22話
「あの、なんですか?」
若干、苛立ちを覚えながらに、声をかけてきた。人を見る。
いかにも、強そうな図体をしている者と髪がモヒカン、腹が大きいやつの3人の男がいた。
「お前、新しく入ったやつだろ」
強そうな図体をした男がにやにやしながら、聞いてきた。
「そうですけど、」
「やっぱりか、ここじゃみかけねぇやつだと思ってよ。冒険者なら、助け合いだろ俺たちが新人のお前に、冒険者の戦い方を教えてやろうかと思ってな」
モヒカンの男が言う。
なんだ、この人たち、にやにやして気持ち悪い。
「拓也様、」
アリスも不安を感じているのか、僕の服の袖をにぎっている。
「おい、みろよあれ」
「ああ、またモンド達が新人冒険者に話しかけているぞ」
「あいつもこりないもんだな、新人潰しなんて、くだらない」
まわりから、こそこそと、声が聞こえてくる。
なるほど、新人潰しね。
僕は、目の前の3人を鑑定スキルで見る。
モンド 35歳 男 レベル:24
天職:冒険者・戦士
体力: 1500/1500
魔力: 30/30
攻撃力: 70
防御力: 55
俊敏性: 58
モヒカン 32歳 男 レベル:21
天職:冒険者・魔法使い
体力: 700/700
魔力: 130/130
攻撃力: 30
防御力: 67
俊敏性: 45
ブブタ 32歳 男 レベル:13
天職:冒険者・農民
体力: 240/240
魔力: 10/10
攻撃力: 47
防御力: 26
俊敏性: 17
戦士に魔法使いに農民か・・・
モヒカンの男そのまま、モヒカンという名前だし、農民でも冒険者になれるんだ。
そして、こいつらのリーダーがこの強そうな図体の男、モンドか、
「おい、聞いているのか」
腹が大きい男が、怒鳴る。
「まぁまぁ、ブブタ落ち着け、でどうすんだ新人さん」
「いえ、別にその必要はありません」
「ほう、それはなぜだ」
「簡単です。教えてもらう理由が僕にないからです」
だいたい、すでにこっち来てから、ゴブリンやら、狼やらを倒している。教えてもらうことはない。
「では、すいませんが失礼します」
僕は、3人の男にぺこりと頭を下げ、ギルドを出ようとするが、
「そういうわけには、いかないんだなこれが」
いきなり、モンドが自分が持っていた剣を振り上げたが、僕は、それを横にかわす。
「物騒ですね。ギルド内で剣を振り回すとか乱闘禁止って書いていないんですか」
「ギルド内で乱闘禁止?なに言ってんだ、ここは冒険者のたまり場、自由を求めにきた者たちのたまり場だ、ギルド内で乱闘禁止と書かれていようが関係ない。おい、お前らやるぞ、かわいい新人をいたぶってやろうぜ」
あーあ、完全にいたぶることが目的か、まぁ、相手のステータス見るかぎり、こっちが勝てるし、少し痛い目にあってもらうか、




