45話
ピチョンと、天井から水滴が落ちてきた。
「まったく、神様は、急に現れたらびっくりするじゃないですか」
今、僕は、神様と一緒に風呂の中に入っている。湯加減がきいていいていい感じだ。
「すまんのぅ、君に伝えたいことを伝えに行く前に体を洗っとこうと思っての、そしたら」
「そしたら、丁度僕が入っているのがわかって、便乗してきたんですね、はー、この家の人たちにばれたらどうするんですか」
まず、神様が人の家の風呂をつかっている時点でおかしいのだけど、
「大丈夫じゃよ、ここに来た時に時間を止めておいたからのう、ふぉふぉふぉ」
「ふぉふぉふぉ、じゃありませんよ。時間を止めてる!?だったら、僕は動けないし、ここのお湯だって流れないはずじゃないですか」
「それは、この入浴所だけ時間を止めないようにしたからじゃよ」
「つまり、今、動けるのは、僕と神様だけですか」
「ま、そういうことじゃ」
そういうことって、神様は気軽に地上に降りたらだめなんじゃないのか?
「ところで、君に伝えたいことについてなんじゃが」
神様が真剣な顔つきになる。
「その前に話をしようかの、君は、この世界の魔法属性について、どれぐらい知っておるのじゃ」
どんな、話かと思ったら魔法についてか、それだったら簡単だ。というか、本職はもう魔導師でいいじゃないかと思うぐらい魔法には助けられている。
「知っているって基本属性は、火、水、風、土、無、希少属性は氷、雷、光、闇、がある。ですよね」
「そうじゃな、では、わしが今使っている魔法の属性はなにかわかるか」
「えっ、何って、・・・なんですか?」
無属性魔法と思ったけど、無属性は、自らの身や物を魔力で強化する魔法であって時間を止めるなどできない。無属性以外の他の属性でもできるわけない、だったらこの魔法は・・・
「正解は、時空属性の魔法じゃよ」
「時空?属性?・・・えっ、そんな属性はありませんよ」
「やはりか、君をこの世界に送った時点で気づいておくべきじゃった」
神様は悔しそうに下を向いている。そして、顔を上げ僕を見る。
「拓也君よく聞くのじゃ、君の言った通り魔法は、火、水、風、土、無の基本属性があり、氷、雷、光、闇、の希少属性がある。しかし、その他にあと、4つ、上位属性というのがあるのじゃ」
上位属性?上位ってことは、属性魔法の上の魔法のことか?超級ってことなんかじゃないの?
「上位属性の魔法は例えそれが初級魔法であっても上級魔法の威力が放てる」
「えっ」
「さて、ここからが本題じゃ」
「えっ」
神様はそういっていっそう険しい表情をした。
どんな話になっていくのか




