表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
静かな恋愛~朝にしか会えない君と~  作者: アオ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

32/43

#32 文化祭直前のアクシデント

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「静かな恋愛~朝にしか会えない君と~ 」をどうぞ!

その日は、かなり疲れたためすぐに布団に入って就寝をした。

翌日、若干疲れが取れていないまま朝の電車に乗り込んだ。

「おはよう」

俺「あっ、おっ……おはようございます」

自分一人の中で昨日の出来事があってそれを意識しているせいか

いつもと違うようなあいさつをしてしまった。


それに気が付いたのか大野宮さんがこちらを見ながら

「どうしたの?なんか変だよ~」

「ちょっと昨日、電車を乗り過ごしてたみたいで

 帰るのが遅くなってそのまま寝たんですが疲れが取れなくて」

俺がそう書いた紙を見せると大野宮さんは心配そうな顔をしながら

「ちゃんと寝てよ、文化祭も近いんだから!」


そう言う大野宮さんはまるで母親のようだった。

それが面白くて俺が顔をうつむかせながら笑う。

「ありがとうございます、大野宮さんのおかげでなんか元気出ました」

「それはよかった!」

その後もいつものように会話をして俺たちは登校した。


その日の放課後、琴音が声を張り上げながらまとめているのが見えた。

友達「なんかかんやあったけど二人ともいつも通り……いや

   いつも以上の様子で安心したよ」

俺「いやいや、お前は一体どこからの目線だよ」

思わずそうツッコまずにはいられなかった。

笑いながら友達は作業の方に戻って行った。


とうとう明日が文化祭当日。ということもあり琴音のやる気はもちろん

クラス全体もとても楽しそうな雰囲気が漂っていた。

近くから"間に合いそうにない!"という声が聞こえてくる。

琴音「えっと……そっちのグループから少しこっちに来てほしい!」

てきぱきと自分の作業もこなしながら周りを見て指示を出す琴音。

その姿に俺は"リーダーシップ"という面で惚れる。


というかこれくらいみんなに指示できるのなら人見知りも

もうなくなっているのではないかと思わせるほどだった。

いづれにせよ、この文化祭によって琴音が良い方向へ動いてるのがわかった。

琴音「りょ、凌もこっちの材料運ぶの手伝ってくれ」

俺「わかった!向こう側に持っていけばいいんだな」

さて、琴音も頑張っているんだ俺も頑張るぞ。


それから一時間……文化祭前日ということもありいつもより時間が

多くとれているためこの時刻で終了ということはない。

廊下を見るとひとり大きな荷物を抱えながらバランスを取るのに

必死になっている琴音の姿が見えた。

しかし次の瞬間、琴音の体がふらついたのを見て俺は教室を出てそばへ向かう。

俺「危ない!」


……どれくらいの時間が経ったのだろうか。

俺は知らぬ天井の目にして今、ベッドで寝かされているのがわかった。

確か琴音がふらいついたのを見て廊下に飛び出してそこから記憶がない。

右に首を動かすと隣にいた琴音とばっちり目が合う。

琴音「よっ……よかったぁ~……」

琴音は安堵の声をもらす。


俺「な、なんかわからんが迷惑をかけたみたいだなごめん。っ、いった……」

体を動かそうとすると痛みが走る。

琴音「ばっ、バカ!りょっ、凌がたっ、助けようとしてくれたの……きいた」

両耳を赤くしながら話し出す琴音。

琴音「……りょっ、凌のことだからわ、私じゃなくても女子でも男子でも

   おっ、同じ行動をとってたと思う……でもうれしかった」

琴音は一呼吸おいて再び話始める。


琴音「やっ、やっぱり私、凌のこと好き……振られたけど

   それより前よりも凌のことが好き」

しばしの沈黙が流れる。そして琴音はいつもの顔に戻って……

琴音「えっ……あっ、あわ……ご、ごめん。けが人にこんなこと言って」

そうして頭を抱えながら"あ~私のバカ……"とつぶやく琴音。


それに思わず俺は笑う。

琴音「なっ、なんで笑う」

俺「ごめんごめん……いや琴音がそんなに俺のことを想ってるのが

  うれしいし、それにそんな感じで一人反省しているの面白いなって」

俺がそう言うと琴音は顔を真っ赤にしながら俺から視線を背けた。

琴音「しっ……心配して損した」

俺「……まあ、ありがとな。とっくに下校時刻過ぎてるのに」


琴音「せっ、先生が凌の親に連絡入れてたからもう少しで来ると思う……

   それまで着いててほしいって言われたから……」

俺「そうか、ありがとな……文化祭の準備は無事終わったのか?」

琴音「……わっ、私が取り乱しちゃったせいでぎりぎりだった……」

琴音がそう言うと慌てた様子で"どうしよう"とテンパっている琴音の姿が

脳内に浮かんだ。うん、琴音ならこうやっていることだろう。


琴音「でっ、でも何とかなった……凌もありがとう」

俺「俺はみんなと同じように琴音たちに言われたことをやっていただけだよ。

  それに琴音が一番疲れているはずなのにな」

それから数分、心地よい沈黙が流れる。


すると保健室の扉が開き保険の先生が入ってくる。

先生「あらっ、小林君起きてたのね。体は大丈夫?」

俺「はい少し痛みますが大丈夫です」

先生「それはよかったわ。とにかく数日は安静にね。

   それからお母さんが来ているから、琴平さんもありがとね」

琴音「ぜっ全然。じゃありょっ、凌また明日」

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ