31話
ドッッカ―――ン!!!!
アリスより遥かに大きい音を響かせ、岩は粉々に砕け散った。
「・・・・!!!」
「あれ、魔力こめすぎたかな?」
自分が思っていた以上の威力が出るとは、威力調整できるようにしとかないとな
「・・・・!!!」
「アリス、口をパクパクしても声を出さなきゃ、何言ってるかわからないよ?」
「た、拓也様、なんですか!?今の魔法!青色の火なんて私見たことありません。無詠唱で、それにこの威力」
アリスは、もう一度、岩があった場所を見る。
「上級並の威力じゃないですか」
「へー、アリスは上級の魔法見たことあるんだ」
「はい、実は、お父様にって、そうじゃなくていったいどうしたら初級魔法が上級並の威力になるんですか」
「うーん、魔力をこめすぎたことと、あとは想像力?」
「お爺様を助けていただいた時も思いましたが、拓也様は、普通の人より魔力の量が多いのですね。私も魔力は多いといわれていますが、いくら、初級魔法とはいえあのような威力になるほど、魔力はこめれません」
これから、魔法を放つ時はこめる魔力の調整が必要になるな、
「それとさきほどもいいましたが、青い色の火なんて見たことありません、あれも火なのですか?」
アリスは首をかしげた。
「ああ、あれも火だよ。ただあの、青色の火は、赤色の火より温度が高いから、威力も上がると思ってね」
「温度が、高い?」
「そう、つまり、熱さが違うわけ、ためしに、さっき僕が砕いた岩の欠片を持ってみて、今は、さわっても大丈夫だと思うけど、熱を持っているから、いちようやけどしないようにね」
「わかりました」
アリスは、岩があった場所にいき、落ちている、岩の欠片を手に取った。
やっぱり、驚いた。あ、戻ってくる。手には、自分が拾った岩の欠片を持って、
「拓也様!これ、この小さくなった岩暖かいです。本当に熱を持っています」
ピョンピョンと飛び、目を輝かせ、何かいいものを発見した子供のように、言ってくきた。
「アリス落ち着いて」
「拓也様は、本当に、すごい方ですね、まぁ、そんな拓也様だから、私は・・・ごちょごちょ」
何を思っているのか、アリスは顔を手で隠し、腰をくねらせている。
「とりあえずは、普通の火より、青色の火の方が、熱があるってわかったでしょ」
「はい!」
それから、何時間。何度も魔法の練習をした。僕は、魔力をこめすぎないように少しずつ、魔力を減らしながら、魔法を放つ。アリスの方は、そんな僕を、黙ってみているだけだった。まぁ、こっちがみたら、にっこり、笑顔を向けてきたけど、
「よし、」
ある程度練習したところで、やめる。
「もう、いいのですか?」
「うん、ある程度、魔力調整はできたし、これなら、他の属性に影響を受けないよ、それに、もう夕方だ貴族の令嬢を預かっている身としては、そろそろ、帰った方がいいしな、それと、また明日から、依頼を受けて冒険者ランクも早く上げときたいからね、もう終わろうかと思って」
「ぶー、時間がたつの早すぎです」
「そんな頬を膨らませないで、帰ろう。」
「・・・わかりました」
アリスは、しぶしぶっと言うが次の瞬間、腕に抱きついてきた。
「わっ、びっくりしたじゃないか急に、どうしたんだ」
「手を繋いで帰りましょう」
そういって、笑顔を見せる。
「・・・・・・」
「拓也様、どうしました?顔赤くなってますよけど」
「!!な、なんでもない、さ、早く帰ろう」
「あ、拓也様、そんな、早く歩かないでくださいよ」
こうして、森の中を出ていった。




