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第55話:念願のパーティハウス…だよねこれ?掃除します。

ビックリハウス!

新天地に着いたカスミ達は早々と共同ハウスを視察する。


「アムロスさん。まだ決まってなかったんですか?家。」


「悪いな~忙しくてな。ばっちゃんに言えばほとんど解決だ。ハッハッハッ!」


笑って誤魔化すの?…まぁ念願のパーティハウスが貰えるんだ。僕の中で忘れよう。


「おっ!見えたぞ。あの家がそうだ!」


アムロスが目的の家を指を指した。

この時カスミは間違いであってほしいと切に願いながら視線にそびえ立つ家…否!あれはまさしく…


「えーと何々、この家はとある建築家が王宮で無理難題な質問を王様に言われ発想の転換と閃きにより見事に成功した事を忘れない為に造った家である。建築家:シランプス 家名:シランプスの…」


「卵ですよね?」


「よくわかったな!シランプスの卵だ。」


いやいや見たらわかるよ!他の家はヨーロピアン風な家なのに…なんだこの家!?馬鹿デカイ恐竜が産んだ卵なのか!?それにコ○ンブスだし、海を航海して新大陸を発見した人なんだけど!造った本人は知らんぷり(・・・・・・)して消えたと…。


他の家とは圧倒的に存在感を示す場違いな卵型の家。


「アムロスさん…どうやら僕が思っていた家と違うので他の家を探しま、痛っ!」


アムロスはカスミに以前受付で見たことがある「血の一滴採取針」をカスミの指に刺した。そして用紙に垂らすとピカリと光ると消えた。


「これがこの家の契約書もしくは物件権利書だ。これでこの家はお前達の家だ。ハッハッハッ!」


カスミはその場に崩れた。嘘だろ!!

勝手に契約が完了された!!!


「あっ、物件の売買契約は10年住まないと出来ないから気よつけろよ。俺は仕事があるから!またな。」


「こんな目立つ卵なんて嫌だ~~!!!」


白一色に悠然と立つ卵型の家で悲しい叫びが響いた。




カスミはパーティ達と合流して新しく決まった新居に向かった。


終始にこやかな表情が家を見たときに困惑な表情に変わる。


「…たまごです」


「マ、マスターは斬新ですね…」


「師匠のセンスがわから…いえ!なんでも…」


「随分と簡素な家よ。」


「ププニ!たまご!」


ち、違うだ!僕はギルマスの悪手にかかって…冷たい眼でこっち見ないで~!

僕だって本当はこんなエッグハウスなんて住みたかないよ!だけど…決まっちゃたんだよ…。


「まずは中を見てみませんと。」


ポールの言葉に助けられ中を確認する。すると思っていたよりホコリがあちこちに広がる。


「買い手がいなかったからかなり放置されているな。」


しかし1階フロアはかなり広い造りになっていた。20人呼んでも余裕のスペース。前に住んでいた人の家具が置かれている。

ソファーに机に談話室にキッチンルームに各部屋の扉が4つ…バーカウンターまで常備されている。ん?地下室も!?以外に充実している。


「2階はどうなってる?」


2階に上がるとこれまた広いリビングがあった。しかも暖炉まで…って意外な高級物件!?


「ふわ~広いです。」


「部屋が仰山あって迷ってまうわ。」


「あの執務室はいい作りだ。我に相応しい。」


するとチーンと音がした。見たらポールがそこにいた…ってエレベーターもあんの!?ってか異世界にエレベーター!?


「これは驚きました!キッチンルームにあった扉に入ったら2階に…。」


「フム、雷と風の魔力を感じる…成る程こういう使い方もあるか…おもしろい!」


「それとミラージュ、キッチンルームに置き手紙があったのですが…見たことがない字で…。」


「ン~…我にも分からん文字だ。」


カスミが置き手紙を覗くと日本語と漢字で書かれた物だった。


「なっ!ちょっと見せて!」


「マスター、読めるのですか?」


「この文字は以前(・・)僕がいた字だよ。何々~。」




拝啓 吉野 霞 様へ


友人の君に相応しい家をプレゼントしました。

考えが丸い君にたまごの様な艶々した家で余生を過ごして頂ければ幸いです。

本当はスクランブルエッグを作った時に閃いた考えなのです。

異世界の建築家にそこにたまごの家を造るように夢の中でお願いして君が来たら造り終わってる様にしました。

是非活用してください。

あなたの友人は天にあり!


by全知全能の神より





ってコラ!チャラ神!これは貴様の仕業か!未来予知的な事してワケわかんない家造りやがって!

スクランブルエッグだぁ!?

次に会うときは神罰を食らわしてやる!

カスミ流百裂拳×100回だ!

スクランブルエッグ以上に叩き散らしてやる!


「…ここの造った人の手紙だよ。」


「成る程。去るときの礼儀なのでしょうか…」


内面の怒りを抑えつつかいつまんで話すカスミ。


「しかしこの様な文字を読めるとは…主はもしや神人(カミト)なのでは?」


「神人?」


「我ら物質族には他の星から神が連れてきた人の事を言う空想上の人族です。人族より詳しいのは長きに渡って神人との交流があったために人族とも交流が盛んだったと我が日記に記されています。」


「わたくしももしや古い日記に書いていたかも知れません。物質族は長命ですから。」


成る程。神様候補達やチャラ神が色々こっちに引き抜いて転生させていたのか。この二人には話してもいいか。


「その神人や異人だったかな、あながち間違いじゃないよ。」


「それは何故です?」


「それは―――――」



「いやや~~~!!!」


「ん?なんだ?」「この声は…」「ミミリー!」


三人は一番上の3階に向かった。するとミミリーが気を失って倒れていた。すぐ近くにはサンタユリアがミミリーを支えていた。


「カスミさん!出たです!」


何だか妙に鼻息が荒い…どうしたの?


「…ユリア。何が出たんだ?」


「昆虫型モンスターで多種族に嫌われている…黒チョロです!」


黒…チョロ?何ですかそのチョコみたいなお菓子の名前は?

いや!待てよ…黒くて…チョロチョロしている…虫…はっ!


「まさか!いるのか!」


「マスター。何か心当たりでも?」


「そいつは以前いた場所でも嫌われていた。暗い場所やジメジメした場所にいて汚い食べ物を食し生きる昆虫。生命力の高さは計り知れない奴だ。そいつの名前は!」


近くでプーニンがチョロチョロした黒い生き物を追っかけていた。


(ゴキブリ)だ。」


この異世界にもいるのかよ!Gよ!


こうして掃除をする前にGの駆逐作戦が決行された。タイトルを裏切るGの発見はカスミにとっては無視できない事らしい。








次回:全パーティ出動!Gとの家内戦争勃発!

予告:はい。神…様です!カスミちゃんにボクからの熱いメッセージを届けたんだ~。たまごの家って…ウケる(笑)

次回もよろしくね。

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