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散文詩 120 「子供の頃の思い出」
日々、心に残ったことを文字にしてみた
「子供の頃の思い出」
小学校低学年の時、野良犬の世話をしていた。
雑種だと思うが、柴犬の子供のようでとても可愛かった。
玄関先でミルクを飲ませていると伯父がやって来た。
子犬が伯父を見上げてキャンと吠えると、
いきなり伯父は、思いっきり子犬の頭を拳骨で殴った。
子犬がキャンキャンと痛そうに頭を震わせて鳴いた。
私は子犬の頭の骨が砕けてしまったと思った。
私の頭は真っ白になった。
小さい時から躾けておかないといけないと伯父は言った。
骨が折れそうなほど殴ることはないのにと私は唖然とした。
一度キャンと吠えただけの子犬が可哀そうでならなかった。
私は痛そうに鳴く犬をただ見つめた。
伯父に抵抗もなにもできなかった。
伯父と私は、血がつながっていない。
私と血のつながった伯母さんの夫だから。
親戚でも自分と血のつながっていない人で良かったと子供の私は思った。




