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散文詩 104 「超高齢化社会」
日々、心に残ったことを文字にしてみた
「超高齢化社会」
父は、今言ったことを10分後には忘れてしまう。
母がスパゲッティを食べるかと父に聞くと、食べると言うので作って出す。
すると父は、「ちゃんとした食事が作れないのか!」
とスパゲッティが出てきたことに怒り出す。
自分が食べたいと言ったことを忘れている。
こんなことが毎日続き、母は参っている。
私は、「お父さんは病気なんだから仕方ないよ」となだめるが、
母は「毎日こんなんじゃ私のほうが病気になるよ」と塞ぎ込んでいる。
骨折してから外に出掛けられなくなった父は、
ご飯を食べるか寝ているかのどちらかになって、部屋に引きこもっている。
あんなにスポーツが好きだったのに、
体を動かそうと誘ってもやりたくないと言う。
毎日何か楽しいことはあるのだろうか。
10人に一人が80歳以上、100歳以上が10万人もいる日本。
死に近づくことで、生きるということに向き合っている。




