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剣しか持ちえない少年の英雄譚  作者: 喜怒哀楽
イリス奪還編
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48/102

二人

森の中で倒れていた、一人の青年。


敵か、味方か。


何者なのかも分からない。


それでもヴァルドは、目の前の命を見捨てることを選びませんでした。


アルヴァと外の世界。


その関係を大きく変える、小さな出会いです。


第48話、よろしくお願いします!


「……アルヴァの民か……?」


掠れた声。


木にもたれかかった青年は、ヴァルドを見上げていた。


顔は青ざめている。


肩。


脇腹。


脚。


服の至るところが血で染まっていた。


ヴァルドは剣の柄へ手を置いたまま答える。


「だったら」


一拍。


「なんだ」


「……」


青年の口が僅かに動く。


何かを言おうとした。


だが。


「おい?」


身体から力が抜ける。


そのまま。


青年の目が閉じた。


「お、おい!」


ヴァルドが慌てて身体を支える。


首元へ手を当てる。


「……生きてる」


呼吸はある。


だが。


浅い。


ヴァルドが傷を見る。


「ひでぇな……」


特に脇腹。


刃物で深く斬られている。


既にかなりの血を失っていた。


アルヴァならば。


この程度の傷なら、周囲の魔素を取り込みながら休めば、やがて身体が修復していく。


だが。


目の前の青年は違う。


アルヴァではない。


このまま放っておけば。


おそらく。


死ぬ。


「……」


ヴァルドが周囲を見る。


血痕。


折れた枝。


踏み荒らされた草。


かなり遠くから逃げてきたらしい。


それも。


何者かに追われながら。


「……面倒なの拾っちまったな」


昨日。


アルヴァは他国から侵攻を受けたばかり。


目の前の青年が無関係だという保証はない。


斥候。


密偵。


新たな侵略者。


その可能性だってある。


「……」


ヴァルドは青年を見る。


やがて。


大きく息を吐いた。


「まあ」


しゃがむ。


青年の腕を自分の肩へ回す。


「死なれてから聞いても仕方ねぇか」


身体を担ぎ上げる。


「よいしょっと」


重い。


ヴァルドは村へ向かって歩き始めた。


「起きたら飯くらい奢れよ」


当然。


返事はなかった。


◇


「ヴァルド!」


村へ戻ると。


すぐに声が飛んできた。


「そいつ誰だ!?」


「怪我してるぞ!」


「外の奴じゃないか?」


人が集まってくる。


ヴァルドが青年を担いだまま答える。


「森で倒れてた」


「生きてるのか?」


「ギリギリ」


その時。


人混みの向こうから。


「……お前」


聞き慣れた声。


ヴァルドが顔を上げる。


ギーファ。


腕を組み。


担がれている青年を見ていた。


「何拾ってきた」


「人を拾い物みたいに言うな」


「じゃあ何連れてきた」


「怪我人」


「見りゃ分かる」


ギーファが近づく。


青年の服。


傷。


装備。


その全てを確認する。


表情が変わった。


「……外の奴じゃねぇか」


「そうみたいだな」


「そうみたいだな、じゃねぇよ」


ギーファがヴァルドを見る。


「昨日襲われたばっかだぞ」


「知ってる」


「斥候だったら?」


「分からん」


「密偵」


「それも分からん」


「じゃあ敵だったら?」


ヴァルドが青年を見る。


「それも」


一拍。


「今は分からん」


ギーファの眉が寄る。


「なら村に入れるな」


「死ぬぞ」


「だから?」


ヴァルドがギーファを見る。


少しだけ。


空気が変わる。


「……ギーファ」


「何だよ」


「敵かどうか分からないからって」


青年を担ぎ直す。


「死にかけてる奴を見殺しにしてから確認するのか?」


「……」


ギーファが黙る。


「俺は嫌だね」


ヴァルドが歩き出そうとする。


その時。


「ちょっと」


女性の声。


セラ。


青年を見るなり。


表情が変わった。


「早く運んで」


「おう」


「待て」


ギーファが止める。


セラが見る。


「何?」


「こいつ、どこの誰かも分からない」


「だから?」


「敵かもしれない」


セラは青年を見る。


そして。


ギーファへ視線を戻した。


「このままだと死ぬ」


「……」


「話は起きてから聞けばいいでしょ」


「いや」


「ギーファ」


「……」


「運んで」


数秒。


ギーファが視線を逸らす。


「……はい」


ヴァルドが吹き出した。


「お前ほんとセラには弱――」


「黙れ」


◇


青年は村の一室へ運び込まれた。


セラが傷を確認する。


「脇腹が一番酷い」


ヴァルドが覗き込む。


「治る?」


「分からない」


「分からない?」


セラがヴァルドを見る。


「私たちと一緒にしないで」


「ああ……」


アルヴァは傷の治りが早い。


多少深い傷であっても。


周囲に魔素さえあれば、身体が自ら修復を始める。


だからこそ。


普通の人間の重傷を治療する機会など、ほとんどなかった。


「ヴァルド」


「ん?」


「青い瓶取って」


「これ?」


「それお酒」


「似てない?」


「どこが?」


壁にもたれていたギーファが口を挟む。


「飲ませとけば寝るんじゃね?」


セラが振り返る。


「もう寝てる」


「じゃあいらねぇな」


「あなたは黙ってて」


「はい」


ヴァルドが笑う。


「今日二回目」


「うるせぇ」


それでも。


セラは手を止めなかった。


傷を洗い。


薬草を使い。


血を止める。


やがて。


「……これで」


額の汗を拭う。


「後は、この人次第」


ヴァルドが青年を見る。


「死ぬ?」


「分からない」


「そっか」


ヴァルドは椅子へ座った。


◇


数時間後。


「……っ」


青年の指が動いた。


目が。


ゆっくり開く。


「……ここは」


身体を起こそうとする。


「っ……!」


脇腹。


激痛。


「動くな」


声。


青年が見る。


椅子。


ヴァルドが座っていた。


「傷開くぞ」


「……お前は」


青年の目に警戒が戻る。


森。


思い出した。


「アルヴァ……」


「ヴァルド」


「……?」


「俺の名前」


ヴァルドが青年を見る。


「お前は?」


少し。


沈黙。


「……エドガー」


「エドガーね」


ヴァルドが頷く。


「覚えた」


エドガーが周囲を見る。


窓。


外。


見慣れない建物。


「ここは……」


「俺たちの村」


エドガーの目が僅かに見開かれる。


「アルヴァの……?」


「そう」


エドガーが再び起き上がろうとする。


「だから動くなって」


「なぜ」


「ん?」


エドガーがヴァルドを見る。


「なぜ俺をここへ連れてきた」


ヴァルドが首を傾げる。


「死にそうだったから」


「……」


「何?」


「それだけか?」


「他にいる?」


エドガーが言葉に詰まる。


「俺はアルヴァではない」


「見りゃ分かる」


「他国の者だぞ」


「それも見りゃ分かる」


「なら、なぜ――」


「お前」


ヴァルドが遮った。


「昨日、俺たちを襲った?」


エドガーの表情が変わる。


「……いや」


「俺たちの土地を奪いに来た?」


「違う」


「じゃあ」


ヴァルドが肩をすくめる。


「今のところ、敵じゃないだろ」


「……」


エドガーは。


何も言えなかった。


扉。


開く。


「起きたか」


ギーファ。


エドガーが見る。


ヴァルドが指を差した。


「こいつギーファ」


「勝手に紹介すんな」


「いいだろ別に」


エドガーがギーファを見る。


「……ギーファ」


「覚えなくていい」


「なんでだよ」


ヴァルドが呆れる。


ギーファはエドガーの前へ立った。


「どこから来た」


「ギーファ」


「これくらい聞くだろ」


エドガーは。


少し黙った。


そして。


「……エルグラン」


ギーファの目が変わる。


「エルグラン?」


ヴァルドも反応した。


「随分遠くから来たな」


「……ああ」


ギーファが腕を組む。


「何しに来た」


「……」


「答えられない?」


「ギーファ」


ヴァルドが止める。


「話したくないならいい」


「お前なぁ」


「怪我人だぞ」


「怪我人なら何でも信用すんのか?」


「してねぇよ」


「してるように見える」


「してねぇって」


二人が睨み合う。


エドガーが小さく息を吐いた。


「追われていた」


二人が見る。


「俺たちの国と敵対している国の部隊に」


ヴァルドの表情が変わる。


「襲われたのか?」


「ああ」


エドガーが天井を見る。


「移動中に待ち伏せされた」


ギーファが聞く。


「一人だったのか?」


エドガーは。


答えるまで少し時間がかかった。


「……いや」


拳。


僅かに握られる。


「部下がいた」


「そいつらは?」


「俺を逃がすために残った」


静かになる。


エドガーの脳裏。


剣を抜く部下たち。


『行ってください!』


『ここは我々が食い止めます!』


『早く!』


「俺は既に傷を負っていた」


エドガーが続ける。


「それでも」


「奴らが道を作ってくれた」


「だから逃げた」


ヴァルドは黙って聞いている。


「……その後は?」


「分からない」


エドガーが目を伏せた。


「追手から逃げることだけで精一杯だった」


握った拳。


力が入る。


「俺だけが」


「生き延びた」


ヴァルドが。


しばらくエドガーを見る。


「……そっか」


それ以上。


何も聞かなかった。


ギーファも。


今度は追及しなかった。


◇


しばらくして。


エドガーは再び眠りについた。


まだ身体は完全には戻っていない。


話しているだけでも疲れたのだろう。


静かな寝息。


ヴァルドが確認する。


「……寝たか」


「ヴァルド」


低い声。


振り返る。


ギーファ。


壁にもたれていた身体を起こす。


「何?」


「てめぇ」


ヴァルドを見る。


「今ので信用したとか言わねぇよな?」


ヴァルドの眉が僅かに寄る。


「別に全部信用したわけじゃ――」


「だったらいい」


ギーファが遮る。


眠っているエドガーを見る。


「エルグランの人間」


「敵国の奴らに追われて」


「部下が残って」


「自分だけ逃げてきた」


鼻で笑う。


「全部こいつが言ってるだけだ」


「……まあな」


「本当かどうかなんて、まだ分からねぇ」


ヴァルドは何も言わない。


ギーファがヴァルドを見る。


「拾ってきたのはてめぇだ」


一歩。


「てめぇが目ぇ離すんじゃねぇぞ」


「分かってる」


「分かってねぇから言ってんだよ」


声が低くなる。


「少しでも怪しい動きしたら」


エドガーを一瞥する。


「俺は問答無用で殺す」


ヴァルドの表情が変わる。


「ギーファ」


「それだけじゃねぇ」


ギーファは止まらない。


「こいつがここに来てから」


「アルヴァで何かおかしなことが起きたら」


一拍。


「真っ先にこいつを疑う」


「本人が関係なくてもか?」


「ああ」


即答。


ヴァルドの眉が寄る。


「それはやりすぎだろ」


「やりすぎで何も起きなきゃ、それでいい」


ギーファがヴァルドを睨む。


「でもな」


「てめぇが信じて」


「そのせいでここの誰かが死んだら」


一歩。


ヴァルドとの距離を詰める。


「取り返しつかねぇんだぞ」


「……」


「俺は別に」


ギーファが眠るエドガーを見る。


「こいつが他国の奴だから殺したいわけじゃねぇ」


「本当に追われてただけなら、それでいい」


「傷が治ったら帰せばいい」


そして。


ヴァルドへ視線を戻す。


「でも」


「俺はここの奴らの命を賭けてまで」


「知らねぇ奴を信用する気はねぇ」


ヴァルドが黙る。


しばらく。


二人が睨み合う。


やがて。


ヴァルドが息を吐いた。


「……分かったよ」


「何が」


「俺が見る」


ギーファが黙る。


「俺が連れてきた」


「だから」


エドガーを見る。


「こいつがここにいる間は、俺が責任持つ」


ギーファは数秒ヴァルドを見る。


「絶対に目ぇ離すな」


「ああ」


「もし何かあったら」


ギーファが扉へ向かう。


「俺が殺しに来る」


扉へ手をかける。


「お前が止めてもな」


そのまま。


部屋を出ていった。


「……」


ヴァルドは閉じた扉を見る。


「怖ぇなぁ……」


そして。


眠っているエドガーを見る。


「聞いたろ?」


当然。


返事はない。


「俺も別に」


椅子へ座る。


「全部信じたわけじゃねぇからな」


少し間。


「だから」


エドガーを見る。


「変なことすんなよ」


◇


それから三日。


ギーファとの約束通り。


ヴァルドは。


ほとんどエドガーの傍にいた。


最初は。


監視のためだった。


「どこ行く」


「外だ」


「俺も行く」


「……なぜだ」


「監視」


「本人に言うのか?」


「隠す必要ある?」


「……ないが」


エドガーが歩く。


ヴァルドもついていく。


食事。


「何食ってんの?」


「見れば分かるだろう」


「うまい?」


「普通だ」


「一口くれ」


「自分のがあるだろう」


「そっちの方が多い」


「知らん」


そんなやり取りを繰り返しているうちに。


監視という言葉は。


次第に意味を失っていった。


◇


「おおおおお!!」


子供たちの歓声。


エドガーは困惑していた。


掌。


その上に。


小さな炎。


「すげぇ!」


「もう一回!」


「次は雷!」


「水出して!」


「飛べる!?」


「最後のは無理だ」


子供たち。


「えー!」


「なぜ残念そうなんだ……」


少し離れた場所。


ヴァルドが笑っている。


「人気者じゃん」


エドガーが睨む。


「助けろ」


「嫌だね」


「もう一回!」


「もっと大きいやつ!」


エドガーがため息を吐く。


それでも。


炎を少し大きくした。


「おおおおお!!」


子供たち大興奮。


エドガーがヴァルドを見る。


「……そんなに珍しいのか?」


「俺たち使えねぇからな」


「それは知っている」


エドガーが炎を消す。


「だが」


少し躊躇する。


「悔しくはないのか?」


「何が?」


「魔法を使えないことが」


ヴァルドが。


本当に分からないという顔をした。


「なんで?」


「いや……」


「便利そうだとは思うけど」


ヴァルドが腰の剣を軽く叩く。


「俺にはこれがあるし」


「……」


「別に魔法がなくても困ってねぇよ」


エドガーは。


何も言わなかった。


自分が聞いてきた話。


魔法を持たぬ。


粗暴な民。


戦いしか知らぬ者たち。


だが。


目の前にいるのは。


子供に魔法をせがまれ。


畑を耕し。


飯を作り。


笑い。


家族と暮らす。


普通の人々だった。


エドガーの中で。


何かが。


少しずつ崩れ始めていた。


◇


さらに二日。


エドガーの傷は。


かなり回復していた。


夜。


村の外。


小高い丘。


ヴァルドとエドガーが並んで座っている。


エドガーは村を見ていた。


灯り。


笑い声。


「……不思議だ」


「何が?」


「アルヴァだ」


ヴァルドが見る。


「喧嘩売ってんのか?」


「違う」


エドガーが苦笑する。


「俺は」


少し考える。


「もっと好戦的な民だと思っていた」


ヴァルドの眉が寄る。


「誰がそんなこと言ってんだよ」


「……国では」


エドガーが答える。


「そう教えられている」


ヴァルドが黙る。


「魔法を持たず」


「強靭な肉体で他者を圧倒し」


「他国との交流を拒む」


「危険な民だと」


ヴァルドは。


しばらく何も言わなかった。


そして。


「まあ」


頭を掻く。


「戦ってばっかなのは間違ってないな」


エドガーが見る。


「でも」


ヴァルドは村へ視線を戻す。


「好きでやってるわけじゃない」


「来るから戦う」


「奪おうとするから守る」


「それだけだ」


エドガーが黙る。


「俺は」


ヴァルドが続ける。


「いつか」


村の灯りを見る。


「ここにいる奴らが」


「剣を持たなくても暮らせるようにしたい」


「……」


「無理だってギーファには言われたけどな」


ヴァルドが笑う。


エドガーは。


笑わなかった。


真剣に。


ヴァルドを見ている。


「ヴァルド」


「ん?」


「お前は」


少し迷う。


「外の国が嫌いではないのか?」


ヴァルドが首を傾げる。


「国を好きとか嫌いとか」


少し考える。


「考えたことねぇな」


「だが」


エドガーが言う。


「お前たちは何度も侵略されている」


「今日だけではないのだろう?」


「ああ」


「なら――」


「俺が嫌いなのは」


ヴァルドが遮った。


エドガーを見る。


「俺たちのものを奪いに来る奴だ」


エドガーが黙る。


「どこの国の奴かは関係ない」


ヴァルドは。


少し笑った。


「お前は今のところ」


「何も奪いに来てない」


一拍。


「だから敵じゃない」


「……」


エドガーは。


ヴァルドを見る。


そして。


ほんの僅かに。


笑った。


「……変な奴だな」


「お前に言われたくない」


「なぜだ」


「森で死にかけてた奴に言われてもな」


「それは関係ないだろう」


「あるだろ」


「ない」


「ある」


二人の声が。


夜の丘へ響く。


その下。


アルヴァの村では。


いつもと変わらない灯りが。


静かに揺れていた。


◇


同じ頃。


アルヴァ領から少し離れた森。


何頭もの馬が駆けていた。


「痕跡は!?」


「ありません!」


「南側も捜索しろ!」


「はっ!」


甲冑を纏った騎士たち。


全員。


疲弊している。


鎧には戦闘の跡。


血。


傷。


それでも。


止まらない。


先頭を走る騎士が馬を止めた。


「……くそ」


拳を握る。


敵国の追撃を振り切り。


生き残った者たちを集め。


ここまで来た。


だが。


肝心の人物が見つからない。


「我々が辿り着くまで……」


騎士が顔を上げる。


「どうか……」


そして。


叫んだ。


「探せ!!」


騎士たちが一斉に動く。


「何としても見つけるんだ!」


森に。


その声が響き渡る。


「――エドガー殿下を!!」


まだ。


ヴァルドは知らない。


自分が森で拾った青年が。


大国エルグランの王族であることを。


そして。


この小さな出会いが。


アルヴァという民の未来を。


大きく動かし始めていることを。


「だから敵じゃない」


ヴァルドが救った青年――エドガー。


警戒を解かないギーファとは対照的に、ヴァルドとエドガーの距離は少しずつ縮まり始めました。


そして最後に明かされた、その正体。


「――エドガー殿下を!!」


森で拾ったただの青年ではなかったようです。


この出会いがアルヴァに何をもたらすのか。


次回もよろしくお願いします!


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