26話
森の中に、入ると、ボルトが、ピョンと内ポケットの中から出てきた。
「ごめんなボルト、この街では、使役した魔物は表に出したらいけないルールだから、外にでられなくてつまらなかっただろ」
そう言ってボルトをやさしくなでた。
ボルトもしかたないよ、と言うかのように体を横に震わせている。
冒険者ギルドに行く前の時にハンスさんから、この街の魔物の扱いについて教えられたのだ。
「ま、この街だけらしいし、外の依頼を受けている間は、ボルトを出してやるからな」
ボルトを肩に乗せ、森の奥に進んでいく。
「ここから、鑑定スキルを使ってやれば、いいだろう」
鑑定で、周りを見る。
ただの草、ただの草、ただの草、薬草、ただの草、薬草
近くに薬草が2本あった。
1本とって冒険者ギルドに渡せば、依頼は、完了するけど、ボルトが、外を楽しんでいるのに、すぐ帰るのは可哀そうだしな、何本かとっていくか、
「とりあえず、2本ゲットと」
薬草をアイテムボックスにしまいさらに森を進んでいく、
「ここも、あるかな」
ただの草、ただの草、薬草、ただの草、薬草[毒]
毒!薬草でも毒を持つやつもあるのか、鑑定スキルあってよかった。
「この、毒は取らないで、ん、ボルト?」
突然、ボルトが、肩から飛び降りた。
「どうしたんだ?」
ボルトは毒と書いていた薬草の前にいく。
そして、ボルトは自分の体を大きくして、
パクリッ
毒薬草を飲み込み消化していく。
「ボルト、スライムだから、毒とか平気なんだろうけど、勝手に食べるのはやめろ」
ボルトは体をダラーンと伸ばす。これは、ボルトがごめんなさいといっている姿だ。
「素直でよろしい、ん」
今度は、気配感知に何かが引っ掛かった。
ここから、左。鑑定スキルを使う。
スピードタートル レベル:12
体力: 20/20
魔力: 30/30
攻撃力: 12
防御力: 30
俊敏性: 300
【スキル】
逃げ足
亀?足が長い、銀色の亀がいた。
レベル12なのに俊敏性が高い。スピードタートルと呼ばれているのは、この俊敏性だからかもしれない
それにスキルが逃げ足ということは、見つかったら逃げられる。
「高いのは俊敏性だけ、だから攻撃を一発あてればいい、ボルトあの亀が逃げないか見張ってて」
僕は、亀の様子を、ボルトにまかせ、スキル本棚から、武器作成の魔導書を取り出し、投げナイフを何本か作成していく、
「よし、ボルト少しでいいから、あの亀の足止めお願い、僕が仕留める」
ボルトは触手を亀を囲うように長く伸ばす。これであの亀が逃げようが、触手に引っ掛かって簡単には、逃げだせないということか
僕は、今だ気づいていない亀に向かって、ナイフを投げる。
「グギャッ」
亀は、あっけなく仕留められた。
「あれ?俊敏性が高いからてっきり、反射神経もバカにはできないと思ったんだけど」
僕は、亀の死体をアイテムボックスにしまい、再び、薬草探しに没頭した。




