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散文詩  作者: 今日乃けふ
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104/125

散文詩 104 「超高齢化社会」

日々、心に残ったことを文字にしてみた


「超高齢化社会」


父は、今言ったことを10分後には忘れてしまう。

母がスパゲッティを食べるかと父に聞くと、食べると言うので作って出す。


すると父は、「ちゃんとした食事が作れないのか!」

とスパゲッティが出てきたことに怒り出す。

自分が食べたいと言ったことを忘れている。


こんなことが毎日続き、母は参っている。

私は、「お父さんは病気なんだから仕方ないよ」となだめるが、

母は「毎日こんなんじゃ私のほうが病気になるよ」と塞ぎ込んでいる。


骨折してから外に出掛けられなくなった父は、

ご飯を食べるか寝ているかのどちらかになって、部屋に引きこもっている。


あんなにスポーツが好きだったのに、

体を動かそうと誘ってもやりたくないと言う。

毎日何か楽しいことはあるのだろうか。


10人に一人が80歳以上、100歳以上が10万人もいる日本。

死に近づくことで、生きるということに向き合っている。





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