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73 女神降臨


「女神が降臨した!」


 輝く女神像の前は、大騒ぎになった。


「どうしよう……」


 違うって、私は聖女じゃない、女神の祝福を受けているけど、ただの令嬢ですから……



 王弟殿下も驚いている。久しぶりに見た顔に見惚れてしまった。いや、今はそれどころじゃない!


 彼は空を向いている。落ち着いて見ると、他の参加者も空を向いている。

 何が見えるのかと、私も上を、空を見上げた。


 輝く女神が、光の翼を広げている……聖女降臨の次は、女神降臨だった。

 女神の顔は、私の顔ではなく……前世のご主人様の顔だ、懐かしい。



 光が収まってきた。空に羽ばたく女神も……いや、消えてないし、なんで?



「もうお判りでしょう、この令嬢は聖女です!」


 聖女ソフィアが、宣言した。


「「おぉ!」」


 歓喜の渦って、こんな状態なのかな。喜びの声と拍手が、王宮の中庭に響き渡った。戸惑ってしまう。



 王宮から中庭へ、多くの人たちが出てきた。窓を開けて、空を見上げている人たちもいる。


 空のうえには、羽ばたく女神が見える。どうしよう、ご主人様……



 王宮だけでなく、王都のほうからも、歓喜の声が聞こえ、あ〜聖堂の鐘も鳴り出した。


 ◇


「こんなのマジックだ!」


 第二王子が、声を荒げて飛び出してきた。


「聖女は、僕のイライザだ!」


 あ! 私を突き飛ばした。痛い!


 しまった、自分の俊敏性が上がっていたので、たかをくくって、すっかり油断していた。


 ゆっくりと、視界が傾いていき、一気に冷たい水が私を包む!


 私は、聖女の泉に落ちた……これで3回目……落ちたのは2回目か……冷たい水は……命を落とした前世を思い出させ、体を硬直させる……ご主人様……




お読みいただきありがとうございました。

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