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Episode 84. 宝箱



窓の外では、昼から降り続いていた雪が、ようやく少しだけ勢いを弱めている。

それでも王城の外はまだ白く閉ざされ、風は冷たく、深い夜の気配を運んでいた。


ただ、厳しさばかりではなかった。

昼のあいだにわずかに緩んだのだろう、軒先からは時折、雪解けの雫がひとしずくずつ落ちる。

深い冬の底にいながら、どこかで季節が静かにほどけはじめているような音だった。


そのかわり、アランの私室は暖かい。


暖炉の火が静かに燃えている。

薪のはぜる音と、時折揺れる橙色の光が、石造りの室内へやわらかな陰影を落としていた。


その暖かな空気の中で、ミュレットは目を見開いていた。


「……て、天使?」


本気で呟いた声に、アランの手がぴたりと止まる。


二人のあいだに浮かんでいたのは、淡い金色の光を宿す小さな結晶だった。


記録結晶――魔力を込めて景色や声、その時の空気ごと結晶の中へ閉じ込めて残す、古くからある記録魔法の道具である。


結晶を手のひらで包み、ほんの少しだけ魔力を流せば、閉じ込められた過去が光となって浮かび上がる。

誰かの笑い声や、風の音や、幼い足音まで、そのまま。


今、ミュレットの前に映っているのは、その記録結晶の中に残された、幼い頃のアランだった。


雪の積もる庭を、まだ小さな体で駆けている。

後ろを振り返って笑う。

雪だるまを作って、得意そうに微笑む。


その顔が、今のアランとはまるで違った。


無邪気で。

やわらかくて。

光の粒をそのまま人にしたような、あどけない美しさだった。


「……」


ミュレットは長椅子に腰掛けたまま、しばらく言葉を失ってその光を見つめていた。


普段のアランは、感情をあまり表へ出さない。

正確には、出せないのだろうと、今は思う。

けれど結晶の中の彼は、表情がくるくると変わる。

走って、笑って、少し転びそうになって、また笑う。


本当に、天使ではないのだろうか。


そう疑いたくなるほどだった。


すると、次の瞬間。


ふっと、光が消えた。


「……あ」


記録結晶を、アランが無言で掴み取ったのだ。

そのまま光る結晶を閉じ、手元の魔法ケースへしまい込む。


「アラン様?」


きょとんと見上げると、アランはわずかに眉を寄せたまま、長椅子の隣へ腰を下ろしてきた。


「見たいと言うから出したが」

「……」

「いつまで見ている気だ」


声音はいつも通り低い。

なのに、どこか拗ねたような響きが混じっている。


ミュレットは思わず瞬きをした。


クレスティアへ戻ってきてから、アランは以前より少しだけ表情が分かりやすくなった。

それはたぶん、表に出さない人だったのではなく、ずっと出せなかった人だったからだ。


「だって……」


ミュレットはまだ余韻の残る視線で、ケースのほうを見てしまう。


「天使のように、美しい幼少期だったので……つい」


アランの眉がぴくりと動いた。


次の瞬間、彼は無言で手を差し出してきた。


掌を上に向けた、簡潔な動作だった。


「……?」

「ミュレットの記録は」


意味を理解した瞬間、ミュレットは固まった。


「え!?」

「俺のを見たなら、俺にもミュレットの記録を見る権利がある」


あまりにも当然のように言われて、返す言葉が追いつかない。


「い、いえ、でも」

「何だ」

「家はもう、ないのに……分かって言ってますよね?」


ミュレットの生家は、もう陥落している。

失われたもののほうが多い。

記録結晶など、もう残っていないと思われてもおかしくはなかった。


だがアランは、静かに目を閉じて言った。


「そうか」

「……」

「なら、この大雪の中、跡地へ探しに行こう」


「だ、だめ!」


思わず強く言う。


アランは目を開けた。

その顔は、わずかにからかっているようにも見えたが、差し出した手は引っ込めない。


分かっているのだ。

たぶん、最初から。


ミュレットは自室の片隅に、小さな鍵付きの箱を置いている。

陥落した家の跡地から持ち帰った、わずかな遺品と記録が詰まった箱だ。

誰にも見せたことはない。

普段は布をかけて、目立たないようにしている。


それに、アランは気づいていたのだろう。


「……なにもないです、私のは」

小さく言う。

「俺の記録も同じだ」

「同じじゃありません」

「同じだ」


短い沈黙が落ちる。


暖炉の火が、静かにはぜた。


やがてミュレットは観念したように息をつき、そっと頷いた。


「……わかりました」

「ああ」

「変なものが入っていても、笑わないでくださいね!」

「保証はできない」

「アラン様っ」

「冗談だ」


ほとんど冗談に聞こえない声だった。

けれど、その時のアランはほんの少しだけ笑っていた。


その表情が、さっき結晶の中で見た幼い彼の面影と重なる。

ふだんは固く閉じられているものが、ほんのわずかにほどけたみたいに見えて、ミュレットは胸の奥がくすぐったくなった。


二人はそのままミュレットの自室へ移った。


冬の廊下は冷える。

石壁から伝わる夜の寒さが、火の気のない場所では容赦なく肌へ触れてくる。


ミュレットは自然とアランの腕へ手を添えた。

するとアランは何も言わず、その手を許す。

肩が軽く触れ合う距離のまま、二人はゆっくり歩いた。


自室へ入ると、部屋の隅に置かれた小棚へミュレットは向かった。

引き出しのひとつを開ける。

そこは、髪を切ってから少しずつ増えていった耳飾りをしまっている場所だった。


小さな箱や布に混じって、古びた鍵がひとつある。


それを取り出し、箱を部屋の中央の小卓へ運ぶ。

濃い木色の古い箱だ。

飾り気はない。

けれど角の金具は丁寧な意匠で、よく見れば昔はそれなりに大切に使われていた品だと分かる。


ミュレットは箱を前にして立ち尽くし、手の中の鍵を見つめた。


それだけで、指先が止まる。


鍵をかけていたのは、失うのが怖かったからではない。


見てしまったら、戻りたいと願ってしまうからだ。


まだ何も失っていなかった頃。

母が生きていて、家があって、笑っていられた頃。

そんなものを結晶の光で見せられたら、きっと心が、あの頃へ手を伸ばしてしまう。


でも、もう戻れない。


だから閉じていた。


長いこと、ひとりで。


背中に、そっと温度が触れた。


アランの手だった。


急かさない。

奪わない。

ただそこにいると伝えるだけの、静かな手。


ミュレットは振り返る。


アランは何も言わなかった。

けれど、その目は「無理に開けなくてもいい」とも、「ひとりで抱えるな」とも言っているように見えた。


ミュレットは小さく息を吸い、それから頷く。


鍵穴へ鍵を差し込む。

回す。

かち、と乾いた音がした。


箱の蓋を開く。


中には、小さな布袋や、幼い頃につくったらしい拙い細工、欠けた飾り、焼け跡のついた金具、そして無造作に詰め込まれた記録結晶が入っていた。


記録結晶は炎では燃えない。

色だけは少し褪せることがあっても、核に封じられた記憶そのものは失われにくい。

だから家が焼けたあとも、いくつかだけ、こうして残っていたのだ。


箱の中で、それらは静かに色を放っていた。


青白いもの。

薄桃色のもの。

淡い緑や、金色に近いもの。


色に厳密な意味があるわけではないが、記録された時の魔力や感情の癖、触れた人の属性によって、結晶の色はさまざまに変わる。

だから箱の中は、夜の空に小さな星を詰めたようだった。


「……」


ミュレットは少し恥ずかしくなって、視線を逸らしかけた。


その時、アランが静かに言った。


「宝箱だな」


思わず顔を上げる。


アランは箱の中を見下ろしながら、見たこともないほど目を輝かせていた。


本当に、輝いていた。


いつも表情を崩さない彼が、まるで結晶の中の幼い頃の面影を少しだけ取り戻したように、わずかに口元をやわらげている。


「俺の部屋で見たい」

「……え」

「ひとつずつ」

それから少し間を置いて。

「一緒に」


その言い方がずるい、と思った。


そんな顔をされて。

そんなふうに言われて。

断れるはずがない。


ミュレットは小さく息をついて、苦笑のように笑った。


「……はい」


再びアランの私室へ戻ると、暖炉の火は先ほどよりも少し強くなっていた。


二人は火のよく見える場所に椅子を並べて座る。

箱は二人のあいだの小卓へ置かれた。


蓋を開けると、結晶たちが暖炉の灯りを受けて、箱の中でひそやかに色を返す。


アランは、その中から青白く光るひとつを手に取った。


細長い、透明度の高い結晶だった。

掌に載せて握り、ほんの少しだけ魔力を流し込む。


すると結晶の表面が淡く明滅し、目の前の空間に、ゆらりと光の景色が浮かび上がった。


最初に響いたのは、女の人の声だった。


母の声が、やわらかく部屋へ満ちる。

やわらかくて、深くて、耳に触れた瞬間、どこか胸の奥をあたためるような声だった。


ミュレットって名前はね、アミュレットから取ったの。

お守り、って意味よ。


あなたが生まれてきてくれた時、この子がどうか、たくさんの悪意や悲しみから守られますようにって願ったの。


でも、それだけじゃないわ。


あなたがそこにいるだけで、誰かの心をあたためるような子になりますように。


そう願ったの。


だからミュレット。


あなたは災いなんかじゃない。

誰かを守るために生まれてきた子よ。


声は静かに部屋へ満ち、暖炉の火の音さえ、その言葉を邪魔しないように思えた。


次の瞬間、記録の中の小さなミュレットが見えた。


六歳くらいだろうか。

ふわりとした髪が肩で揺れ、頬は今より少し丸い。

花の刺繍の入った小さな服を着て、声の主のほうへまっすぐ顔を向けている。


それから、満面の笑みを咲かせた。


「だいすき」


その声は、あまりにもまっすぐだった。


そこにいるのは、何も知らない幼い子どもだ。

失うことも、壊れることも、まだ知らない。

愛されることを疑っていない顔。

愛することに何のためらいもない声。


ミュレットは、息を止めた。


懐かしい、と思うより先に胸が痛んだ。

こんな自分がいたことを、どこか遠い誰かのことのように感じてしまうくらいには。


その隣で、アランがぴたりと動きを止めていた。


ふと見ると、机に肘をつき、片手で口元を覆うようにして俯いている。

何かに耐えるような姿勢だった。


「……アラン様?」


ミュレットは少し首を傾げる。


何か変だっただろうか。

普通に、幼い自分が映っていただけだ。

母に愛されて、笑っている、ただそれだけの記録。


だがアランは、しばらく何も言わなかった。


やがて、結晶の光がふっと消える。


「あ」


アランが無言で結晶を箱へ戻し、そのまま蓋を閉じたのだ。

さらに、かち、と鍵までかけてしまう。


「このくらいにしておこう」


「え?」

ミュレットは目を丸くする。

「でも、まだ一つだけしか」


アランは箱を持ち上げると、そのまま私室の収納棚へしまい、扉を閉じた。

戻ってきた時には、もういつもの静かな顔に見えた。


それが余計に、ミュレットには不思議だった。


「……何か、おかしかったですか」

「何が」

「私の記録です」

「いや」

「変な子でしたか」

「違う」


即答だった。


ミュレットはさらに首を傾げる。


「では、どうして……」


アランは少し黙った。


暖炉の火が揺れる。

その橙色の光が、横顔の輪郭を静かに照らしていた。


やがて、アランは低く言った。


「……あれを、このまま続けて見ることはできない」

「……」

「母君の言葉が、あまりにもまっすぐだった」

「……」

「ミュレットが、きっと耐えられない」


ミュレットは言葉を失う。


アランは火を見たまま続けた。


「眩しかった」

「……」

「力を疎まれ、誰にも肯定されず育つ人間は大勢いる」

「……はい」

「少なくともミュレットは、両親に力を疎まれていたのではなく、心から愛されていた」

「……」

「……だが、失われたあとであれを見るのは、思っている以上に苦しい」

「……」

「一度に開けば、戻れなくなる」


ミュレットは、自分の指先を見つめた。


戻れなくなる。


さっき鍵を前にして動けなかった自分の心を、その言葉がまっすぐ言い当てていた。


「俺は見たい」

アランは静かに言う。

「全部」

「……」

「だが、急いで見るものではない」

「……私が、つらくなるから?」

「ああ」


少し間があった。


「……それだけじゃない」

「え」


アランはそこでようやくミュレットを見た。


「“あなたは災いなんかじゃない”と、あんなふうに言われて育ったミュレットが」

「……」

「今、自分の力を怖がって、巻き込みたくないと言っているのを知っている」

「……」

「そのうえで、あの声を聞いたら」


そこで言葉が切れる。


アランらしくない沈黙だった。


「……俺も、平気ではいられない」


最後の一言だけ、わずかに掠れていた。


ミュレットは、そっと息をつく。


あの記録は、自分だけのものではないのだと初めて思った。

自分の過去でありながら、今の自分を見ているアランにとっても、決して軽いものではない。


そして、だからこそ彼は止めたのだ。


見たくないからではなく。

見たいからこそ、急がない。


それが分かって、胸の奥の硬いものが少しだけほどける。


その返しが、あまりにもアランらしかった。


ミュレットはしばらく黙っていたが、やがて静かに頷いた。


「……はい」


アランは、その返事のあともすぐには次の言葉を継がなかった。

ただ、ミュレットの顔を静かに見ている。


笑ったあとのわずかな揺れまで見逃すまいとするような目だった。


やがて、低い声が落ちる。


「……戻りたいと思ったか」


その問いは静かだった。

責める響きも、試すような色もない。

ただ、本当に知りたいのだと分かる声だった。


ミュレットは小さく首を振る。


「前に、アラン様が仰ったでしょう」

「……」

「失ったものばかり数えるな、と」


それは、ミュレットがはじめてディルクへ治癒の力を使い、そのまま部屋を出ていこうとした日に、アランが言った言葉だった。


アランの目が、わずかに細まる。


ミュレットは続けた。


「得たものは、たくさんあります」

「……」

「ずっとここにいていいと思える場所と」

「……」

「アラン様のもとで、ゆっくり眠れる毎日で」


言葉にするたび、胸の奥にあたたかいものが広がっていく。


「……生きていてほしかったと、思う時はあります」

「……」

「でも」

ミュレットはそっと息を吸った。

「力があったから、失くしたものがあったから、アラン様に見つけていただけたのだと思うから」


暖炉の火が、小さくはぜる。


アランはしばらくミュレットを見つめていた。

それから、ほんの少しだけ口元をやわらげる。


「なるほど」

「……?」

「つまり、俺たちは運命だったと?」


ミュレットは一瞬、言葉に詰まった。


「うっ……!」

頬がかっと熱くなる。

「アラン様、今日はからかいすぎです」


だがアランは、少しも崩さない顔で言った。


「本気で言っている」

「もう……っ」


ミュレットは顔を伏せかける。

けれど、その前に続いた声があまりにも静かで、思わずまた顔を上げた。


「実際、俺はそうだと思った」

「……」

「ミュレットの秘密を知った時、腑に落ちたことが数えきれないほどあった」


低く落ちる声には、迷いがなかった。


庭で、名前のない花のそばにしゃがんでいたこと。

与えられた居場所の中にいても、自分はまだそこへ根を張ってはいけないと思っていたこと。

傷ついている時ほど黙って、平気な顔をしようとすること。

それなのに、自分の痛みより、誰かの痛みのほうへ先に手を伸ばしてしまうこと。

力を持ちながら、その力を誇れず、守るためにだけ使おうとすること。

ミュレットの秘密を知った時、それまで繋がらなかったものが、ようやくひとつに繋がった。


「似ているのだと、思った」

アランは静かに言う。

「抱えている孤独も、守りたいものの前で自分を後回しにしてしまうところも」


ミュレットは、そのまなざしを受け止めながら、ためらうように問う。


「大変だとか……厄介だとか、少しも思いませんでした?」


アランは、ほとんど間を置かなかった。


「思っていたら」

低い声が静かに落ちる。

「あんなに必死で連れ戻さない」


あまりにも当然のように言われて、ミュレットは少しだけ目を伏せる。


ひとりでは開けられなかった箱だった。

開けたところで、きっと閉じるしかなかった箱だった。


でも今は違う。


暖炉の火の向こう側に、続きを待ってくれる人がいる。

急がなくていいと、見たいなら一緒に見ようと言ってくれる人がいる。


それだけで、箱の意味が少し変わる。


閉じ込めた過去ではなく、

いつかまた、二人で少しずつ辿るためのものへ。


アランが椅子へ深く座り直し、ミュレットのほうへ手を差し出した。


無言のまま。

けれど、何を求めているのかは分かる。


ミュレットはそっとその手へ自分の手を重ねた。


暖かい。


暖炉の火よりも、ずっと静かなぬくもりだった。


棚の中には、鍵のかかった箱がしまわれている。

けれど今度の鍵は、過去を閉じ込めるためではない。


続きを知っている鍵だった。

続きを、もうひとりではなく、二人で開けていけると知っている鍵だった。


冬の夜は、まだ深い。

それでも、軒先から落ちる雪解けの雫が、時おりかすかな音を立てる。

閉ざされているように見える白の下で、季節はもう、静かにほどけはじめている。


部屋の中には、火の明かりと、二人ぶんのぬくもりが確かにあった。


そのぬくもりを抱いたまま、やがて来る春へ向かっていけるのだと、ミュレットは初めて、やさしく信じられる気がした。


閉じ込めた過去ではなく、

いつかまた、二人で少しずつ辿るためのものへ。


アランが椅子へ深く座り直し、ミュレットのほうへ手を差し出した。


無言のまま。

けれど、何を求めているのかは分かる。


ミュレットはそっとその手へ自分の手を重ねた。

同じ左手、同じ薬指にある輪が、火の明かりを受けて静かに光る。

過去へ戻るためではなく、この先を二人で辿るためのしるしのようだった。


暖かい。


暖炉の火よりも、ずっと静かなぬくもりだった。


棚の中には、鍵のかかった箱がしまわれている。

けれど今度の鍵は、過去を閉じ込めるためではない。


続きを知っている鍵だった。

続きを、もうひとりではなく、二人で開けていけると知っている鍵だった。


冬の夜は、まだ深い。

それでも、軒先から落ちる雪解けの雫が、時おりかすかな音を立てる。

閉ざされているように見える白の下で、季節はもう、静かにほどけはじめている。


部屋の中には、火の明かりと、二人ぶんのぬくもりが確かにあった。


そのぬくもりを抱いたまま、やがて来る春へ向かっていけるのだと、ミュレットは初めて、やさしく信じられる気がした。


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