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散文詩 119 「間引き」
日々、心に残ったことを文字にしてみた
「間引き」
種まきをしたバジルが育ってきたので、そろそろ間引きしないといけない。
私は間引きが大嫌いだ。
間引きという言葉が恐ろしくて仕方ない。
子供の時に姥捨て山の本を読んで、
貧しい農民が口減らしといって子供を殺したり、
老人を捨てたりすることを知った。
それ以来、この言葉が恐ろしくて仕方ない。
たくさん芽を出してきたバジルの中から、
強くてよく育ちそうな芽を残して、弱そうな芽を摘む。
神様でもないのに私はこんなことをしなければならない。辛い。
摘んだ芽は有難く食べる。それくらいしかできない。
ごめんなさい。




