39話
「いくよ」
僕は、走り相手に向かっていく、
ロンは剣で迎え撃とうとしているがそうはさせない、数あるアイスランスで相手の気を紛らわせる。
「くっ」
いくつものアイスランスを放ち、相手の気を完全に紛らわせ、
【アイスランス】
背後から魔法を放つ。
「ぐっわあーー!!」
さすがによけられず、アイスランスはロンに直撃した。
「この僕が、ランクDごときに」
直撃を受けたのにもかかわらず、よろよろとなりながらも立ち上がった。ここはランクBの意地なのかもしれないけど、こっちも自分がほしいからと嫌がる人を奴隷にする奴に負けたりはしない。
「くらえ、ランクD!!」
ロンが詠唱を始める。さっきまで使っていたファイヤーボールよりもっと大きい。これは、
【フレイムボム】
詠唱を終え、ロンが魔法を放つ、
「この魔法は上級魔法だ、いくらお前のアイスランスの数が多いとはいえ、このフレイムボムに近づけばすぐに溶けて消えていくだろう、さぁ、どうするランクD、ひゃひゃひゃひゃ」
なんかキャラ崩壊してんだけど・・・・、
周りの冒険者もロンの笑いに引いている。ロンの取巻きにいた女達もだ。
「何・・・・あの笑い方」
「ロン様こわーい」
「顔がかっこよくてもこれはないわ」
「私もそう思う」
あーあ、完全に引かれているし、その本人はそのことに気づいてない、僕を倒すしか考えてない、
「死ね!死ね!ランクD!!!」
フレイムボムは上級魔法であっても、落ちてくるのが遅く、ゆっくりとゆっくりと落ちてくる。その間の時間稼ぎなのかさっきから、僕に向かってファイヤーボールを放ち続けている。まぁそれもアイスウォールを作成して防いでいるが、
「さて、上の炎の塊はどうするか、こっちも上級魔法で対抗するかな、まだやったことないけど」
相性がいいものを当てた方がいいよな、
【ウォーターボム】
うっ、やっぱり初めてもあって魔力を籠めすぎたか、魔力がほとんどとられた。体がだるい。
「死ねーー!」
ロンが近くに来て剣を持って僕に襲いかかる。
「じゃますんな」
「ぐっふーー!!」
アイスランスで吹き飛ばした。そして、改めて、ウォーターボムをフレイムボムに向かって放つ。
相性もあり、ロンのフレイムボムはウォーターボムとともに消えていった。
「よし、じゃあ続きを始めようか」
「この決闘、勝者拓也!」
「「「「うおおおおおおおおお」」」」
「え?」
フレイムボムを消して、いざ再戦と思っていたのに、なぜか決闘が終わった。
「何が、え?、だお前の勝ちだよ、ロンの野郎完全に伸びてやがる。たく、3つも属性魔法があり上級魔法が使えるなんてなとんでもねー、ルーキーだな」
ドンに言われ、ロンが飛んで行った所をみる。うつぶせでピクピクとしているロンがいた。
「ああ、あの時のアイスランスでか」
うっとうしいとアイスランスで吹き飛ばしたを思い出す。
「拓也様ーーーー」
「あっ、アリス勝ったよってどわーーー!」
振り向きざまにアリスに押し倒された。
「拓也様信じていました」
少し涙目になっているが、アリスはにっこりと笑顔を見せた。
「うん、ありがとうって言いたいけど、立ちたいから退いてくれないかな」
「退いて?・・・・・はっ、すいません拓也様、私はなんてことを」
顔を真っ赤にして、すぐに立ち上がる。
「ぷっ、」
その姿につい吹き出してしまった。
「あー、拓也様笑いましたね」
「ごめんごめん、つい」
二人で笑い合う。その時、
「なんだこいつは!!」




