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九環配信の澪 〜誰も帰らない絶景を〜  作者: 妄幽
第二章

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第二十五話 白鯨①

 白鯨の魔力が揺らいだ瞬間、空葬原の景色は白に塗り潰された。


 青白い魔力が空膜を押し潰しながら降り、触れた墓標を砕くのではなく、沈めた。圧力が先に来る。

重力魔法だ。胸が潰れる。肺の奥に残っていた空気が押し出され、喉の内側が冷たく焼けた。次に氷が来た。皮膚の表面を凍らせるのではなく、血流の中へ白い棘を作るような冷たさだった。最後に、光が視界を奪う。まぶしいのではない。視界という機能そのものが白く塗り替えられる。


 澪は鎌を構えたまま、その直撃を避けきれなかった。


 完全に受けたわけでもない。直撃の中心からは、短距離《転移》で半歩ずれていた。鎌の先端鉤を墓標の根に掛け、身体を丸め、肩と背中で圧を逃がした。それでも、身体は簡単に浮いた。白い地面が足元から消え、澪の身体が空膜の波に投げ込まれる。肋骨が内側で軋み、左腕の感覚が一瞬消えた。再生が始まる前に、次の圧が来る。治るより先に、また潰される。


 鐘骸鳥の音は、ずれを作った。

 白鯨の攻撃は違う。ただ、重い。重すぎる。


 澪は奥歯を噛み、鎌の柄を離さなかった。空骨鎖鎌の刃元に沈んだ鐘核片が、白鯨の魔力砲に反応してかすかに震える。音を削る力は、白鯨の圧にはあまり効かない。けれど、鐘骸鳥の残響を通して、空膜の流れだけはわずかに読める。白鯨の魔力は、空膜を押し潰す。なら、押し潰された空膜はどこかへ逃げる。その逃げ道に身体を乗せる。


 澪は鎖を引いた。


 支点にした墓標は砕ける。砕ける寸前の反動を、身体へ入れる。鎖が張り、肩が抜けそうになり、身体が横へ飛ぶ。白い魔力砲の中心から外れた。外れたが、余波だけで十分だった。視界の端が黒く暗転し、喉の奥から血の味が上がる。澪は飲み込んだ。吐くと呼吸が遅れる。呼吸が遅れると、次に動けない。


 地面に落ちた。


 着地ではなかった。墓標の側面へ背中からぶつかり、肺の奥に残っていた空気が押し出される。澪は咳き込みながら、まず鎌を確認した。手の中にある。次にインベントリを確認する。空鐘袋も残っている。鐘骸鳥の喉鐘骨、鐘核片、翼骨膜、空膜苔、墓標鐘の欠片。全部、袋ごとインベントリの中に収まっている。


「袋、大事」


 自分でも、今言うことではないと思った。


 だが、空鐘袋を失えば、これまで削ったものが消える。澪は鎌の次に袋の存在を確認し、それからようやく白鯨を見た。


 白鯨は、遠くにいる。


 遠くにいるはずなのに、視界の半分を占めていた。空膜の海を泳ぐ巨大な白い背。皮膚には墓標のような突起が並び、透明な鰭が星空を透かして揺れている。尾がひとつ動くだけで、空葬原の地面に波が走る。鐘骸鳥が領域を作る魔物なら、白鯨は移動する地形だった。そこにいるだけで、周囲の空間が白鯨の大きさに合わせて歪んでいく。


 澪は息を整えた。が、整わない。


 肺は戻っている。喉も戻っている。けれど、圧力を受けた身体の奥がまだ重い。骨の中に海水を流し込まれたような感覚が残っている。ここには海などないのに、溺れた後みたいだった。


 白鯨の周囲に、青い輪がいくつも生まれる。


 魔法陣ではない。空膜が押し曲げられ、輪になっている。ひとつは水。ひとつは氷。ひとつは光。ひとつは黒に近い深い青。もうひとつは、無色の輪だった。


「多い」


 澪は短く言い、走った。


 走ると言っても、まっすぐではない。空葬原の地面は波打ち、白鯨の尾の動きに合わせて傾く。地面が信用できない。鐘骸鳥の時は、音に騙される足場だった。今は、足場そのものが巨大な生き物の呼吸で上下している。澪は鎌の先端鉤を墓標、割れた空膜、白い地面の縁へ次々と掛け、鎖の張力で身体を運ぶ。鎖術Lv8の感覚が、ほとんど考える前に支点を選ぶ。どの墓標が根を張っていて、どれが空膜に浮いていて、どれが折れるか。鎖の張りだけで分かる。生涯を鎖鎌に費やした者のような動きが、澪の身体に馴染んでいた。だが、それでも白鯨の圧は大きすぎた。


 空膜の海が押し寄せる。


 水ではない。だが、波だった。半透明の膜が重なり、白い光を含んだ巨大な壁になって迫る。澪は転移しようとして、やめた。座標が遠すぎる。波そのものが空間を押している。飛べば、押された先の空膜に埋まる。


 鎖を引く。

 墓標を支点に、身体を横へ流す。

 波が通る。触れただけで、身体が重くなった。


 空膜の圧力が、皮膚ではなく骨の奥へ入る。肺が縮み、血流が一瞬止まる。鐘骸鳥とは違う。これはずれではない。純粋な圧だ。圧倒的な質量の余波。澪は歯を食いしばり、鎌の柄を握り直した。


 吐きそうだった。けれど、吐くものはあまりない。さっき食べた空膜苔が、胃の中で冷たく残っている。


「重い」


 白鯨が、空膜の向こうでゆっくり口を開いた。

 口の内側に、星が見えた。

 次の瞬間、青白い魔力が一点に集まり始める。アークラインの観測室で、ミナトが叫んだ。


「高密度魔力反応」

「種類は?」

「水、氷、光、重力。混ざっています。分類できません」

「防げるか」

「防ぐ以前に、直撃範囲が広すぎます」


 黒瀬が画面を睨んだ。セレスは黙って記録映像を見ている。アカリは拳を握ったまま、軽口を言わなかった。朱音はいない。今夜は探索者高校の実技日だった。監視室の席は空いていて、ミナトの端末には朱音が事前に登録した短い音声だけが並んでいる。


 ミナトは迷わず、一つを優先同期に乗せた。


『澪、生きて!』


 澪は白鯨を見上げた。

 光が大きくなる。


 白く、青く、冷たく、重い。空膜を押し潰しながら降りてくる魔力の塊。回避先は少ない。支点はある。鎖は張れる。転移は一度だけなら使えるかもしれない。鎌は鐘骸鳥の音には少し強くなった。だが、白鯨の圧にはまだ何も覚えていない。


 なら、覚えさせるしかない。

 澪は鎌を構えた。

 白鯨の魔力砲が、空葬原へ落ちた。

 配信は、その光に飲まれる直前まで繋がっていた。


『でかい』

『無理無理無理』

『逃げろ』

『逃げ場ない』

『朱音さんの声?』

『録音でも届いたならいい』

『澪、鎌構えた』

『受ける気か!?』

『受けるな!!』

『白鯨やばすぎる』

『あれ直撃したら終わるだろ』

『鐘骸鳥より雑に強い』

『生きて』

『生きてくれ』


 白い光が画面を埋める。

 音が消える。

 深層干渉の表示が、また配信欄に浮かんだ。


『深層干渉により映像信号を喪失しました。復旧を試行しています。』


 観測室に、白い残光だけが残った。


 ミナトは無言で保存処理を続けた。黒瀬は腕を組み、目を閉じる。榊原とユイカは、白鯨の魔法を受ける直前の鎌の反応を切り出し始めた。佐伯は外部へ出す文面から「戦闘状況確認中」という言葉を消し、「断片信号解析中」に変えた。確認など、できていない。見えたのは、澪がまだ戦おうとしている姿だけだった。


 その頃、探索者高校の夜間実技棟では、朱音が槍を振っていた。


 壁面モニターには、簡易共有された《九環》の断片映像が小さく映っている。大画面ではない。授業中に全員で見るものではない。けれど、久遠は消さなかった。朱音の訓練を止めもしなかった。


 白い光で配信が途切れた瞬間、朱音の槍先がわずかに乱れた。


「七瀬」


 久遠の声が飛ぶ。


「はい」

「止まるな」

「はい」


 朱音は短く答え、踏み込んだ。


 槍の穂先が、訓練用の魔力標的を貫く。白金に近い薄い光が、穂先の軌道に一瞬だけ残った。朱音は息を吐き、すぐ次へ入る。待つだけなら、監視室に座っていればいい。けれど、それでは澪が戻ってきた時、自分は何も変わっていない。澪は九環で死にかけながら進んでいる。なら、自分も地上で進むしかなかった。


 遥は隣の暗い区画で、標的の背後へ回り込む訓練をしていた。足音がほとんどない。笑っているのに、気配が薄い。水瀬は観測端末を片手に、朱音と遥の動きを解析しながら、自分も魔力負荷のかかった防御訓練をこなしている。本人は不満そうな顔をしているが、最近は明らかに身体の耐久が上がっていた。


 遥がちらりとモニターを見た。


「澪ちゃん、また配信切れたね」

「うん」

「行かなくていいの?」

「行っても、見えないから」

「そっか」

「だから、こっちをやる」


 水瀬が端末から目を上げた。


「次に断片が戻った時、必要なら学校側端末からでも音声を送れるよう設定してある」

「ありがとう」

「礼はいらない。君が監視室に走るより、その方が早い」


 朱音は小さく頷いた。

 そして、アプリを開き、短い音声を送った。


『見てる。こっちも進む』


 アークライン側でミナトがそれを受け取り、次の同期候補に登録する。


 配信は切れている。澪に届くかは分からない。けれど、朱音は送った。

 空葬原では、澪が白い光の中から転がり出ていた。


 左肩が動かない。肺がまた潰れた。右足の感覚が遅い。だが、鎌は手にある。空鐘袋もインベントリにある。白鯨の魔力砲は、中心からは外れた。外れただけでこの損傷なら、直撃は論外。受けるのではなく、流す。避けるのではなく、押し出される方向を読む。鐘骸鳥とは戦い方を変えなければ死ぬ。


 白鯨の次の魔法が来た。


 水槍。


 澪は前へ出た。


 避け続けるだけでは、何も削れない。水槍の一本を鎌で受ける。刃が滑る。水のはずなのに硬い。鎌に食い込む前に、白い膜が刃を濡らす。澪はその水を払わず、刃元へ流した。鎌が震える。拒絶ではない。まだ食べ物ではないが、味を覚えたような震えだった。


 次に、氷の雨をつけ止める。


 受けきれない。刃が弾かれ、左肩が凍る。澪は肩ごと動かし、凍った皮膚を裂きながら鎌を引く。痛みで視界が赤くなる。だが、鎌の白い線の一部が青く冷えた。覚えている。


 光を受ける。熱い。


 目を閉じ、刃を斜めに置く。光は斬れない。けれど、光を通した空膜は裂ける。鎌は空膜を削る。澪はその裂け目へ身体を入れ、白鯨の魔法の外へ抜けた。


 闇を受ける。


 意識が少し沈む。鎌を握る手が自分のものではないように感じる。澪はインベントリから空鐘袋を取り出し、袋越しに喉鐘骨を叩いた。中で鐘骸鳥の喉鐘骨が小さく震え、音のない輪郭を作る。自分の位置が戻る。澪は息を吐き、闇の中から鎖を投げた。


 重さを受ける。


 今度は潰れなかった。完全に耐えたわけではない。膝は落ちる。背中も曲がる。けれど、前より少しだけ逃がせた。身体の軸を斜めにし、鎖を二点に張り、圧を地面へ流す。身体操作がさっきより馴染んでいる。


 白鯨が、初めて澪の方へ顔を向けた。


 顔、と呼べるのかは分からない。巨大な白い頭部。目は深い青の裂け目のように細く、口は空膜の海へ続く洞窟のように開いている。その周囲には、食われた墓標の欠片が浮いていた。墓喰白鯨。名前の通り、墓標を食べる。鐘骸鳥の領域が崩れたことで露出した墓標群を、白鯨はゆっくり吸い込んでいた。


 澪はそこで、白鯨の皮膚から剥がれた小さな白い脂片を見つけた。


 魔法の余波で欠けたのか、尾の動きで剥がれたのか。墓標ほどの大きさはない。手のひらより少し大きい程度。だが、白鯨の素材だ。澪は迷わず鎖を伸ばし、先端鉤で引っ掛けた。


 重い。


 小さな脂片なのに、石のように重い。いや、重さが一定ではない。手元へ引くほど、周囲の空膜が沈む。澪は鎖を短く持ち替え、身体全体を使って引いた。ようやく手元へ来る。白い脂片は冷たく、触れると指先がしびれた。


 鑑定する。


【墓喰白鯨の白脂片】

【分類】高位素材

【状態】空膜圧縮・微弱な生命残響

【用途】再生薬主材・圧力耐性薬

【注意】未加工摂取危険


 澪はインベントリから空鐘袋を取り出し、白脂片を包むように入れた。袋の口が音もなく閉じる。白鯨素材の重さが、手元から少しだけ消えた。便利だった。とても便利だった。澪は空鐘袋をそのままインベントリへ戻した。


「入る」


 それだけ確認してから、澪は少しだけ考えた。


 食べられる。


 危険だが、加工すれば食べられるかもしれない。再生薬の主材。圧力耐性薬。


 朱音の声が頭の中で聞こえた気がした。

 変なもの食べないで。

 澪は少しだけ目を逸らした。


「加工する」


 その声は、戻りかけた配信に乗った。


『今、加工するって言った?』

『何を?』

『白鯨の欠片持ってない?』

『まさか食べる気か』

『やめろ』

『いやでも食べないと動けないのか』

『鑑定見えないのが怖い』

『澪なら食う』

『澪なら食うな』

『朱音さん止めて』

『朱音さん学校だろ』

『録音でも止めて』

『生きるためなら食うしかない』


 澪はインベントリから空鐘袋を取り出し、さっき焼いた空膜苔の残りと、白鯨の白脂片を取り出した。必要な分だけ白脂片を薄く削り、残りはすぐに袋へ戻す。袋ごとインベントリにしまえば、白鯨素材の重さも空膜への干渉もかなり抑えられる。


 鐘骸鳥の骨片で作った小さな刃を使い、脂の表面を剥ぐ。白い脂は、刃に触れるたびに空膜のような膜を張る。普通の火はない。だが、鐘骸鳥の墓標鐘片を熱源の代わりに使えば、水分と残響を抜ける。空膜苔と混ぜ、薄く伸ばし、墓標片の上で圧を逃がしながら加熱する。


 調理というより、素材加工だった。


 だが、スキルは反応した。危険な部分と食べられる部分の境目が、なんとなく分かる。白脂片の中心は駄目だ。生命残響が強すぎる。外側を薄く削り、空膜苔で包み、鐘骨片で残響を抜く。澪は淡々と作業した。白鯨は近づいている。魔法は次々に来る。だが、食べなければ次の移動で倒れる。戦闘と調理を分ける余裕はない。


 白鯨の氷槍が降る。


 澪は墓標片を持ったまま転移した。


 移動先で白脂苔焼きが少し崩れる。澪は表情を変えずに拾い、表面の砂を払った。食べる。


 口の中で、冷たい脂がほどけた。


 まずい。


 いや、味はない。味はないが、身体が食べ物として認識するまでに時間がかかる。胃の奥が重くなり、次に熱が来た。圧力で潰れた身体の芯へ、ゆっくり力が戻る。魔力も少し戻る。代わりに、背中の皮膚がぞわりとした。白鯨の生命残響が、肉体の内側を通った感覚だった。


 澪は眉を寄せた。


「……重いけど、いける」


 コメント欄は混乱した。


『食った』

『白鯨食った!?』

『いや欠片だけだろ』

『欠片でもやばい』

『重いけどいけるじゃないんだよ』

『九環の食材怖すぎ』

『食材じゃなくて素材だろ』

『調理スキル有能すぎ』

『澪ちゃんに食べられたい人生だった』

『お巡りさんこの人です』

このコメントは削除されました。

『でも今は褒めていいだろ』

『食べて生きてるなら正解』

『もう何が正解か分からん』


 白鯨が、口を開いた。


 今度は魔力砲ではない。


 吸い込みだった。


 空膜の海が逆流する。墓標群が白鯨の口へ向かって流れ始める。小さな墓標片、空膜苔、鐘骸鳥の残骸、白い地面の欠片。それらが一斉に引かれる。澪の身体も浮いた。鎖を支点にする。支点ごと抜ける。もう一つ掛ける。折れる。三つ目。持たない。


 白鯨は、地形ごと食べている。


 澪は鎌を握り、身体を守る。鎖を腰に巻き、足を畳む。逃げる方向はない。転移する座標も、吸い込みの流れに飲まれて潰れている。抗えば、支点ごと砕けて空膜の海へ散る。なら、流れに乗るしかない。


 澪は身体を丸めた。


 鎌を胸に抱え、流れの中で姿勢を崩さないことだけを考える。飲み込まれるなら、壊れずに飲み込まれる。中から出られるかは分からない。だが、外で潰されるよりは、まだ選択肢がある。


 朱音の声が、遅れて届いた。


『見てる。こっちも進む』


 澪は空膜の流れの中で、少しだけ目を開けた。


「うん」


 白い鯨の口が、空を覆った。


 内側には星があった。海があった。墓標の欠片が浮いていた。洞窟ではない。腹の中というより、別の空膜航路への入口だった。澪はそこへ飲み込まれる直前、鎌の刃を白鯨の口内の空膜へ深く入れた。


 刃が重くなる。


 空骨鎖鎌が、白鯨の性質を初めて食べた。


 配信は、そこで途切れた。


『飲まれた』

『澪!?』

『白鯨に飲まれた!?』

『いや鎌刺した』

『中に入った?』

『終わったの?』

『終わってないと言ってくれ』

『朱音さんの声、届いたよな』

『うんって言った』

『澪、まだ生きてる』

『生きてるよな』

『生きて』


 画面は白く崩れ、やがて黒くなった。


『深層干渉により映像信号を喪失しました。復旧を試行しています。』


 探索者高校の夜間実技棟で、朱音はモニターの暗転を見ていた。


 槍を握る手が震えている。


 けれど、手放さなかった。


「先生、続けます」

「いいのか」

「止まっても、澪は戻ってこないので」

「そうだ」


 久遠は短く答えた。


 朱音は槍を構えた。背中の奥が熱い。肩甲骨のあたりに、まだ形にならない何かがある。翼ではない。光でもない。けれど、いつかそこから何かが出るような熱だった。


 澪は白鯨の中で戦っている。


 なら、朱音も地上で止まれなかった。

圧倒的な質量はパワー!おまけに魔法連発の化け物です。

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