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僕は異世界で本を読んで成長していく  作者: 月裕 シンド
1章
22/53

22話


「あの、なんですか?」


若干、苛立ちを覚えながらに、声をかけてきた。人を見る。

いかにも、強そうな図体をしている者と髪がモヒカン、腹が大きいやつの3人の男がいた。


「お前、新しく入ったやつだろ」


強そうな図体をした男がにやにやしながら、聞いてきた。


「そうですけど、」

「やっぱりか、ここじゃみかけねぇやつだと思ってよ。冒険者なら、助け合いだろ俺たちが新人のお前に、冒険者の戦い方を教えてやろうかと思ってな」


モヒカンの男が言う。

なんだ、この人たち、にやにやして気持ち悪い。


「拓也様、」


アリスも不安を感じているのか、僕の服の袖をにぎっている。


「おい、みろよあれ」

「ああ、またモンド達が新人冒険者に話しかけているぞ」

「あいつもこりないもんだな、新人潰しなんて、くだらない」


まわりから、こそこそと、声が聞こえてくる。

なるほど、新人潰しね。

僕は、目の前の3人を鑑定スキルで見る。


モンド 35歳 男 レベル:24

天職:冒険者・戦士

体力: 1500/1500  

魔力: 30/30

攻撃力: 70

防御力: 55

俊敏性: 58


モヒカン 32歳 男 レベル:21

天職:冒険者・魔法使い

体力: 700/700  

魔力: 130/130

攻撃力: 30

防御力: 67

俊敏性: 45


ブブタ 32歳 男 レベル:13

天職:冒険者・農民

体力: 240/240  

魔力: 10/10

攻撃力: 47

防御力: 26

俊敏性: 17


戦士に魔法使いに農民か・・・

モヒカンの男そのまま、モヒカンという名前だし、農民でも冒険者になれるんだ。

そして、こいつらのリーダーがこの強そうな図体の男、モンドか、


「おい、聞いているのか」


腹が大きい男が、怒鳴る。


「まぁまぁ、ブブタ落ち着け、でどうすんだ新人さん」

「いえ、別にその必要はありません」

「ほう、それはなぜだ」

「簡単です。教えてもらう理由が僕にないからです」


だいたい、すでにこっち来てから、ゴブリンやら、狼やらを倒している。教えてもらうことはない。


「では、すいませんが失礼します」


僕は、3人の男にぺこりと頭を下げ、ギルドを出ようとするが、


「そういうわけには、いかないんだなこれが」


いきなり、モンドが自分が持っていた剣を振り上げたが、僕は、それを横にかわす。


「物騒ですね。ギルド内で剣を振り回すとか乱闘禁止って書いていないんですか」

「ギルド内で乱闘禁止?なに言ってんだ、ここは冒険者のたまり場、自由を求めにきた者たちのたまり場だ、ギルド内で乱闘禁止と書かれていようが関係ない。おい、お前らやるぞ、かわいい新人をいたぶってやろうぜ」


あーあ、完全にいたぶることが目的か、まぁ、相手のステータス見るかぎり、こっちが勝てるし、少し痛い目にあってもらうか、





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