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僕は異世界で本を読んで成長していく  作者: 月裕 シンド
1章
27/53

27話


「すいません、受けた依頼についてなんですけど」


薬草探しをある程度までやった僕は、冒険者ギルドに依頼を全部済ませたことを報告しようとしていた。


「あのー、すいませーん」


今は、午後6時頃で昼前に来ていた時より冒険者の数が多いそのためか、いつも受付に立っているはずの受付嬢がいない、ほとんどが、冒険者への酒配りに忙しい。


「すいません、遅くなりました。依頼のことですね、ってなんだあなたですか」


来てくれたのは、僕が受ける依頼を確認した人だった。


「確か、あなたが受けた依頼は、屋敷のゴミ捨て、迷子の子猫探しに薬草探しでしたね」

「覚えているんですか」

「えぇ、冒険者が受けた依頼を覚えてあげることも私達受付嬢にも必要なことですから」

「そうなんですか」

「では、依頼を確認させてください」


あ、そうだった。冒険者カードっと

僕は、冒険者カードを受付嬢に渡す。


「それでは、確認させていただきます。まず、屋敷のゴミ捨て、完了していますね。迷子の子猫も完了、最後に薬草探しは、どうでしたか、その姿だと薬草は見つけられなかったんですか」


失礼な、手で持てないほどの数だからアイテムボックスの中にいれているのだ。


「いえ、薬草ならありますよ」


僕は、アイテムボックスから、今日取ってきた薬草を受付の机の上に置く。


「えっ、今どこから、っ!!それとなんですか!?この薬草の数」


受付中ずっと、無愛想な顔をしていた受付嬢も驚きを隠せず、目を見開いた。


「120、121、122、123、100本は軽く超えているわね、調べておきますので報酬は明日取りに来てください」


受付嬢は、冒険者カードを僕に返す。


「わかりました。あっ、それから、実は薬草探しの時に魔物と遭遇してしまい、いちよう返り討ちにしたんだすが、その素材を買い取ってもらえますか」

「魔物ですか、わかりました。再度、冒険者カードをわたして、その魔物の死体を見せてください」

「はい、これです」


僕は、アイテムボックスの中から、足の長い、銀色の亀を出す。


「これは!?スピードタートルじゃないですか!!」


受付嬢二回目の驚きを見せたが、声が大きかったらしく、周りの冒険者にも聞こえてしまった。


「あ、すいません。急に大声をあげてしまって」


受付嬢は顔を赤くしていた。


「あの、このスピードタートルになんで驚いているんですか?」

「あなた、知らないのこのスピードタートルはね、なかなか見つけられない、見つけたとしても素早い動きで逃げる。ベテラン冒険者でも、倒せないで有名な魔物なのよ、」

「へー」

「その眼は、信じてないわね、ま、いいわ、この魔物の報酬も明日にまとめてわたしますから」

「はい、じゃ、僕はこれで、また明日お願いします。えーっと」

「リーゼよ」

「では、りーゼさん」


僕は、冒険者ギルドをあとにした。

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