42話
森の中。
「はぁー!、【ファイヤーランス】」
グギャアア・・・・
ゴブリンは火の槍を腹に受け、絶滅していった。
「やった!やりました、無詠唱でできました。拓也様、どうでしたか」
アリスが嬉しそうに言い寄ってくる。
あれから、3カ月が経ち、アリスは、ランクD、僕は、ランクCの冒険者になった。今は、ランクDのアリスの依頼を受けていた所だ。さっきのゴブリンで依頼は済んだが、
「・・・まだ、魔力の練りが甘い」
「あなたには聞いてません」
それと、変わったところは、ミーナが仲間になったことだろう。2カ月前、冒険者ギルドで仲間になりたいと僕達にいってきたのだ。ミーナはドンの仲間だ、ドンには僕たちの仲間になることをいっているかと聞くと、ドンや仲間たちからは、がんばりなさいと言われ、了承していると言う。なにをがんばりなさいなのかはわからないが、ミーナは僕達の仲間となった。その時、一緒にいたアリスが頬を膨らましていたのを憶えている。それからか、依頼を受けに行くにつれ、最近は、ミーナとアリスの言い合いが多くなっている。
「・・・どのみち、拓也に聞いても同じことを言われるに決まっている」
「そんなの分からないじゃないですか、う~」
「・・・む~」
と、この様に睨み合うこともしばしば、それと、ミーナのステータスだがこんな感じだ。
ミーナ・サファリ 女 17歳 レベル52
天職:魔術師
体力: 4000/4000
魔力: 12000/12000
攻撃力: 260
防御力: 450
俊敏性: 270
【スキル】
火属性魔法 水属性魔法 風属性魔法 雷属性魔法 無詠唱 魔力感知
これで、同い年っていうのも驚きだが、最初にミーナのステータスをみて、驚いたのは、ミーナに固有スキルがあったことだ。
【固有スキル】
魔女の意思:どんな魔法でも、上級魔法以上の威力が出せる。
まさに、魔術師のミーナにとっては、ぴったりのスキルだと思う。
「う~」
「・・・む~」
そろそろ帰りたいし、二人を止めるか、そう思っていると先に、黄色い触手が二人を叩いた。
「あうっ」
「・・・痛い」
二人は、頭を抱え、うずくまった。
「二人を止めてくれてありがとう。でも、毎回言っているけど、止めるときは、もっと優しくね」
僕の肩に乗っているものをそっとなでる。
二人を叩いた人物は、スライムであるボルトだ。ボルトもこの3カ月で成長をした。スライムの突然変異ってのもあるが、電属性魔法を使うのがうまくなっている、それと大きさも、野球ボールぐらいだった大きさが、いまでは、サッカーボールくらいの大きさだ。これからは、僕の肩に乗ることもないなと思ったが、自分の体を小さくしたり、大きくしたりでいるらしい、まぁ、大きくなれるのは、そのサッカーボールくらいなのだが、もっと成長していけば、もっと大きくなるのだと思う。
「最近、二人とも睨み合いや言い合いが多いよ。毎度言うけど、このままだと喧嘩になりかねないからね」
「はい、すいません。拓也様、私としたことが」
「・・・ごめんなさい拓也」
「わかったなら、よし。じゃあ、依頼終ったから、リーゼさんに報告しにいこうか」
「はい(さりげなく、他の女性の名を出しますよね)」
「・・・了解(拓也は、あの受付嬢が好みなのか?)」
二人が何か言っているが、まいいか、暗くなるうちに済ませよう。
僕たちは、街に戻っていった。
2章始まりました。




