表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
散文詩  作者: 今日乃けふ
PR
116/125

散文詩 116 「同級生」

日々、心に残ったことを文字にしてみた


「同級生」


中学の時の同級生を思い出した。

同じクラスになったことはなかったが、よく覚えている。


彼は心臓が悪いらしく唇が紫色で顔色も悪かった。

心臓の大手術をしたとか、二十歳まで生きられないという噂を聞いたことがあった。


朝、学校に行くと、階段の踊り場でお母さんと立っているのをよく見かけた。

学校にはエレベーターがないから、

3年生の教室のある4階まで階段を上らなければならない。

彼は一気に4階まで上がれないので、踊り場で休んで上っていくのだ。


しかし彼はヤンキーのような学ランの着方をして不良ぶっていた。

男子は「あいつ、絡んでくるんだよ、息が切れて追いかけられもしないのに。」

と迷惑そうに、揶揄するように言っていた。


私の中学時代は校内暴力が吹き荒れ、金八先生の全盛期で、

下町の我が校にももれなく不良がいた。


本物の不良たちは暴れん坊で喧嘩っ早かったが、

なぜか彼をいじめたりしなかった。

ただ相手にしなかっただけかもしれないが、邪険にもしなかった。


年を取ると、昔のことが美化されて見えるのかもしれないが、

あの頃の不良たちの優しさを懐かしく思う。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ