶対に負けない!更生?ふざけんな!  作者: ⚓フランク ✥ ロイド⚓


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第16話 更生?ふざけんな!上から目線で言いやがって!

 恭子は悟の胸に顔を埋め、震えながら呟いた。「……ダークウェッブで知った女に……何かされたの……呪われたみたいに……」


 真理子の瞳にわずかな黒い影がよぎった。想念の残滓が、彼女の中に残っている……。守護霊の力が、それを抑え込んでいるが、完全ではなかった。


 恭子は激しく息を吐き、徐々に体から力が抜けていくのを感じた。頭の中の黒い霧が薄れ、視界がクリアになる。除霊のショックから、正気に戻り始めた。


 そして、急に恭子は体を起こし、悟の胸から離れた。真理子を睨みつける目が、毒々しく輝く。


「悟、なんで真中真理子がここに来たの?彼女とヨリを戻したんでしょ?そうに違いないわ!この女は私を嘲笑いに来たんだわ!」


 悟が慌てて恭子の肩を掴む。


「恭子、なんてことを言うんだ!真理子はキミを助けに来たんだぞ!」


 真理子は穏やかな微笑みを浮かべたまま、冷徹な声で言った。


「悟、黒い想念はあらかた除去したけど、彼女の元の性格はそのまま。小賢しくて嫉妬深い小娘のままよ」


 恭子は真理子を指さして、声を尖らせる。


「ふん、どうせ私は、真中真理子みたいな美女でも長身でも巨乳のゴスロリでもない、チビの153センチで貧乳のゴスロリよ!それも、売春、売春教唆、覚醒剤でサツに逮捕されて、女子少年院から出所したばかりのガキだよ!あんたらなんかみたいに陽の当たる場所で生きていないんだよ!クソッタレ!」


 恭子の言葉が、部屋に鋭く響く。自虐と憎悪が混じり、涙が頰を伝う。悟は救いを求めるように真理子を見たが、真理子は冷たく言った。


「悟、これでもこの子を更生させられると思うの?」


 悟は言葉を失い、恭子を見つめた。


《《更生?ふざけんな!上から目線で言いやがって!》》


「更生?ふざけんな!上から目線で言いやがって!」

「恭子!」


 その時、真理子が急に膝をついて床にしゃがみこんだ。真理子は床にテニスボールぐらいの黒い粘液の塊を吐き出した。それは、アメーバのようにヒクヒクと蠢いていた。黒い塊は、わずかに煙のようなものを立ち上らせ、部屋の空気を不浄に染めていく。


「ま、真理子、この黒いものは……?」

「私がこの()から吸い出した怨霊の想念の塊よ。消化できなかったわ……まだ、暴れてる」

「こんなものが恭子の身体の中に?」

「誰が吹き込んだのか知らないけど、私が吸い出さずそのままにしておいていたら、いずれこれがこの()を喰らい尽くしていたでしょうね。顔が崩れ身体が内側から腐り始めていたでしょう。『上から目線で言いやがって!』なんてほざくなら、これをあなたの身体に戻してあげてもいいことよ?どう?恭子?これを戻して欲しい?」


 恭子が悟にしがみついた。「悟!この女を止めて!こんなものを私の身体に戻させないで!」と泣き叫んだ。声が震え、恐怖で体が硬直する。


 真理子が恭子を悟から引き剥がした。左手で彼女の右手首を掴んで捻り上げ、右手の親指と人差し指で恭子の頬を挟み付けて顔を上向かせて、「さあ、恭子、これをおまえの身体に戻してほしくなければ、悟と別れた後にあったことをみんな白状なさい!いいわね!」と恭子を見下ろして顔を近づけて言った。真理子の息が恭子の顔にかかり、冷たい。


「さとし!」恭子が身体をよじって真理子から逃れようとするが、真理子の力が強い。恭子の腕が痛みに震える。

「真理子!や、止めてくれ!」と悟が悲鳴を上げる。

「だったら、悟、恭子の味方ぶるのを止めて、あなたも恭子に白状させることね」と冷たく言い放った。


「……恭子、一体全体ぼくと別れてから何があったんだ?」


 恭子はゼイゼイ言いながら壁に寄りかかると、悟の視線を避けて、俯いて震える声で、ゆっくり話し始めた。


「あなたと別れて……半年くらい経って……私、逮捕されたの。クスリと売春の仲介で……家庭裁判所で審判を受けて、女子少年院送致になった」


 悟が息を飲む。「少年院……?恭子、そんなことに……いつからだ?」


「半年ちょっと前、私が高校3年生になった時のことよ……同じ高校の元ヤンの美久というボスたちと抗争して、私たちが負けて……あいつらに暴行されて、重傷負わされて……それがきっかけで捕まったの。院内では、身体検査で全裸にされて屈辱味わったり、婦人科検診でクスコ挿れられて痛い思いしたり……部屋のボスにレズ強要されたり、いじめられたり……地獄だったわ」


「恭子、あなた、説明を端折ったわね。ウソを混ぜたか、説明していない部分があるでしょう?ウソの証拠にあなたの視線が泳いでいたわ。なぜ、『同じ高校の元ヤンの美久というボスたちと抗争』したのかしら?美久という子たちのグループがあなたがたを一方的に襲ったの?」

「それは……」

「正直に説明なさい!黒い想念の残りを完全に取り除くためにも、全部吐き出して」


 恭子は震えながら、声を絞り出した。「……私は美久の妹分の順子のグループにいたけど……順子の情夫の康夫と組んで、順子を裏切ったの。順子の覚醒剤グループを乗っ取ろうとして、康夫と乱交したり、クスリでコントロールしようとした……それがバレて、美久のグループと抗争になった」


 悟が目を丸くする。「恭子、キミが裏切った側だったのか?康夫というヤツと組んで、乱交やクスリで……?それで、女子少年院に収監された経緯は?」


《《恭子が恭子になったのよ!》》


「何で私が女子少年院のAK女子学園にぶち込まれたかって?クソッ、思い出すだけで頭に血が上るわ。あれは高校3年生になったばかりの頃よ。私は順子の下っ端みたいな立場。でも、私はもっと上を目指したかった。だから、順子の情夫の康夫と組んで、順子を裏切ることにしたのよ」


「恭子、上って……ぼくと別れる前はキミはそんな子じゃなかったはずだ」悟の顔が引きつった。恭子の言葉に、信じられないという驚きと、哀れみが混じった表情が浮かぶ。


 真理子は静かに目を細め、嫌悪の色を隠さない。「ふん、加害者側だったじゃない?あなた、最初から被害者ぶってるけど、本質は、野心家でずる賢い小娘のままだったのね」


「悟、なにが『はず』なのよ!別れた時は私は17歳半の高二だったわ。で、高三になって、18歳になった。合法JKの出来上がりよ。それまでは、コスプレでゴスロリを披露して、撮影会に付き合ったり、悟みたいなアマちゃんからカンパされたり、パパ活をちょっとしたくらいだったわ。小銭稼ぎよ。それが、順子から合法JKを覚醒剤でたらしこんで、パパ活させたらものすごい金が手に入ったのよ。自分でやるより、他の女子にさせた方が儲かったのね」

「他の女の子にパパ活させたのか?」

「悟、余計なことを言わないで、恭子に続けさせなさい!で、恭子?続きは?」と真理子が促した。


「康夫はクスリのルート持ってて、私、順子の手下の敏子、恵美子と乱交しながら、順子を排除する計画立てた。順子のグループを乗っ取って、私がボスになる。クスリでみんなをコントロールして、金儲けして……完璧だったはずなのに!智子って子をヤク中にしたのがきっかけで紗栄子にバレたの。私が智子にクスリを勧めて依存させて、オジサンたちに売って……金になったわ。でも、紗栄子って美久の手下の奴が、智子を知っていて彼女の様子がおかしくなっていくのに気づいてさ。順子に智子のパパ活現場の動画を見せやがった。康夫と私たちの乱交シーンや、クスリ打ってる場面もね……全部、紗栄子に盗撮されてたの!クソォ、悔しい!」


「恭子……キミが、そんな深い闇に……クスリで人を壊して、金のために……ぼく、知らなかった……哀れだよ、恭子……」悟は声を震わせ、恭子の肩に手を置こうとするが、恭子が払いのける。


「哀れ?悟、あなた甘いわね。この子は被害者じゃなく、加害者よ。野心で人を陥れて、失敗して恨みを抱く……本当に救いようのない子ね。嫌悪感しか湧かないわ」真理子は冷ややかに笑った。


 恭子は涙を浮かべながら、声を荒げるて続けた。「それで抗争になった。順子が紗栄子と私たちのアジトに忍び込んできた。智子と拉致った女子大生を奪い返すつもりだったのね。でも、撃退してやったわ。紗栄子は、私、敏子と恵美子が蹴りまくって、内臓破裂するくらいの重傷にしたわ。順子もそうとう蹴ってやったわ。そのくらいまでは気持ちが良かったわよ。


 でも、工場に殴り込まれて、美久、順子、楓、節子、佳子たちに囲まれた。楓に石で頭殴られて気絶させられた……楓、節子、佳子たちが『これで終わりよ、恭子』って笑ってた顔が今でも忘れられない。クソッタレ!私が負けるはずなかったのに!私のプライドがズタズタだわ!それで、楓が警察を呼んでいて、私のクスリと売春教唆の罪も全部明るみに出て……マッポに突っ捕まって、逮捕された。女子少年院送致。悔しい……全部、私の計画が完璧だったのに、紗栄子みたいな奴が邪魔しやがって!美久たち、許さない……絶対に、復讐してやるわよ!」

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