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散文詩 109 「花火のように」
日々、心に残ったことを文字にしてみた
「花火のように」
「花火のように散る」日本的な美しさがある。
一瞬大きな花を咲かせ、あっという間に消えてしまう。
桜が好きな日本人特有の美意識だろう。
散る桜は綺麗だし、花火は消えてしまうが、人間が死んだら肉体は残ってしまう。
これをなんとかしなければならない。
残された者たちが、火葬場に運んで保管しやすくする。
そして墓石の下に埋める。
花のように放っておいたら大変なことになる。
人間は厄介だ。
私も花火のように散れたらいいと思う。
尊敬し、大好きで、大ファンで、敬愛する向田邦子さんを思い出した。
向田邦子さんは、台湾で飛行機事故で亡くなった。
51歳だった。
彼女の乗った飛行機は上空で爆発した。
痛ましい事故で、こんなことを考えるのは不謹慎だが、
素晴らしい最期だと思った。
向田邦子さんは本当に花火のように散った。
そう思うと同時に、50代、60代、70代になった向田邦子さんの作品を
読んでみたかったと心から思う。
そして51歳までの作品を繰返し繰返し読んでいる。




