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散文詩  作者: 今日乃けふ
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109/124

散文詩 109 「花火のように」

日々、心に残ったことを文字にしてみた


「花火のように」


「花火のように散る」日本的な美しさがある。

一瞬大きな花を咲かせ、あっという間に消えてしまう。

桜が好きな日本人特有の美意識だろう。


散る桜は綺麗だし、花火は消えてしまうが、人間が死んだら肉体は残ってしまう。

これをなんとかしなければならない。


残された者たちが、火葬場に運んで保管しやすくする。

そして墓石の下に埋める。


花のように放っておいたら大変なことになる。

人間は厄介だ。


私も花火のように散れたらいいと思う。


尊敬し、大好きで、大ファンで、敬愛する向田邦子さんを思い出した。

向田邦子さんは、台湾で飛行機事故で亡くなった。

51歳だった。


彼女の乗った飛行機は上空で爆発した。

痛ましい事故で、こんなことを考えるのは不謹慎だが、

素晴らしい最期だと思った。

向田邦子さんは本当に花火のように散った。


そう思うと同時に、50代、60代、70代になった向田邦子さんの作品を

読んでみたかったと心から思う。

そして51歳までの作品を繰返し繰返し読んでいる。






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