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人生100年時代だっていっただろうが! 〜母という異世界生物観察記録〜  作者: 目立拓奶


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第21話 ガンだけに、ガーン。

第21話 ガンだけに、ガーン。


「ガンだけに、ガーン……ってやつね……」


「あははっ!お母様、面白い!そうですね!」


「まぁ、じゃあ残念だけど私は入れないわね。」


「あはは!大丈夫でしょう!」


何を言っているんだ、この浜辺。


「何を言っているんですか?母はガンですよ。」


すると、一瞬、浜辺は固まった。


明らかに動揺している。


漫画であれば滝汗状態である。


私は卵と牛乳を冷蔵庫へ入れながら、互いに背を向けているにもかかわらず、浜辺の緊張感が伝わってきた。


「お母様……がんだったんですか?」


「あぁ、うん、まぁ、えぇ、そう。そうね。オホホ……」


沈黙。


先ほどまで流暢だった浜辺の口が、急に動かなくなった。


母も母で、笑ってごまかそうとしている。


誰も次の言葉を見つけられない。


冷蔵庫に卵を入れるために、卵パックから卵を取り出すぺりぺりという独特の乾いた音が居間に響く。


「……」


「……」


「……」


「えっと、その……」


先に口を開いたのは浜辺だった。

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