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第27話:あんたは強かったよ。報酬がたくさんです!

キングクジラは漢でした。

キングクジラとの戦闘で手加減を少し解除したカスミ。


「余の全力で貴様を葬る!水散濃霧(ミストファントム)。」


キングクジラの口から霧状の水を周辺に撒き散らす。すると次第に辺りが眼に見えない程に濃い霧となった。


「詰めが甘いな。僕が巨体のあんたを捉えられないと?」


カスミが周囲を見渡すとうっすらと黒い影がある。そこに走って黒い影を攻撃する。


すると影は消え、真横からキングクジラがカスミに向かって放たれた拳を当てた。


()えた死ね!ぬっ!これは!?」


拳の当てたカスミは霞の様に消えていった。


「言ったよね。詰めが甘いってさ!疾風正拳突き!」


キングクジラの腹部の近くでカスミを捉えたが強烈な衝撃を抑えきれず反転しながら濃霧の外に弾き飛ばされた。


キングクジラも血を吐きながらカスミを見る。

(余が地面に伏すなど…あやつは本当に人族なのか!?それにこの力!海神様以上の力を感じる…。)


カスミがキングクジラの前に止まり話す。


「今逃げるなら見逃してもいいよ。海の王様。」


キングクジラが我が身を疑う言葉がカスミの口から話された。


「逃げる…だと!余が逃げれば海魔族の名折れ!確かに貴様は強いがまだ余は終わってわ…おらん!」


身体を震わせながらカスミの前に立ち上がるキングクジラ。


「…やっぱりあんたは強いな。キングクジラだったな。いずれは強い奴にやられるなら…本望だろ?違うか?」


「本望か…。だが貴様も同じ事!余の技で散るがよい!」


キングクジラが胸いっぱいに膨らませて

大豪瀑布(アクアボム)!ブババーーーン!!!」


カスミは脚に力を入れてキングクジラより高くジャンプした。

キングクジラも上に避けたカスミに向かって拳を振り上げた。


「昇龍掌手波!はっ!」


「ボエーーーー!!!!」


キングクジラの渾身の一撃はカスミの掌手に弾かれ、キングクジラの頭上に命中した。


キングクジラは前のめりで砂場に倒れた。


「ボェ…余が、負けるとは…。本望か…。」


カスミは近寄りキングクジラに話す。


「海神ってのはあんたより強いらしいな。会う事が会ったら伝えてやるけど。」


「人族…風情…が、貴様に…言ってやる。先に…待つと…」


キングクジラは光の粒子となり消えていった。代わりにドカドカとアイテムや素材が現れた。


ん~こう言う所がなんかゲームぽい感じだな。しかし…。


「疲れた~。アイツ以外に強かった~。」


その場に寝転ぶカスミ。するとポールが現れた。


「マスター。お疲れ様でした。見事な戦いをこのポールは…忘れません。」


何はともあれ最初に依頼された素材以上が手に入ったんだ。

満足、満足。あれ?何か忘れてるような…。


「うぅ~痛たた、カスミ!無事か?アイツはどこかに行きやがったか…なっ!この宝の山は!?」


「先程、マスターが退治なされました。そのアイテムや素材の様です。」


ゼフだけではなく鉄筋野郎達一同驚いてカスミを見る。


や、やめて!僕を見ないで!恥ずかしいだろ。


「海の…王者を倒したのか?カスミ。お前ぇ本当に人族か?」


人外発言はやめるのだー。僕は人族なのだー。


すると先程忘れていた…何かを…間違ったBGMにより思い出された。


「タタタッタッタ タ タターン。レベルが上がりました。」


だからそのBGMはとあるファンタジーゲームの敵を倒した時…はっ!

しまった!こんなボスキャラ倒せば分かるはずだった!


「タタタッタッタ タ タターン。レベル上がりました。」


綺麗な砂浜にカスミだけ分かるBGMがなるのでした。

次回:新たなる称号…やめろ!もういらないの!無事に依頼完了しました。

予告:あっち向いてこっち向いてはい!神でぇーす。カスミちゃんもー化け物過ぎ~。面白いよね~プププッ!

次回もよろしくね。

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