23話
「おいおい、ギルド内で乱闘すんのかよ。モルドがいるってことは相手は新人か」
「賭けをしようぜ、賭け」
「賭けするっていってもモンドのやつあれでもランクCでしょ、新人君には可哀そうだけど相手になんないよ」
「モンドのつれもランクDいっているしな」
「賭けにならない・・・」
「なんだよ、お前らつれねえな」
周りの冒険者が僕とモルドを見てひそひそと話している中、一部の冒険者グループが声を上げている。
まぁ、確かに、彼らにとっては、子供の喧嘩程度にしか思えないのだろう、ここに入ったとき冒険者ギルド内にいる人はすべて見た、あそこにいるグループは全員がレベル50にいっているのだからな
「おい、よそ見していると怪我するぜ」
腹が大きいやつ確か(ブブタだったけ)が槍を持って刺しかかってきた。
「拓也様!」
「アリスは危ないから下がって」
アリスを後ろに下げ、鞄から自分の刀を取り出し、受け流す。
「うおっ」
バランスを崩したブブタは、ゴロンと転がった。
「なっ、あいつどこから武器をだした」
「次は、こっちからいきます」
相手が驚いていようが関係ない、僕は、先に魔法の詠唱に取り掛かっているモヒカンをねらう。
「させるかよ、」
モンドが、道を塞ぐが、スピードに乗っている今、こいつらのレベルでは、僕のスピードにはついていけないだろう
「なっ、はやっ」
モンドを通りすぎ、モヒカンのところにつくと、刀の鞘で溝を攻撃する。
「うっ」
モヒカンは、そのまま、気を失った。
まぁ、倒す前にこの世界の魔法を見ときたいと思ったけど、魔法より早く終わらして、ケーキが食べたかった。
「くそっがー!」
モンドが剣を振り上げながらこっちに向かうが、スピードが遅いため、僕は、難なくかわし、そして
「もういいですよね」
モンドの首筋に刀の先をあてる。
「うっ、」
「それ以上動くと、血がでますよ」
「わっ、わかった。俺たちの負けだ」
モンドは剣を床に置き負けを認めると手を頭の上に置いた。再び、周りが騒ぎだす。
「なんじゃ、なんの騒ぎじゃ」
「どうしたんですか、これは」
奥の部屋から、ケイネさんとギルドマスターが出てきた。
そして、僕とモンドを見る。
「小僧、冒険者登録はもう済ませたのか」
「はい、おかげさまで」
「では、この状況はなんじゃ」
「これはですね、なんか新人の僕に冒険者のことを教えてやるとそこの人に言われたんですが、それを断ったら、いきなり剣を振り回してきまして、」
「返り討ちにしたと、」
「はい」
ギルドマスターは、額に手を置き、ため息をついた。
「お主なぁ、お前が返り討ちにしたそいつは仮にでもランクCのベテラン冒険者だぞ、それを倒すとは、やはり」
「そうなんですか、ま、今日は、登録しにきただけですので僕はこれで、いこうかアリス」
「えっ、は、はい」
僕は、さっさとアリスをつれ、冒険者ギルドを出ていく。
「で、アリスが言っていたケーキがある店ってまだ開いている」
「この時間でしたらまだ」
「早くいこう、」
今日は疲れた、店に向かう拓也は、ため息をついた。




