ニートの決心
俺は葛西結城。大学卒業後の就職に失敗して以来ニートになり、一年が経とうとしている。そんな俺が今、なんでこんなロリ妖精に説教されてんだ!?
「大体yuukiさんはなんで働かないんですか?親に迷惑かけてる自覚はないんですか?自分がゲームできればなんでもいいんですか?」
「わかったわかった、終わったら頑張って仕事探すから、まずは今からどうすればいいのか教えてくれ」
「そうですね、すみませんあなたのお母さんの検索履歴に『:息子 ニート 辞めさせ方』などなどが沢山あったのをみてしまったので、つい熱くなってしまいました」
(母さん…そうだったのか…)
「それでですね、さっき言ったようにここはyuukiさんのパソコンの中です。上のポータルはいわゆるデスクトップアイコンというやつでして、あれに触れることでサイトへ移動できます。なんですが見てください」
エルンが指差す先を見ると一つ歪んだポータルがあった。形が歪で色も、青に黒や赤や緑のような様々な色がぐちゃぐちゃに混ざっている。
「あれは…」
「はい、これらのポータルを移動する間には強固なセキュリティが存在していて普通のウイルスは通ることができないようになってるんですが、どうやらあのポータルは強力なウイルスによってセキュリティを破壊されてしまったようですね。なので今にもウイルスがポータルから現れてこのパソコンを破壊しにくるでしょう」
「それじゃあ今すぐ止めないと!」
「いえ、そんな焦る必要はありません。今yuukiさんのパソコンは機能を停止させることでウイルスが広がるのを阻止しています。と言っても進みを遅くする程度ですからなんとかしなきゃいけないのは変わりませんが」
「じゃあ何をすればいいんだ」
「倒すのです」
「倒す?それってウイルスを?俺が?」
「はい。ポータルとそのセキュリティはボロボロですが、幸いなことにまだ出ては来てません。今から動き出せばまだ間に合うかもしれません」
「仕方ねぇ。早くしないとパソコンが使えなくなっちまうんだろ。ならやってやるよ!」




