第18話:町の人達は同じ顔で溢れていました。タイムリミットってあるの?
同じ顔がいっぱいだ~。
門に待機するカスミ。
今回の依頼は少し特殊の為、アムロスが依頼主に許可を貰う必要がある。OKが出ると依頼書が光るらしくそこからスタートと言われた。
同じ依頼を受けた3人が話しかけてきた。
「本当依頼受けるなんてなぁ。」
「まっ、頑張ろうやぁ。」
「後、賭けを忘れんなよ。」
正直あまり名前も覚えたくないが一応聞いておくか。
「お互い頑張りましょう。先輩方の名前は?」
すると待ってました!とポージングを取る。
「「「俺たちバスタブ3人衆の」」」
「ロップ!」、「ショップ!」、「バレルン!」
…んっ?なんか聞いた事ある名前だな。某アニメ映画のガイコツ主人公の敵ボスの配下に似たような名前が…まっ、いっか。
話してる内に依頼書が光出した。依頼スタートだ!
「「「行くぞ!」」」
ダッシュで走って行く。元気ハツラツの子供の様に。
「さて、行くか。」
3人衆が走って行くくらいだから遠くはないのだろ。歩いて行くとわりとすぐに追いついた。ってモンスターと戦闘中か?
「ショップ、バレルン!俺を置いて先に向かえ!なーにすぐに追いついてやるさ。実はな、この依頼終わったらあの人に告白してみようと考えてんだ…。だから先に行って待ってろ。俺は大丈夫だから…な?」
「ロップ!あんた…バレルン。行くよ!」
「ショップ!置いて行くのか!ロップ!一緒に逃げよう。」
「バレルン。逃げたところでまたコイツらと戦闘だ。バレルン…向こうで会おう。」
って何初っぱなから死亡フラグ作ってんだよ!後ろから見た限り弱そうなモンスターだよ!?
えっ!コイツらってそんなに弱いの!?
なんで依頼受けたんだ?ノリか!?勢いか!?
…見なかった事しよう。依頼主からは僕から「尊い犠牲を払いました。」と言っておこう。
戦闘中(3人衆)を見事にスルーして向かうカスミであった。
モンスターの襲撃を撃破し続け、町らしき風景が広がってきた。
「あれが…ソツクリの町か。まさか…あれ?入り口付近で話してる二人…確か行く前、似顔絵の紙を貰ったな…って二人!?」
驚きがカスミを襲った。髪型、服装、帽子、色合いに挙げ句に身長まで一緒の男達が会話していた。
なっ、何!?そっくり過ぎるだろ!
…はっ!そうか!この人達は双子なんだよ。うんうん納得。
しかしカスミにとっては納得を崩壊する光景が広がる。
町に入ると…入り口で見たそっくりな二人同様、ほんの少し違うだけの町の人達が賑わっていた。
ホ、ホゲェェェエエエエ!!!!なっ、なんじゃーこりゃ!そっくりさんで溢れてる!?
こんなそっくりな町で奴隷商人を探せって無理だろ!タイムリミットは!?…明日の朝までだと!
…もう僕は疲れたよ。パ○ラッシュ…いないけど。
すると間違ったBGMが頭に鳴り響く。
「タタタッタッタッターン。スキル〈的確ソナー〉を覚えました。」
「はっ?的確ソナー?」
的確ソナー:人物や対象物の特徴を頭に浮かべると的確に見分けるスキル。更に一度見た対象はマーキングがかかる。
おおおお!!僕はスキルに救われたよ!パ○ラッシュ。
相手は確か奴隷商人だから…よし!奴隷商人!
すると町の人達の頭上に白色で「NO!」のアルファベットが表示されている。
なるほど。こうやって調べるのか、ってアルファベット?まっ、まあ分かりやすいからいいか。
町中を歩いていると横道に入ろうとする男の頭上に「HIT!」と表示されているのを発見。
ってそこは「YES!」の表示でも大丈夫だろ。でもいい仕事してますよ!ソナー。
カスミは後ろから跡を追って行く。似顔絵の顔で唯一ポイントがある。右目の下にホクロがある。がこいつにはないな…だが奴隷商人なんだし、仲間の一人かも知れない。ヤバい…探偵ぽいな!テンションが上がってきた。
すると男はある建物に入った。「バー カクレンボ」…っておい!すごい名前だな。カクレンボって見つけて下さいって言ってるもんだよ!店長のこだわりかな。
カスミは入らずに様子をうかがっているとバーから5、6人の野郎達が出てきた。見事に全員頭上に「HIT!」と表示する。
その中の一人には赤文字で表示されていた。
右目の下にホクロ…ビンゴですよ!流石ソナーちゃん優秀だよ。
これって一網打尽にしたら2ランクアップにするかも。ん~しかし目立つからな~。
ランクアップは捨てがたいが…悩む、悩むよカスミ!仕方ない。依頼だから「同じ顔だからついでに捕縛しました。」でいこう。よし!
こうしてカスミは相手の捕縛を決意したのであった。って依頼だからね。
余談だが入り口近くで騒ぐ3人組がいると噂が聴こえてきた。
おぉ。死亡フラグを乗り越えたの!?ビックリだね。
次回:一網打尽にします。奴隷を解放したのですが…。
予告:YES!神でぇーす。カスミちゃんのラッキーには神もビックリだよ~。まさに化け物だね(笑)
次回もよろしくね。




