46話
「実はの、上位属性を持っておる者は少ないが、上級属性があるということは誰だって知っておった」
「知っていた?でも神様僕は、上位属性があるって初めて知りましたよ」
たしか、ここにくるときはあの黒い魔導書を開いた時にこの世界のこと、魔法、スキルについてがわかったけど、上位属性があるというのは聞いていない。
「上位属性は、わしが先ほど使った時空属性以外に火の上位、炎属性があり、光の上位、聖属性に闇の上位、暗黒属性があったのだが君を送った時点ですでにこの世界に上位属性の知識が消えておったのじゃ」
「消えた?」
「そうじゃ、何者かは知らぬ、この世界の人間の仕業か、しかし、この世界のすべての人間の記憶を操作と言うべきか上位属性に関しての知識をすべて忘れさせるなど、わし以外の神の仕業と言うのもありえる」
「神様以外の神の仕業・・・それで、神様は、このことを僕に伝えるために神界?でいいんでしたっけ、そこから、ここに来たんですか?」
「それもあるが、拓也君、わしがあげた神の魔導書はどうしているのじゃ」
神の魔導書というとあの黒い魔導書か、使い道なさそうだし、ずっと本棚に仕舞っている。
僕は、本棚を呼び、いちようここは、お風呂場、水にぬれないようにして、神様に見せた。
「むっ、拓也君、君はこの魔導書の力を使っているのかね」
「力?ですか、ただ、この世界に関すること一瞬で教えてくれる本じゃないんですか?」
「拓也君、神の魔導書を貸してみなさい」
僕は、神様に黒い魔導書を渡した。
「拓也君、ちょっとこっちによってはくれんかの」
「?」
「ふんぬっ」
「うおっ、いきなり押さないで下さいよここはお風呂場ですよ、滑ったりでもしたらどうするんで・・・って、えっ、ちょ、ちょっと神様、なんかわかりませんが、魔導書が僕の体に入っているんですけど」
魔導書は僕の体の中にだんだんと入っていく。いったいどういうことだろうと神様に説明をと言う前に神様が声を出す。
「いいかい、この魔導書は己の体に入れることにとって、未来、過去、とあらゆる知識の細かい内容まで見ることができる。だが、それは、この魔導書を成長させないといけないのじゃ」
「魔導書に成長ですか、それにこの魔導書、もう完全に僕の中に入ったんですけど、取り出せるんですか」
僕は、自分の上半身をぺたぺたとさわるが、別に痛くもないしどこにも異常がないようだ。
「まぁ、聞きなさい。拓也君の体に入った魔導書は、君のレベルアップによって成長するのじゃ、それと最近魔導書を作成したり、魔導書を使っとらんじゃろ」
「ま、まぁ、魔導書はハンスさんから、目立つと聞いているので、魔法を使えるようになったし、魔導書は、読むだけであんまり使わないでいいかなと」
「それだと困るのじゃ、神の魔導書は、君が作った魔導書ともリンクされている、つまり君が思いついた魔導書の能力が神の魔導書にも載るのじゃ、それは、神の魔導書の成長を早めることにもなる」
「あの神様は、さっきから、僕になにが言いたいんですか?」
「つまりじゃ、わしが言いたいのは一刻でも君の中に入れた魔導書を成長させて、なぜこの世界に上位属性のことが消えてしまったのかを、調べてほしいのじゃ」
なんだそういうことか、
「わかりました。とりあえず、僕の中に入った魔導書の取り出し方を教えてください」
「そうじゃな、君の中に入って成長をしていても読むことができないと意味がないもんな、取り出し方和は・・・・うーん、忘れてしまったわい」
「いやいや、忘れてしまったってそれはないでしょ」
「すまんの、神界に戻って調べてくるから、安心してくれ、時間はかかるがな。ふぉふぉふぉ」
本当に軽いなこのひとは、
「まぁ、君は魔導書を成長させること中心的にしてくれ、上位属性は持っているものは少ないが、世界の理が崩れてしまう恐れもあるからのう」
頼んだぞ、と神様は、お風呂場から、姿を消した。
「くしゅん」
話が長くてすっかり、湯冷めしてしまった。明日、風邪をひかなければいいが・・・
ひょこ
「忘れておったが、魔導書は成長していくと話せるようになるぞ」
「うわっ」
「それじゃ、わしはこの辺で、君と風呂に入れて楽しかったわい、ふぉふぉふぉ」
神様は再びどこかへ消えていった。
「首だけを出して急に現れるのは心臓に悪いからやめてほしいな」




