21話
紙をもらった後、僕たちはケイネさんがいっていた入口前の受付嬢の所にいる。
「すいません、冒険者登録をしたいんですけど」
「登録前に能力を測る水晶で自分の能力について書いた紙を持っていますか、もし持っていないのなら、私の方からギルドマスターに確認してもらうようお願いしますが」
「自分の能力を書いた紙は持っているので大丈夫です」
僕は、受付嬢にその紙を渡す。やっと冒険者になる。
「確かに確認しました。すぐに冒険者カードを発行します。その間に冒険者ランクについて説明させてもらいます」
受付嬢は、僕からもらった紙を確認するとすぐに、別の受付嬢に渡した。
そして、もう一度僕の方を向く、冒険者ギルドについてに話を始めた。
「冒険者ギルドでは、冒険者ランクといって、F~Sといったランク付けがあります。このランクは、簿冒険者ギルドにおいて、自分の強さを表している意味でもあります。拓也様は、冒険者登録をしたばかりなので、ランクはFとなっておりますが、あちらに置いてある看板の依頼書を何枚かこなすことによってランクは上がっていきますが、例外もありますね」
「例外とはなんですか?」
「例外ですか、そうですね。例えば自分のランク以上の魔物を何体も倒したり、依頼以上の魔物を討伐したりですかね。まー、そういうのは見かけませんが………あ、カードの発行ができたようですね」
灰色のカードを渡される。
「そのカードは身分を証明するものでもありますからなくさないでくださいね。もし無くしてしまったなら再発行するのに金貨5枚はしますから」
金貨5枚か、一般的に考えて新人冒険者が払えそうな金額じゃないな
「わかりました。無くさないようにします」
「後そのカードは自分が受けた依頼、倒した魔物が見れます。倒した魔物はこちらに持ってきていただけたら、こちらで買い取ることができますね、最後にカードは、自分のランクが上がるにつれ、色も変わるので、がんばってくださいね」
「はい、ありがとうございました」
これで、本当に冒険者登録完了か、長かったような
「よかったですね」
アリスが僕に笑顔でいってくる。
「今日、登録したのですから依頼は受けるんですか?」
「別に今日じゃなくていいよ。明日もあるし」
「では、」
「今日の本題は終わったことだから、どこかでお茶でもしようか」
「本当ですか」
アリスが目を輝かせる。道案内をしてもらったお礼もあるし、さっき道案内の時に、アリスがいったケーキがある店にいってみたいしね。
「じゃ、いこうか」
僕はアリスの手をつなぐ。
「はい」
アリスもうれしそうだ。
「ちょっとまてよ!」
僕たちが冒険者ギルドをでようとするところで誰かが声をかけてきた。
なんだよ!まったく早くケーキを食べてみたのに。




