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散文詩  作者: 今日乃けふ
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119/125

散文詩 119 「間引き」

日々、心に残ったことを文字にしてみた


「間引き」


種まきをしたバジルが育ってきたので、そろそろ間引きしないといけない。

私は間引きが大嫌いだ。

間引きという言葉が恐ろしくて仕方ない。


子供の時に姥捨て山の本を読んで、

貧しい農民が口減らしといって子供を殺したり、

老人を捨てたりすることを知った。

それ以来、この言葉が恐ろしくて仕方ない。


たくさん芽を出してきたバジルの中から、

強くてよく育ちそうな芽を残して、弱そうな芽を摘む。


神様でもないのに私はこんなことをしなければならない。辛い。

摘んだ芽は有難く食べる。それくらいしかできない。

ごめんなさい。





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