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極東の守護神〜日本再軍備〜  作者: 007


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52/63

突破の1発

台湾東部海域

日本海軍連合艦隊は、総力で迎撃に当たっていた。

VLSの蓋が一斉に開き、新型極超音速迎撃ミサイルSM-9Aが次々と白煙を噴いて射出された。

長門級イージス巡洋艦と雪風級・黒姫級の駆逐艦から放たれるリニアカノンが、連続して轟音を上げた。

空母打撃群の飛行甲板では、烈風2型と桜嵐が緊急発艦を繰り返し、航空宇宙軍の烈風1型も台湾上空から支援に入っていた。

5センチレーザー砲が青白い光線を連続で射出する。

20ミリレーザーガトリングガンが近接で最後の牙を剥いた。

しかし、人民解放軍の攻撃は執念深かった。

3発の対艦弾道ミサイルが、日本軍の多層防御をすり抜けた。

CICの警報が激しく鳴り響いた。

「3発、突破! 目標は大鳳空母打撃群!」

そのうち2発は、20ミリレーザーガトリングガンの集中射撃により空中で爆散した。

しかし、残る1発は、回避しきれなかった。

原子力空母大鳳の飛行甲板中央部に、対艦弾道ミサイルが直撃した。

轟音とともに、巨大な爆炎が上がった。

飛行甲板の中央が抉れ、炎と黒煙が噴き上がる。

破片が周囲に飛び散り、甲板上の待機中の桜嵐2機が誘爆して炎上した。

大鳳の艦体が、大きく震えた。

日本海軍連合艦隊は、ついに被害を受けてしまった。

大和空母打撃群のCICは、一瞬にして緊迫した空気に包まれた。

黒崎信一郎大将と星野瑞穂大佐は、スクリーンに映る大鳳の姿を無言で見つめていた。

炎上する飛行甲板、立ち上る黒煙、そして戦闘継続に影響が出始めた状況が、モニター越しに如実に伝わってきた。

これまでほぼ無傷で進めてきた連合艦隊に、初めての明確な傷が刻まれた瞬間だった。

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