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静かな恋愛~朝にしか会えない君と~  作者: アオ


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34/43

#34 文化祭でもアクシデント

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「静かな恋愛~朝にしか会えない君と~ 」をどうぞ!

俺たちが文化祭を周ろうとしたときお客さんの"キャ!"という悲鳴と

ともに仕切ってあった壁が一部倒れだした。

周りの人が"大丈夫?"と心配の声をかける中琴音は

すぐにその場に駆け付けてお客さんの対応に追われる。

それでもまだ後ろにお客さんはいるためみんながどうしようかと

悩んでいると琴音が声を張り上げて指示を出す。


琴音「受付係の人は今並んでいる人たちに状況を説明して

   別のところ行ってもらうか待ってもらうかを聞いて!

   ……待ち時間はおよそ1時間程度と伝えて!

   それからこれまで背景とか作っていた人は早急に

   一部こわれたものを修復して!」

友達「確か道具類は保管室に一式あるはずだから取ってくる!」

琴音「よろしく!それ以外で手が空いている人は

   修復の手伝いと先生を呼んできて!

   すぐに手分けしてトラブルを解決しましょう!」


琴音の指示通りに周りの人たちは動き出す。

その動きの速さもそうだが、何よりも琴音の指示が一番よかったのだ。

友達「保管室から道具一式、取ってきました!」

琴音「ありがとう、すぐに修復作業に取り掛かるわよ」

そう琴音が言うと何人もの人たちが集まって修復作業を行う。

もちろん俺もその輪の中に混じって行う。


お化け役「おそらくさっきのお客さんがそのでっぱりに足を

     ひっかけて転んだのが原因かも」

作業をしている途中でお化け役の人がそういう。

琴音「……確かにここだけでっぱっているわね……もう少し

   念入りにチェックしておくべきだったわ」

俺「じゃあこの部分だけ切っちゃうね」

琴音「あっ……ありがとう」

俺は隣の横へいきでっぱりがなくなるまではさみを入れる。


作業開始から数分後、騒ぎを聞きつけた先生が教室に入ってきた。

先生「みんな大丈夫か!?」

琴音「あっ、先生はいだいぶ修復できました。もう数分したら

   元通り営業できそうです」

先生「それはよかった……それにしてもみんな見事だよ。

   先生がいなくても自分たちでトラブルを解決してくれるなんて」


俺「もちろん俺たちも協力しましたが問題が起こったときに

  すぐに琴音が指示を出してくれたので助かりましたよ」

俺が周りを見渡しながら言うとうなずく一同。

先生「そうか、琴平さんみんなをまとめあげてくれてありがとう。

   そしてみんなも協力して修復作業に取り掛かってくれて

   ありがとう。みんなの成長した姿を見れてうれしいよ」


先生がそう言うとみんなは苦笑いしながら営業再開へ向かって行った。

それから数分後、完全に営業は再開したものの琴音が見積もっていた

時間よりだいぶ早く終わったためあまりお客さんは入ってこなかった。

琴音「……もう少し短い時間で修復できるって伝えておけばよかったかも」

俺の隣でそんなため息交じりのことを話す琴音。


俺「いやいやそんなことないよ。すぐに琴音がみんなをまとめ上げている

  姿めちゃくちゃかっこよかった。見習いたいよ」

琴音「あっ……ありがとう……で、でもわっ、私は……

   か、かっ、かわいいって言われたい……うそ、な、なんでも……」

さっきまでの威勢のよさはどこへ行ってしまったのやら。

顔全体を赤くしながら琴音はそう言った。


琴音「そっ……それにみ、見習いたいって……りょ、凌かっこいいから

   そ、そのままで大丈夫……」

その言葉に俺は思わず苦笑する。

でもそう言われて悪い気はしない。

俺「どうする、少し時間過ぎたけど文化祭周るか?」

琴音「うっ……うん、なんかごめん手伝わせちゃって」


俺「そんな。それに琴音の姿を見ていて何もできない方が嫌だよ」

そう言うと琴音は俺から目線を外して隣に歩く。

それからは琴音の行きたい場所にとことん付き合った。

もちろん午前に友達と一緒に回ったところもあったが

案外、琴音も琴音でいろいろなジャンルをやっていたので

楽しさと新鮮さがまじりあった感覚だった。


大野宮さんとの文化祭みたいなあんなことはなかったが

琴音がかなり積極的でびっくりした。

そんなこんなであっという間に高校初めての文化祭は終わりを

告げようとしていた。


一通り、文化祭を周り終わった俺たちはのんびりと

自分たちの教室に戻って行っている。

琴音「きょ、今日はありがとう……た、楽しかった」

嬉しそうな恥ずかしそうな表情をしながら琴音は俺を見て言う。

俺「俺も楽しかったよ。最初こそいろいろトラブルがあったけど

  それもひっくるめて最高の文化祭になったよ」

お世辞でもなく心から思っていることを伝えた。


琴音「……すっ、少しでもわ、私を恋愛対象として見てほしい」

俺「……琴音を恋愛対象として見ていないわけじゃないんだ……

  ただ……好きな人……いやこれ以上言うと琴音をまた傷つける」

琴音「そっか……つまり私が凌の好きな人以上の魅力を

   持てればまだチャンスはあるってことだよね……

   そのために頑張るから見ててよ!」

その言葉が不安を一気に和らげる。


俺「ああ見てるよ、しっかりと」

琴音「……や、やっぱり恥ずかしい」

俺「なんだよ!」

とツッコむほど琴音は赤くなっていた。

読んでいただきありがとうございました!

コメント(感想)をくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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