13話
「拓也殿、待たせて悪かったな」
扉を開けて、ハンスさんが入ってきた。その後ろに、鋭い目つきに大きな図体をした男がつづいて客室に入ってくる。
「君が父と娘を助けてくれた子か、礼をいう。私は、レナード・リー・ルメーアだ」
レナードさんは、握手するように手をだした。アリスのお父さんか、
「浅井拓也と言います。あ、拓也が名前で浅井が家名です。偶々通りかかっただけですのでそんな礼なんて」
レナードさんの手を握り握手する。
「レナードは、この国で王宮騎士団の団長をしている。今は、何日かの休暇をもらっているのじゃ」
「王宮騎士の団長ですか」
鑑定スキルを使う。そういえば、ハンスさんにも使ってなかったな、
レナード・リー・ルメーア 32歳 男 レベル:52
天職:王宮騎士|(団長)
体力: 9500/9500
魔力: 2000/2000
攻撃力: 1930
防御力: 1750
俊敏性: 1500
【スキル】
身体強化 剣術 指揮 気配感知 火属性魔法
【称号】
オルティーブ国の騎士団長
強い!レベル52、称号にも騎士団長とある。ハンスさんは?
ハンス・リー・ルメーア 64歳 レベル:23
天職:領主
体力: 3600/3600
魔力: 200/200
攻撃力: 50
防御力: 96
俊敏性: 53
【称号】
オルティーブ国国王の弟 ミールの領主
スキルがない。天職によってステータスが変わるのか、
「ん、どうしたんじゃ、ぼー、として」
「あ、いえ、なんでもありません」
鑑定に集中していた。ハンスさんが心配そうに見てる。
「そうか、実は拓也殿に話があるのじゃが」
「父上、その話は食事の後でよろしいかと」
「おお、そうじゃ、拓也殿、お主のために、たくさんの料理を準備している」
こちらに、といつの間にか、メイド長のキアラさんがきていた。いついたんだ?
「今、さっきです」
キアラさんが人の心も読んでいるように、言ってくる。
「そうですか」
長く、広い、廊下を歩く、見かけるメイドさんは、僕たちを見るたび、軽くお辞儀をして、自分の持ち場に戻っていった。
「どうぞ、お入りください」
どうやら、ここが、食堂らしい、明るく照らすランプが眩しい。
長いテーブルに何個か椅子が、隅の方にはアリスが座ってこちらに手を降っている。横にいるのは、アリスのお母さんか、手を降っているアリスに注意をしている。
「拓也殿も席に座ってくれ、すぐに、料理を持ってこさせよう」
ハンスさんに言われ、僕は、アリスの正面の席に座った。




