16話
異世界に来て2日目、ルメーア公爵家の客室に泊めてもらった僕は、朝早く起きた。
今日は、冒険者ギルドに冒険者登録をすることが目的だ。それと、この世界の時間は、地球と同じ24時間で、1日がたつことになっている。
僕は、客室の窓を開ける。まだ、日が昇っていないのか、周りは暗い。
「うーん、この世界の時間は地球と同じってわかっているんだけど、時計がないんだけど」
この世界は時間はあるのにそれが、わかる時計のようなものがないのだ。
どうしようか、考えていると、客室の扉が開いた。
「しつれいします。おや、起きていらっしゃいましたか」
入ってきたのは、メイド長のキアラさんだった。
「おはよう、キアラさん。どうしたの」
「おはようございます。領主様から、拓也様の身の周りの世話を仰せつかったのですが、することがありませんね」
キアラさんは客室を見渡すが客室はきれいに整理されていた。
「あー、ごめんねキアラさん」
「いえ、拓也様はしっかりとした方ですね」
「人の家に泊まるのだから、これくらいしてないと、失礼でしょ」
「そうですか、もうすぐしたら、領主様たちも起きてこられます。食事はすぐに用意させるので、ここで少しおまちください。」
失礼します、とキアラさんは、一礼をして客室から出ていった。
待つのいいけど、暇なんだよな
僕は、何かないか、アイテムボックスの中を見る。
「スマートフォン、異世界にきてこれが使えるかどうかわからないけど」
スマートフォンの電源をつける。画面が明るくなり、起動したようだ。充電もまだ残っている
「お、使えた。電子小説でも読もうかな」
スマートフォンの画面にふれる。
「あれ?」
瞬間、スマートフォンの電源が切れた。
「充電残っていたはずなんだけど」
もう一回電源をつける。うん、やっぱり残っている。画面にふれる、電源が切れた。
「・・・・・・」
電源つける → 画面にふれる → 電源がきれる。繰り返し。
「使えないじゃん、スマートフォンの故障?あんまり使っていなかったからか」
スマートフォンが使えないとアイテムボックスの中に戻す。
「そうだ、ノートに筆箱があった。これで、なにか遊べるものでも作ろうかな」
ノートと筆箱を取出し、筆箱にあった、はさみでノートの紙を小さく丸い形に切っていく、それを何個か作って、裏にペンで黒く塗っていき、簡単なリバーシを作った。
「拓也様、食事の準備ができました」
「わかりました」
ちょうど、作り終えたところだし、食事にするか
作ったリバーシをテーブルに置き、食堂にいく。
「あら、これは」
拓也がいった後キアラはテーブルに置いてある、拓也が作ったリバーシを不思議そうに見ていた。




