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静かな恋愛~朝にしか会えない君と~  作者: アオ


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29/43

#29 前とは違うテスト勉強

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「静かな恋愛~朝にしか会えない君と~ 」をどうぞ!

大野宮さんの学校の文化祭から二日後、いつものように電車に乗っていた。

すると大野宮さんの隣に人影が見えた。

友達「文化祭ぶりだね~、まさかこんな早い電車に乗ってるとは」

そう言ってきたのは大野宮さんの友達だった。

「友達が一回で良いから一緒に登校したいって言って、ごめんね!」

そう書いた紙を見せて"ごめん"のポーズをとる大野宮さん。

俺は大野宮さんの友達にバレないように"大丈夫ですよ"と書いた紙を渡す。


それを受け取った大野宮さんはニコリと笑ってくれた。

そして友達の肩をたたいて別の紙を見せた。

友達「えっと"電車の中だから静かに"ってごめんごめん」

そう謝りながら大野宮さんと同じメモ帳を出して紙で会話し始める。

「ちょっと浮かれちゃっててごめんね~」

「浮かれるって何よ」

「だから亜紀にこんな彼氏がいるなんてなって~」


大野宮さんの友達のその爆弾発言に思わず顔を赤くする。

一方、大野宮さんは焦ったのか電車の振動なのか文字が震えていた。

「だからそういう関係じゃないって。それに凌君も困ってるでしょ」

確かに困ってますが、俺としては願ったりかなったりです……

なんてことは言うことができなかった。

「え~最初見たときに手をつないでいたからてっきりそうかと思ったのに。

 でも亜紀かわいいし優しいからどう思う小林君?」


こちらに話がふられてどうこたえようかと迷う。

……ここで"そう"なんて言葉を使ったら好きバレするし、かといって

"べつに"なんてぶっきらぼうに言ったらそれこそ大野宮さんを

傷つけることになるかもしれない……あ~どうしたらいいんだ。

「ほら凌君が迷ってるからやめてあげなって私たちはいたって普通の関係!」


それ以上、詮索されたくないためその言葉を使ったのだろうが

改めてそうはっきりと言われると結構自信を無くすんだよな……

次の恋も片想いなのか……結構つらいなぁ~。

「もっといろいろなこと聞きたかったのに……じゃあ

 二人はなんで毎日一緒に登校するようになったの?」

「別に成り行きって言うか、好きなアーティストが一緒で

 意気投合してそれを話すために登校しているよ」


「へぇ~、それ以外に何もないの小林君?」

その言葉に大野宮さんが間に入ろうとしたが友達に"小林君に

質問してるの"と言ってそれを阻止されていた。

「大野宮さんが言った通りですよ。一番最初こそ、後先考えずに

 俺が発言してしまっただけですがそれがきっかけですよ」

「なるほどね~いいねぇ~」

絶対に紙に書かなくてもよい部分を書きながら

ニヤニヤと俺と大野宮さんを交互に見る大野宮さんの友達だった。


それからもいろいろ質問攻めをされては大野宮さんがぶった切ってを

繰り返してうちにあっという間に学校の最寄り駅に着いた。

俺「じゃあここが最寄り駅なので俺行きますね」

友達「そっか~今日はありがとね~」

大野宮さんの方を見るといつもの紙をもって"いってらっしゃい"と言っていた。

そして電車を降りて学校へ向かう。


琴音「おっ、おはよう……て、テスト勉強始めてるか?」

俺「おはよう琴音、月曜日の朝からそんなこと言うなよ」

朝起きた直後に今秋からテスト週間だということを認識させられえていた。

しかし電車内で会話をしていたことによってそれを消していたのに……

琴音「ま、またわからないところがあったら、教えるから

   き今日の放課後から毎日、図書室来い」

俺「わかったよ。しばらくの間お世話になります」

琴音「い、いつもた、助けられてばかりだから……」

もじもじしながらそんなことを言う琴音だった。


そして放課後、テスト週間中ということもあってか

いつもの放課後よりも格段に図書室は混んでいた。なのに話し声

一切聞こえないのはそれだけみんな集中しているということだろう。

前のテストもこうやって琴音に教えてもらって何とか乗り切っていたな。

ただその時と明白に違うのは"琴音が俺に対して告白をした"ということだ。

もちろん、それが理由で勉強が進まなくなるということはない。

ただ琴音の気持ちを知ってしまった以上、下手なことを言って

また琴音を傷つけるのは避けたいと思っている。


そんな俺の思いとは逆にかなり集中している琴音。

やっぱり琴音のこういうところは見習わなくてはと思う。

それからちょこちょこわからないところを琴音に質問して

教えてもらって理解を深めていく。その間、琴音はワークを

もくもくと進めているようだった。確かこれで三周目って

言っていなかったかな……まだテスト週間始まったばかりだぞ。


図書室に来て一時間半が経過した。あれほどまでに多かった人は

だいぶ少なくなっており最終下校時刻が近づいていた。

俺「時間も時間だしそろそろ帰ろうか」

琴音にそう声をかけて俺は帰る準備をし始める。

琴音「じゃっ、じゃあ明日の放課後もとっ、図書室な」


俺「ああわかってるよ、琴音も忘れるなよ」

琴音「わっ、忘れるわけない!だって……凌とだから」

やっぱりめちゃくちゃ攻めるな。

読んでいただきありがとうございました!

コメント(感想)をくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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