68/70
第68話 諦めと傲慢
何が何だか全然分からないのに、これを8階まで見て選ぶなんて、拷問すぎる。
頭がぐわんぐわんしてきた。
私は、入り口付近の、邪魔にならなさそうな壁際でうずくまってしまった。
あー……。
しんどいな。
あたりを見渡すと、さらに頭が痛くなりそうだったので、白い床を眺めることにした。
ご丁寧に、白い壁には、ところどころ薄いピンク色で「LOVE」だの何だのと、意味の分からない単語が書かれている。
しんどー……。
私には刺激が強すぎたか。
これはもう、まっすぐ帰るしか……。
そう思っていると、「あの……」と声をかけられた。
顔を上げると、そこには、きれいに切りそろえられた金髪のボブヘアが印象的な女の子が立っていた。




